多くの人が子どもの頃に親しんだであろうお菓子のひとつ「森永ラムネ」
今、そんな森永ラムネが大人に人気!
なんでも二日酔いに効くと話題?!
この記事では、
- 森永ラムネはなんで二日酔いに効くの?
- いつ食べれば効果的?
- 他のラムネでも同じ?
といった疑問を解決します!
森永ラムネが二日酔いに効くのはなぜ?
まずは、二日酔いについて解説していきますよ。
二日酔いとは?
「二日酔い」は旧約聖書にも書かれているほど、昔から酒飲みがかかえる問題のようです。
しかし、現在でも「二日酔い」について定義や診断基準は決まっていません。
症状としては、頭痛・胃腸症状・睡眠障害・感覚や認知の障害・うつ気分・自律神経症状などがあげられます。
二日酔いのメカニズムとは?
二日酔いは、お酒の飲みすぎが原因です。
考えられる要因はいくつかあげられますが、それらが「どのようにして二日酔いを引き起こしているのか」というメカニズムについては、医学的にもまだわかっていないことがほとんどです。
二日酔いのメカニズム(助長要因)の候補
1.軽度の離脱症状
2.ホルモン異常・脱水・低血糖・その他
3.酸塩基平衡のアンバランスや電解質の異常
4.炎症反応の亢進
5.睡眠や生体リズムの障害
6.アセトアルデヒドの蓄積
7.胃腸障害
8.メタノール
9.酒に含まれる不純物(congener)
10.その他
引用:厚生労働省e-ヘルスネット
また、要因はひとつだけではなく、いくつかの要因が複雑に合わさって二日酔いが引き起こされていると考えることが主流のようです。
なぜ森永ラムネが二日酔いに効くの?
「森永ラムネが二日酔いに効く理由」についてのポイントとなるのは、先に書いた要因の「2.ホルモン異常・脱水・低血糖・その他」に含まれている「低血糖」
「低血糖」とは、血液中のブドウ糖の濃度が低くなることです。
つまり、ブドウ糖を補給すれば、低血糖が改善されるわけです。
そこで、森永ラムネはパッケージにもあるようにブドウ糖が90%の割合で含まれています。
二日酔いの低血糖症状(ブドウ糖が足りなくなっている状態)に森永ラムネ(ブドウ糖)を食べることで効果を発揮するので、「森永ラムネを食べると二日酔いに効く」といわれているようです。
※医学的な詳しい解説は、医師によって書かれたこちらの記事がオススメです→自治医科大学附属病院救命救急センター教授コラム
いつ食べれば効果的?量は?
森永ラムネには、胃粘膜を保護する成分は入っていないので、二日酔い予防というよりは、お酒を飲んだ翌日の二日酔いを実感したときにはもちろん、お酒を飲んだ直後のシメでラーメンやスイーツが食べたくなっているときにも低血糖が疑われるので、シメでがっつり高カロリーなものを食べるよりもそのタイミングでラムネを食べた方がお肌や胃にやさしいと思います。
(筆者は30歳を過ぎてから、前の晩食べたものによって翌日胃もたれするようになったり、むくみがひどくでるようになったので、がっつり系のシメで翌朝後悔しがちな人には、お酒のシメに森永ラムネを特にオススメしたい!)
ちなみに、二日酔いに効果的なラムネの量は、明確に決まっているわけではありませんが、成人の1日のブドウ糖摂取量の目安は150gで、食事からもブドウ糖が摂取されることを考えると、3~10粒程度を目安にするといいようです。
ラムネならどれでも同じ?
「二日酔いに森永ラムネが効く!」といことで解説してきましたが、ここで気をつけたいのは他のラムネでも同様の効果があるとは限らないということ。
あくまでも二日酔いに効果があるのはブドウ糖です。
なので、ブドウ糖の量が少ないラムネでは効果はなくなってしまうのです。
まとめ
- 森永ラムネが二日酔いに効くのは、成分の90%がブドウ糖だから
- ブドウ糖が低血糖に効果的=森永ラムネが二日酔いに効果的
- 食べるタイミングはお酒を飲んだあと
- ブドウ糖の割合が少ないラムネでは効果はない
二日酔いの対策としては、あくまで十分な水分補給や休息やそもそも飲みすぎに気をつけることはもちろんですが、楽しい雰囲気や美味しいお酒についついお酒がすすんでしまうこともありますよね。
そんなときには、薬にプラスして森永ラムネを二日酔いのおともにどうぞ!
二日酔いで食事をとるのがつらい時もラムネなら食べやすい点もオススメです♪
きっとあなたのつらい体にラムネのやさしい甘さが沁みわたることでしょう。