カフェと喫茶店の違いって何?定義や歴史を紹介しながら徹底解説!

豆知識

突然ですが、皆さんはカフェと喫茶店の違いは分かりますか?

最近ではインスタ映えのかわいらしいおしゃれなカフェや喫茶店も多く、「カフェ巡り」「喫茶店巡り」などと言っていろいろなカフェや喫茶店に行く人もいますよね。

イメージとしては喫茶店はレトロなイメージ、カフェは現代的なおしゃれなイメージがある人もいるのではないでしょうか。

実は、カフェと喫茶店には明確な違いがあるんですよ。

そこで、この記事ではカフェと喫茶店の違いについて、どこが違うのかを詳しく調べていきましょう。

カフェと喫茶店の違い~営業許可の違い~

カフェと喫茶店の大きな違いの一つとして法律による違いが挙げられます。

カフェは飲食店営業許可を得なければならず、喫茶店は喫茶店営業許可を得なければなりません。

取得するのに難しいのは飲食店営業許可です。

飲食店営業許可と喫茶店営業許可の違いとしては、主にアルコールの提供の可否と調理法の違いが挙げられます。

飲食店営業許可はアルコール提供ができるのに対して、喫茶店営業許可はアルコールの提供が認められていません。

喫茶店の中にはアルコールが提供されている店舗も見られますが、そのようなお店は、喫茶店を名乗っていても飲食店営業許可を取得しているお店です。

また、可能な調理方法も異なってきます。

喫茶店営業許可で可能な調理は、加熱調理などの単純なもののみとなっています。

そのため、喫茶店のメニューではトーストなどの軽食や、ケーキのような菓子類が多く見られますね。

一方で飲食店営業許可は、加熱調理以外にも認められているため非常に幅広い飲食物の提供が可能です。

カフェでは、パスタやオムライスなどの豊富なメニューがそろっていますね。

また、飲食物だけでなく設備用件も異なってきます。

<喫茶店営業許可を取得したお店が必要な設備>

  • 店内が清潔かつ衛生的
  • 吸水と汚水処理が分かれている

この2つがしっかりとできていれば営業することが可能です。

<飲食店営業許可を取得したお店が必要な設備>

喫茶店営業に必要な条件に加えて

  • 冷蔵設備
  • 洗浄設備
  • 給湯設備
  • 客席
  • 客用トイレ

などの用件が加わってきます。

営業許可って何?

喫茶店、レストランや居酒屋などの飲食店を営業しようとする人やお菓子などを作って売ろうとする人は、保健所長の許可を受けなければなりません。

許可の種類は、飲食店営業や菓子製造業のほか、食肉販売業、魚介販売業など34業種に分かれており、それぞれ施設基準が定められています。

また、営業許可を取得するためには定められた用件を満たしていなければなりません。

営業許可を取得するための用件は

  1. 施設ごとに食品衛生責任者を配置する
  2. 営業施設・設備の基準を満たす

上記の2つです。

食品衛生責任者とは、

食品を扱う店舗において、食品の衛生管理を行う責任者のことです。

飲食物を提供するお店は、食品衛生責任者を置き、保健所に届け出をしなければなりません。

食品衛生責任者は、飲食店の管理が法令に反しないように管理する役割を果たしています。

また、一人の食品衛生者がその職務を務められるのは一店舗のみとなっています。

食品衛生者の資格は、以下の人が取得することができます。

  • 栄養士、調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者、と畜場法に規定する衛生管理責任者もしくは作業衛生責任者、船舶料理士、食品衛生管理者の有資格者
  • 保健所所長が実施する食品衛生責任者になるための講習会または知事の指定した講習会の受講修了者

もし、上記の資格を持っていない人は「食品衛生責任者養成講習会」を受講することで資格を取得することができます。

営業許可取得の流れ

飲食店の営業許可を得るまでの流れはどのようなものなのか、流れを簡単に説明していきます。

  1. 保健所に相談する
  2. 営業許可の申請を行う
  3. 施設検査日程などの調整
  4. 保健所の施設検査
  5. 営業許可書が交付される
  6. 営業開始

保健所からの検査もありますので、安心して営業できるシステムが整っています。

お客さんも安心して飲食店でお食事ができますね。

カフェと喫茶店の歴史

皆さんは、カフェと喫茶店それぞれにどんなイメージを持っていますか?

カフェのほうが近代的で喫茶店はレトロなイメージがありますよね。

したがって、喫茶店のほうが歴史が長いと思われるのではないでしょうか。

しかし、実はカフェのほうが歴史が長いのですよ。

そこで、カフェと喫茶店の歴史についてそれぞれ詳しく調べていきましょう。

カフェの歴史

カフェの起源はフランスとイタリアの2つの国にあります。

始まりは1686年で、場所はフランス。

イタリア・フィレンツェ出身者がカフェ・ド・プロコープというお店を開きました。

フランスはそれ以前にも、コーヒーを提供するお店はあったものの、文化に合わずなかなか浸透することがありませんでした。

そのためフランスの市民に認めてもらえるよう高級感を重視したコンセプトでお店を開いたのです。

すると瞬く間に広まり、コーヒー文化もみるみるうちに受け入れられるようになりました。

その後は、たくさんの文化人が集まる、サロンのような役割を持つような社交の場として人々に浸透していったのです。

その後もさまざまな文化が根付いていきました。

もともと、アラビアで始まった「コーヒーを飲む」という文化ですが、ヨーロッパに伝わると焙煎やドリップなど、まったく別の飲み方が考案されるようになり、そこからカフェ文化も広がることとなります。

