3時のおやつの定番の一つ、甘~いチョコレートですが、ケーキやクッキーなどと比べて『賞味期限』を気にすることって少ないですよね。
賞味期限が切れているチョコレートでもそんなに見た目も味も変わらないし…(体験談)チョコレートって腐るんでしょうか?
今回はチョコレートが腐るのか、劣化したらどうなるのかなど調査しました!
劣化してしまったチョコレートの復活術も紹介するので、是非チェックしてみてください♪
チョコレートは腐るのか?
チョコレートは腐ることはありません!(一部を除いて)
食品が腐るのは、水分が含まれている場合にのみ発生しますので、水分がほぼゼロのチョコレートが腐ることはありません。
しかし、チョコレートに生クリームが入っていたり、フルーツやナッツなど水分を含んだものが混ざっていると、腐る可能性がありますので注意が必要です⚠
賞味期限切れのチョコレートは食べても大丈夫?
ミルクや生クリームなどが混ざっていないチョコレートなら、問題ないでしょう。
私も賞味期限を半年過ぎてしまったチョコレートを食べたことがありますが、健康には支障なかったです♪
しかし!保存状態にもよるので、賞味期限切れたチョコレートを食べるのは『自己責任』でお願いしますね。
長持ちしないチョコレートもある?
バレンタインデーなどで、手作りチョコをあげたり貰ったりした経験がある人も多いと思います。
手作りのチョコレートは、制作の過程で水分を含んでしまうことが多いため、貰ったら1~2日で食べきってしまうのをおすすめします。
作った生チョコやトリュフなどは、傷みやすいため常温ではなく冷蔵庫で保管しましょう。
チョコレートは腐らないけれど劣化する
チョコレートは常温保存のイメージが強いですが、常温で保存しておくと外気温によっては賞味期限にかかわらず劣化してしまう可能性があります。
表面が白くなる(ファットブルーム)
ポッキー、チョコめっちゃ劣化しててヤバい(笑)
— Dr.抹茶 (@Nao0421ri) February 27, 2022
味はまぁ普通かな。少し苦め? pic.twitter.com/6gnY179zSM
チョコレートが劣化すると、見た目が白くなりボソボソした食感になります。
味も薄くなってしまったり苦かったりと、チョコレートと全く別物となってしまいます涙。
見た目が白くなっても、風味は落ちますが食べても問題ありません♪
チョコレートの表面の白いものは、脂肪分が分離して浮き出て固まったもの(ファットブルーム)なので、食べても大丈夫です。
しかし、分離した時点でチョコレートの風味が損なわれてしまうため、本来の味は楽しめません…残念( ;∀;)
カビが生える
これは意味わからんやろ笑
— りゅうじ (@Y_Ryuji_0906) March 2, 2016
今日お土産に買ったチョコカビ生えてたで笑
マイクロネシアモール?のスーパーで買った人、気をつけや笑 pic.twitter.com/z2SDH17Xqw
白くなっている状態とは違い、チョコレートにふわふわしたものがついていたり、緑や赤に変色している場合は『カビ』が生えてしまっている可能性が高いです。
カビが生えたチョコレートは、勿体ないですが食べることはできないので廃棄しましょう!
もし食べてしまうと腹痛や嘔吐、下痢の症状や、ひどくなると食中毒になってしまう可能性があります。
さらにカビには『発がん性』もあり、百害あって一利なしなので食べるのはやめましょうね!
生チョコや手作りチョコは要注意!
賞味期限4日過ぎてる生チョコを「賞味期限だし!!!大丈夫大丈夫!!」と思ってバクバク食べてたら、2時間後無事、腹痛で死にました✌️
— 惑星おぶおぶ (@obuobu__reality) January 10, 2023
皆、賞味期限を侮るなよ!
#REALITYイラスト部
#イラスト pic.twitter.com/IdgRa7QB7F
私の作った生チョコ苺大福から腹痛を訴える者が出たのでこれからは滅菌手袋使ってやろうかと pic.twitter.com/p9Fl8zPcS9
— 春休みよ永遠に続け (@htmbump) February 15, 2015
市販の生チョコやトリュフは、使っている生クリームやミルクが腐ってしまう可能性があり、悪くなっているかどうかは見た目でわからないことが多いです。
そのため、賞味期限から1日以上経過したチョコレートは食べないほうが良いでしょう。
バレンタインなどで簡単な生チョコを作る人も多いですが、作る前に綺麗に手を洗ったとしても、作る環境や道具が滅菌されている訳ではないので、腹痛を起こす可能性があります。
ノロウイルスも流行する時期なので、生チョコを作るときは消毒など衛生面を気を付けましょう。
チョコレートの保存方法
チョコレートは温度変化に繊細で、急激に温度が変化するとファットブルームなどが起き、風味が落ちてしまいます。
かといって、冷蔵庫に入れると温度変化で風味を損なう可能性があり、あまりお勧めできません。
なるべく風味を損なわずに、チョコレートを長期的に保管する最適な場所は冷蔵庫の『野菜室』になります。
野菜室は冷蔵室にくらべて少々温度が高めに設定してあるので、チャック付きの密閉できる容器に入れて保管するのが良いでしょう。
白くなったチョコレートの復活術!
チョコレートの表面が白くなってしまった!
そんな時はチョコレートとして食べるのをあきらめて、カレーやクッキーなど料理の調味料として使っても良いですが、元の姿に復活させることもできます!
ただ、元の風味が完全に戻るわけではないので、白くなってしまったチョコレートを美味しく食べれる方法だと認識していただけると嬉しいです。
白くなったチョコレートは、テンパリングで美味しくなりますよ!
テンパリングとは、湯せんなどでチョコレートの温度を調節して、カカオバターの結晶型を安定させることです。
結晶型を安定させると、見栄えを良く滑らかな口どけのチョコレートにすることが出来ます。
テンパリングの方法
▶水冷法によるスイートチョコレートのテンパリングの方法について
※作業台、使う道具、手などに水気がついてないように、ふき取って乾燥させておく。
※湯煎(約70℃)と冷水(約15℃)を用意しておく。
- ①を湯煎にあてチョコレートを溶かしゴムベラで混ぜながら50~55℃まで温度を上げる
- ②を冷水にあてゴムベラで混ぜながら27~29℃まで温度を下げる
- ③を湯煎にサッとあて31~33℃まで温度を上げる
- パレットナイフの先に少しチョコレートをつけ常温に置ききれいに固まったらテンパリング成功です(#^^#)
- ⑤はそのまま置いておくとボウルの淵からチョコレートが冷え固まってしまうので33℃のお湯につけ保温しておく
温度の管理のために温度計があるとより成功しやすいですね。
こちらは湯せんする方法ですが、電子レンジを使ったテンパリングの方法もありますので、お好きな方法で挑戦してみてください。
まとめ
チョコレートは腐ることはありませんが、温度の変化で劣化することがわかりました。
チョコレートの種類別賞味期限
- 市販の板チョコレートなど 半年~1年
- トリュフや生チョコレート 賞味期限からおよそ1日
- 手作りチョコレート 1~2日
ミルクや生クリーム、ナッツやフルーツ類が混ざっているものは、それらが腐ってしまう可能性があるので、保管場所も気を付けましょう。
生クリームを使っているものや手作りのチョコレートは、常温だと傷みやすいので冷蔵で保管がおすすめです。
市販のチョコレートを長期保存する場合は、ファットブルームしないように密閉できる容器に入れて、冷蔵庫の野菜室に保存するのが良いですよ。
この記事を参考に、安全で美味しいチョコレートライフを楽しんでいただけたら幸いです。