- チョコレートが白くなるのはどうして?
- 白くなったチョコレートのおいしさを復活させるには?
- チョコレートを白くしない保存方法は?
うっかり食べ忘れたチョコレート、開けてみたら表面が白かった!という経験はありませんか?
実はこれ、「ブルーム現象」という温度変化で起きる現象のせいなんです。
食べても大丈夫ですが、いつものチョコレートとは味も食感も違うかも...
そこでこの記事ではチョコレートが白くなる現象とおいしさの復活方法、おいしい保存方法を紹介します。
もっとチョコレートをおいしく楽しみましょう♪
チョコレートが白くなるのは温度変化のせい!
チョコレートが白くなると見た目がすごく変わるので、ちょっとびっくりしますよね。
このチョコレートが白くなる現象は「ブルーム現象」といいます。
ブルーム現象というのは、温度が上がってチョコレートの成分が分離したあと、それが冷えて固まることで起こる現象のこと。
ブルーム現象が起こると、チョコレートの表面が白っぽくなったり、白い斑点模様ができたりします。
でもカビではないので、食べて大丈夫ですよ。
白くなったチョコレートのおいしさを復活させるには?
ブルーム現象が起きたチョコレートは、見た目だけでなく、味や食感にも変化が出ます。
ちょっとボソボソとした食感になり、香りが飛んでしまうことも。
この状態がおいしいんだよ!というチョコレート通の人ももちろんいます。
でも、できればチョコレート本来のおいしさを味わいたいですよね。
そこで、白くなったチョコレートのおいしさを復活させたいなら、溶かしてしまいましょう!
湯煎で溶かすのが理想的ですが、時間も手間もかかるので、電子レンジがおすすめです。
細かく刻んだチョコレートを耐熱容器に入れ、電子レンジで1分加熱してかき混ぜる工程を2、3回ほど繰り返します。
トロトロ・ツヤツヤのチョコレートになったらおいしさの復活です!
白くなったチョコレートのアレンジ方法
ホットチョコレート
白くなったチョコレートをアレンジするならホットチョコレートがおすすめですよ。
作り方はとっても簡単、電子レンジで溶かしたチョコレートに、ホットミルクを加えるだけ。
香りが飛んでしまったところにアレンジを加えたいなら、シナモンパウダーやオレンジピールを加えるのもいいですね。
寒い日、ちょっと元気を出したい日にぴったりのドリンクです。
チョコレートソース
白くなったチョコレートをアレンジするなら、もう一つおすすめなのが、チョコレートソース。
こちらも電子レンジで溶かすだけであっという間に出来上がります。
生クリームを追加すればよりリッチでなめらかに仕上がりますよ。
チョコレートソースをパンケーキやアイスクリームに上からかけるだけで、ちょっとおしゃれなスイーツプレートに変身!
フルーツやケーキを使ってチョコレートフォンデュを楽しむのもありですね。
チョコレートを白くしない保存方法は?
チョコレートの保存に良い環境のポイントは以下の3つです。
- 温度14度から20度くらいの場所
- 湿気が少ない場所
- 直接日の当たらない場所
ということで、冷蔵庫の「野菜室」にしまうのがおすすめですよ。
というのも、通常の冷蔵室は温度が低く、チョコレートの品質が落ちてしまう場合も。
それに対して野菜室は野菜に適した温度で、通常の冷蔵室よりも若干温度設定が高いため、チョコレートの保存に向いている温度なんです。
こんなチョコレートは食べないで!
チョコレートが白くなるのはカビではないと書きましたが、稀ですが本当にチョコレートにカビが生えることもあります。
そもそもチョコレートは水分がとっても少なく、長期保存に向いている食品なので、めったにカビは生えません。
それでも保存状態が悪ければカビが生えることも。
チョコレートの表面に緑や黒のかたまりができていたり、チョコレートとは思えないツンとした匂いがしたりする場合はカビが生えている可能性があります。
そんな怪しいチョコレートは食べないでくださいね!
チョコレートを知っておいしく食べよう!
チョコレートが白くなるブルーム現象は、温度変化で起きるもの。
意外とチョコレートってデリケートなんですね。
でもちょっとしたアイデアで、白くなったチョコレートもおいしく食べられます。
そしてチョコレートを白くしないポイントを知っていれば、これからもおいしいチョコレートが食べられますね。
チョコレートについてちょっと詳しくなるだけで、グンとチョコレートのおいしさを堪能できるかも知れません!