カフェには芸術家や詩人、作家が集まって交流する場として定着しました。

当時のカフェには個室も準備されていたそうですよ。

カフェは、ずっと昔から今と同じように多くの人がコーヒーを楽しみ、会話を楽しむ場所だったのですね。

イギリスとイタリアのカフェ

イギリスとイタリアでもカフェはできましたが、イギリスではほどなくしてパブへと変わり、イタリアではバールへと変わりました。

パブは、どちらかというと、お酒のイメージが強いですが、バールはエスプレッソなどのコーヒーを楽しむイタリア式のカフェとなっています。

バールではコーヒー以外にも、軽食や軽いアルコールを飲むこともできるカフェとバーの中間のようなお店です。

日本のカフェ文化の歴史

日本で最初のカフェは、東京・上野の可否茶館です。

可否茶館はなかなかうまくいかずに4年で閉店することになってしまいましたが、可否茶館が開業した、4月13日は今でも喫茶の日となっていますよ。

その後は西洋文化が一気に流れ込んで、その中でカフェの文化も日本で浸透していきました。

様々なカフェや喫茶店がオープンして、ヨーロッパと同じように、文化人の交流の場所となっていったのです。

ですが、そのカフェ文化も第二次世界大戦で、ぜいたく品として一度は撤退していまいます。

しかし、戦後になると再びカフェがにぎわうようになり少しずつ変化をしながら、現在のカフェへと繋がっていったのです。

喫茶店の歴史

1925年(大正14年)頃には、関東大震災の復興に伴いカフェが急増し、同時にお店の特徴と呼ばれ方も二分化していくようになりました。

お客さんの話し相手になる女給のサービスやアルコールを提供するカフェの中には徐々にバーやキャバレーのような形態となるお店も登場しました。

1929年には取締令が発布され、その影響でカフェは激減し、それとは反対にコーヒーや軽食を提供するお店は「喫茶店」または「純喫茶」と呼ばれ急増することとなりました。

このように、盛り上がった喫茶文化の影響で、1937年(昭和12年)には、コーヒー豆の輸入量もピークを迎えるものの、その翌年には、戦時体制が引かれ輸入規制が始まってしまいます。

第二次世界大戦が終結し、輸入が再開された1950年(昭和25年)以降には、再び庶民がコーヒーを求めて喫茶店に通うようになります。

戦後の混乱も徐々に落ち着いたこのころから、オーナーの趣味が強く反映された喫茶店が増え、「音楽喫茶」「マンガ喫茶」など、独自の喫茶文化が発展していったのです。

このように、「喫茶店」とは人々と交流し、趣味を共有する場所として栄えてきました。

しかし、自宅で淹れられるコーヒー器具や音楽機器などが安価に手に入る時代になってからは、人々は喫茶店にまた別の役割を求めるようになります。

その要望に応えるべく、1980年(昭和55年)にドドールコーヒーショップ1号店が原宿にオープンしました。

安価で手軽にコーヒーブレイクを楽しめるセルフスタイルは忙しい日々を送る現代人の支持を集め、その後もチェーン店を増やし現在に至ります。

そこから、追い打ちをかけるように外資系チェーン店の参入、2000年(平成12年)頃のカフェブームから始まったさらなるカフェの多用化が進みました。

現在日本では、もともとの意味の喫茶店は少なくなりつつありますが、昔から変わらずに地域の人々に愛されて、交流の場所としての役割を果たしている喫茶店は今でも確かに存在していますよ。

ところで、さっき喫茶店と純喫茶という言葉が出てきたけどこの2つにも違いはあるのかなぁ?

そうだね。喫茶店と純喫茶の違いも気になるところだね。さっそく調べてみようか!

喫茶店と純喫茶の違いって何?

喫茶店と純喫茶の違いの線引きは文字通り「純粋」な喫茶店かどうかです。

わざわざ「喫茶店」と「純喫茶に」分かれている理由には、喫茶店が普及した歴史的背景と営業実態にあります。

「カフェ」という外国語が日本に定着する前、喫茶店では過激なサービスを行うお店もありました。

コーヒーが日本全国に広まって、ハイカラな男女が足を運ぶようになった大正時代から昭和初期にかけての喫茶店は、お酒の提供もあったり、女性の定員が過激なサービスを行うお店も多かったようです。

単なる「喫茶店」と呼ぶのにはふさわしくないようなお店が増えてしまいました。

その一方で、コーヒーや軽食だけを純粋に楽しめるお店を「純喫茶」と呼び、差別化しました。

これが純喫茶の始まりとなったのです。

現在の純喫茶もそのスタイルを崩していません。

純喫茶を名乗るお店は大正ロマンや昭和レトロなどの「古き良きヴィンテージ感」を味わえる喫茶店であることが多いですよね。

まとめ

  • カフェと喫茶店の大きな違いは営業許可の違いにある
  • カフェは飲食店営業許可を取得しなければならずアルコールや様々な料理を提供できる
  • 喫茶店は喫茶店営業許可を取得する必要があり、コーヒーやケーキなどの簡単な菓子類などを提供することが多い
  • 歴史的にはカフェのほうが古くからあり、次第に日本にも広まっていった
  • 喫茶店と純喫茶の違いは当時は「純粋」な喫茶店かどうかという線引きで決まっていた

カフェと喫茶店の違いはこんなにも明確な違いがあったんですね。

ただ、喫茶店と名乗るお店でも飲食店営業許可を取得しており、豊富な食事メニューがそろっていたり、アルコールを提供するお店もありますよ。

今や、喫茶店のほうがレトロで古いイメージがありますが、実はカフェのほうが歴史が長いのですよ。

これからは歴史を感じながらカフェや喫茶店でコーヒータイムを楽しみたいですね。

この記事を書いた人

甘いものが大好きです。お家で動画を見ながらまったりと甘いスイーツを食べるのが幸せな時間です。スタバなどのカフェでコーヒーを飲みながら優雅に本を読むのも大好きです。

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