リング状の可愛い形をした『ベーグルとドーナツ』。
この二つ、薄目で見るとみためそっくりなんですよね!
名前が違うだけで、同じようなものなんじゃないの~?と実は私も思っていたのですが…
いやいや!全然違うから!!別ものだからー!!
はたして一体どこがどう違うのかを調べてみました♪
この記事を読めば、ベーグルとドーナツが似てるよね~同じじゃ~んとは言えなくなる筈!
是非最後までお付き合い下さい。
ズバリ!ベーグルとドーナツの違いはここ!
明確な違いは、【ベーグル=パン、ドーナツ=お菓子】です。
そして作り方の違いは、【茹でて焼くか、油で揚げるか】です。
作り方の違い
名前 | ベーグル | ドーナツ |
材料 | 強力粉 砂糖 塩 水 ドライイースト | 小麦粉 砂糖 バター 水 卵 |
元になる食べ物 | ポーランドのパン「オブヴァジャネック」 | オランダのお菓子「オリーボーレン」 |
工程 | 生地を棒状に伸ばし、リング状に成形し発酵。 茹でてからオーブンで焼く。 | 生地を成形し、油で揚げる。 |
食感 | 表面は普通のパンより硬く、 中がもちっとしている。 | ふわふわだったりサクサクと堅かったりする。 |
食べ方 | 横にスライスして、サラダや玉ねぎベーコンなどをサンドして 主食として食べる。 | 生クリームやチョコレートなどを中に挟み込んだり付けたりしておやつとして食べる。 |
形が似ているだけで、作る工程は90%別物ですね~。
ではそもそも両者なぜ同じ形をしているのでしょう?
なぜ同じ形なの?
ベーグルとドーナツが同じと思われるのは、見た目がよく似ているからです。
では何故同じリング状なのでしょうか?
ベーグルの起源、『オブヴァジャネック』はベーグルより少し大きめなリング状をしていますが、ドーナツの起源、『オリーボーレン』はリングではなく、サーターアンダーギーの様なごつごつした丸い形状です。
ドーナツがボール状からリング状になった理由
所説ありますが一番有力な説をご紹介しますと、リングドーナツの産みの親であるアメリカのハンソン・グレゴリーが母親の作ったドーナツが生焼けだったため、火通りを良くする目的で穴をあけることを考えたとされています。
他にも、ハンソン・グレゴリーは船乗りだった為、持ちやすいようにリング状にしたともいわれています。
オブヴァジャネックがリング状なのも、火の通りを良くする目的のようなので、ベーグルとドーナツは作り手の試行錯誤で奇跡的に同じ形に行きついた事になります。
両者がリング状なのは安全に美味しく食べれる為なのですね♪
ベーグルとドーナツ名前の由来
名前の由来【ベーグル】
「ベーグル」とはインディッシュ語(東欧のユダヤ人の間で話されていたドイツ語に近い言葉)で「円形のパン」を意味する 「bugel(バゲル)」 から来ているという説と、ドイツ語で「bügel(ビューゲル)」という乗馬で使用するあぶみの形を真似て作られたパンであるからという説があります。
名前の由来【ドーナツ】
ドーナツの原型であるオリーボーレンには、当時クルミがのっていて、「生地」という意味の「Dough(ドウ)」と、「木の実(クルミ)」という意味の「Nut(ナッツ)」がくっついて、生地で作った木の実「ドウナッツ(Doughnut)」と呼ばれるようになりました。
まとめ
ベーグルとドーナツ、形は似ていても比べると全く別物という事が分かりました。
特に違うのは、
この2つだと思います。
しかし近年、健康趣向からか油で揚げない【焼きドーナツ】も誕生していますので、将来境目があいまいになってくるかも…しれませんね。
最後まで読んでいただき、有難うございました!