シャトレーゼってどんな歴史がある店?
どうやってシャトレーゼは成功した?
シャトレーゼのおすすめ商品は?
日本全国で500店舗以上出店し、海外9カ国でも店舗を構えるシャトレーゼ。
誰もが知っている洋菓子店の歴史って、ふと気になりますよね。
この記事では、シャトレーゼの歴史をサクッとわかりやすく紹介します。
シャトレーゼの歴史には、意外な苦労の時期と成功の秘訣が隠れていました。
シャトレーゼの歴史と今を感じるおすすめのスイーツもご紹介しますよ。
この記事を読めば、いつも食べているシャトレーゼのお菓子が一段と美味しく感じるかもしれません!
シャトレーゼの歴史をサクッとわかりやすく紹介!
シャトレーゼ生みの親「甘太郎」
シャトレーゼの原点は、1954年山梨県甲府市でオープンした、今川焼風のお菓子を売る店「甘太郎」です。
砂糖が貴重品の時代に、砂糖と素材にこだわった焼き立てのお菓子を販売し、大人気となりました。
その後、創業者の兄が「大和アイス株式会社」を立ち上げ、アイスクリームの販売に乗り出します。
後に「甘太郎」と「大和アイス」は合併、そしてスタートしたのが「シャトレーゼ」です。
今川焼風のお菓子がシャトレーゼの発祥、とは意外ですね!
シャトレーゼ苦労の歴史
アイスクリームの販売伸び悩み
「大和アイス」としてアイスクリームを売っていた頃、大手企業との競争が厳しく、なかなかアイスの販売経路が拡大できませんでした。
そのため、大手にはできない商品の開発に乗り出します。
洋生菓子は当時手作りが基本で、大量生産はまだまだ一般的ではありませんでした。
そこで考えたのが、アイスクリームの生産ラインを活かしたシュークリーム作りです。
シュークリーム1個の相場が50円のころ、1個10円という安さでシュークリームを販売して、知名度をあげます。
相場の4分の1の価格で販売なんて、かなり挑戦的に出ましたよね!
工場の全焼
順調に売り上げをアップし、知名度あるお菓子メーカーとなったシャトレーゼ。
工業団地に大きな工場を構えたのも束の間、火事で工場が全焼してしまいます。
おかげで販売経路は他の会社に取られてしまい、またしても販売先獲得が難しくなりました。
そこで考えだされたのが今のシャトレーゼの販売方法の原型となる、工場直売店の運営です。
工場直売だけで販売することで、低価格と品質維持が可能になりました。
ピンチをチャンスに変える、素晴らしい発想です!
食品の安全ブーム
お菓子メーカーとして着実に発展してきたシャトレーゼですが、2000年代に再び苦労の時期が訪れます。
当時、いくつかの食品メーカーで原材料ごまかしや異物混入が発覚、消費者の食品に対する目が厳しくなりました。
そんな中、シャトレーゼも異物混入事件に巻き込まれます。
信頼を回復するためシャトレーゼが考えたのは、消費者のニーズに合わせた商品開発でした。
アレルギーや糖質制限など健康に配慮した商品を開発し、再び人気を確実なものにします。
いつの時代も食べる人の気持ちを考えるのは大切ですね...
現在のシャトレーゼ
シャトレーゼは今では誰もが知っているような、安定した人気のお店になっています。
フランチャイズで展開する店舗数は、日本全国で500店舗以上。
アジアを中心に世界9カ国でも店をオープンし、海外進出も順調です。
創業65周年となる2019年には、銀座に新ブランドYATSUDOKIを立ち上げ、順調に店舗数を増やしています。
ヨーロッパのお菓子メーカーとも提携を組んでおり、今後は世界で活躍するお菓子メーカーとなろうとしているシャトレーゼ。
これからの発展に目が離せません!
シャトレーゼ成功の秘訣
今までいろんな苦労をしてきたシャトレーゼですが、いつも不屈の精神と大胆な発想で乗り越えてきました。
販売経路の獲得が難しかったとき、工場直売という独自の経路を作り出したことが現在のヒットにつながっています。
徹底的な工場のオートメーション化でコストを削減しながら、契約農家の新鮮食材だけを使うこだわりを捨てず、低価格と高品質の両方を実現したシャトレーゼ。
アレルギー対応デザートや糖分カットのスイーツなど、時代のニーズに合わせていく姿勢も成功の理由の一つです。
発想の転換とあきらめない気持ち、どんな仕事でも大切なことですよね。
シャトレーゼの歴史を感じるスイーツおすすめベスト3
銀座やまとアイスクリーム
2019年に新ブランドYATSUDOKIのスタートを記念して作られたのが、銀座やまとアイスクリームです。
創業当時の味をイメージしつつ現代風に作られたというバニラアイスは、濃厚で絶品!
シャトレーゼの原点「大和アイス」のアイスもこんな感じだったのでしょうか...
安定剤や乳化剤が入っていない、シンプルに素材にこだわった体に優しいアイスです。
シャトレーゼにしてはちょっと高めの210円ですが、ご褒美にぴったりのアイスですよ。
値段(税別):1個 210円/4個入り 730円
エネルギー:1個あたり 220kcal
プレミアムダブルシュー
洋菓子の巨匠・武江章シェフが監修した、プレミアムダブルシュー。
シャトレーゼがヒットするきっかけを作ったシュークリームは、今もシャトレーゼの看板メニューになっています。
カスタードとホイップの2つのクリームのバランスが絶妙!
しっかりしたシュー生地と、濃厚なのにさっぱりとした味わいのクリームでぺろっと食べられるシュークリームです。
この味わいで150円、お得すぎます!
値段(税抜):150円
エネルギー:267kcal
チョコバッキーバニラ
チョコバッキーバニラは、シャトレーゼの一番人気アイスです。
なんと累計の販売数は1億本超え!
シャトレーゼ好きな方なら、1度以上は食べているアイスではないでしょうか。
チョコレートは1本ずつコーティングが違っていて、一口ごとに違う食感が楽しめます。
板チョコをかじっているような幸せな感覚がやみつきになります(笑)
シャトレーゼの原点、アイスメーカーだった頃の歴史が確実に受け継がれていますね。
値段(税抜):1本 60円/6本入り 280円
エネルギー:1個あたり 158kcal
シャトレーゼの今を感じるスイーツおすすめベスト3
YATSUDOKI プレミアムアップルパイ
2019年から展開しているシャトレーゼの新ブランドYATSUDOKIの人気メニュー、YATSUDOKI プレミアムアップルパイ。
フランス産の芳香バターを練り込んだ香りよいパイ生地と、食感を残したりんごのフィリングが相性抜群!
販売店舗では焼き立てを提供しています。
かつて「甘太郎」で焼き立てのお菓子を販売していたことが思い出されますね。
こだわりの素材を贅沢に使ったパイは、ちょっと贅沢なおやつタイムにおすすめです。
値段(税別):370円
エネルギー:320kcal
糖質88%カットのとろけるショコラ生チョコ風
糖質88%カットのとろけるショコラ生チョコ風は、健康志向の人におすすめのお菓子です。
現在シャトレーゼには糖質カットの商品がたくさん展開されています。
そしてこの生チョコ風スイーツは、なんと驚異の糖質88%カット!
シャトレーゼの糖質カット商品の中でもダントツの糖質カット数値を誇ります。
糖質制限中、ダイエット中でも甘いものが食べたい時にぴったりのスイーツですよ。
値段(税別):550円
エネルギー:1箱あたり 330kcal
乳と卵と小麦粉を使用していないショートケーキ
アレルギーがある人でもケーキを食べられるようにと販売されているのが、乳と卵と小麦粉を使用していないショートケーキ。
アレルギーの3大原因を大胆に取り除いたケーキの開発は、簡単にはいかなかったようです。
米粉を使用したしっとりスポンジと豆乳のさっぱりクリームを使ったケーキに、開発者の研究の成果が現れています!
誰でも食べられる幸せを味わってほしい、シャトレーゼの心意気を感じるケーキですね。
値段(税抜):250円
エネルギー:246kcal
シャトレーゼのお菓子で楽しいおやつ時間を!
今川焼風のお菓子とアイスのお店から、日本を代表するお菓子メーカーへと成長したシャトレーゼ。
いろんな難しい状況を乗り越えて、今では世界を視野に入れた企業に成長しました。
健康を気遣ったお菓子や、ちょっとだけ高級なお菓子など、時代のニーズにあった商品展開も私たちを楽しませてくれています。
安くて美味しいシャトレーゼのお菓子で、楽しいおやつ時間を過ごしてくださいね!