独特の弾力とふんわりとした食感で人気のマシュマロですが、あのぷるぷるとした不思議な食べ物が何でできているか知ってますか?
また、コラーゲンが入っていて体にいいらしいとは聞くけど、マシュマロの成分とは一体?
ここでは、マシュマロの成分や、そもそもマシュマロが何でできていて、どんな風に体にいいのかを解説します。
また、マシュマロの効果的な食べ方も紹介しますので、参考にしてください。
マシュマロの成分
早速、一般的なマシュマロの100g当たりの成分をみてみましょう。
ここでは比較の参考に、ミルクチョコレートの100g当たりの成分も隣に表記してみました。
成分 | マシュマロ | ミルクチョコレート |
エネルギー | 324kcal | 550kcal |
水分 | 18.5g | 0.5g |
たんぱく質 | 2.1g | 6.9g |
脂質 | 0.0g | 39.5g |
炭水化物 | 79.3g | 55.8g |
食塩相当量 | 0.0g | 0.2g |
マシュマロの特徴として、スーパーなどで買えるお菓子の中では水分を最も多く含み、脂質分が含まれていないことがあげられます。
また、脂質を含まないため、比較的カロリーが低いのも特徴です。
ミルクチョコレートと比較すると、マシュマロはお菓子としてはカロリーが低く、ダイエット中のお菓子としてもおすすめなのがわかります。
ただし、炭水化物つまり糖質は、チョコレートよりも多いので、食べすぎには注意が必要です。
ここまでは、マシュマロの成分について書いてきましたが、次からは気になるコラーゲンについて解説します。
マシュマロの材料に含まれるコラーゲン
お肌にいいとされる「コラーゲン」ですが、マシュマロとコラーゲンの関係は、その材料の説明からわかります。
一般的なマシュマロの原料は水飴、砂糖、コーンスターチ、ゼラチン、卵白、香料等です。
また、他に粘度をつけたり固めたりするために使用されるゲル化剤などとして、カラギーナン、寒天、ペクチン等が、使われる場合があります。
マシュマロにコラーゲンがあるのは、上記のゼラチンを使っているからです。
マシュマロの原型は、古代エジプトの王族が、アオイ科のウスベニタチアオイという植物の根をすりつぶしてのど薬として使っていたものといわれています。
現代の製法では、この「ウスベニタチアオイ」のかわりにゼラチンが使用されます。
ちなみに、もともと原料だった「ウスベニタチアオイ」の英語名、「marsh mallow」がその名前の由来です。
日本で現在購入できるマシュマロも、「ウスベニタチアオイ」ではなく、ゼラチンが使用されています。
このゼラチンこそが、コラーゲンから抽出された純粋なたんぱく質なのです。
そして、ゼラチンがマシュマロのあのぷるぷるとした食感を作っています。
では、このゼラチンなどの材料でマシュマロはどうやって作るのでしょうか?
マシュマロの作り方はいくつかありますが、現代の一般的な作り方は以下です。
- 砂糖・水飴を溶かし、煮詰める。
- 1の液体に、あらかじめ水で溶かしたゼラチン、卵白などを加える。
- 混ぜながら、泡だて器で泡立てる。
- 型に入れて冷やし、固める
材料さえあれば簡単に家でも作れるので、より健康的に添加物無しのマシュマロを食べたい方は、自分好みに作ってみるのもいいですね。
マシュマロの体にいい食べ方
ここまでで、マシュマロの材料となっているゼラチンがコラーゲンそのものだったということがわかりました。
では、そのコラーゲンとはどんな働きがあって、どうやってマシュマロから取り込めば良いのでしょうか?
マシュマロに含まれるコラーゲンとは?
コラーゲンは、人間の体内にあるたんぱく質のひとつで、たんぱく質全体の約30%を占めています。
体を支える骨や体をおおう皮膚、骨と筋肉を結ぶ腱などに存在し、重要な役割を担っているんです。
特に表皮と真皮、皮下組織と3層になっている皮膚においては、コラーゲンは真皮に含まれ、皮膚の弾力を保っています。
真皮の70%はコラーゲンですから、コラーゲンは皮膚の弾力保持つまり美肌には、とっても重要だといえます。
マシュマロのコラーゲンを摂取する効率的な食べ方
コラーゲンがどうして肌にいいかというのはおわかりいただけたと思いますが、ではマシュマロでそのコラーゲンを効率的に摂取するにはどうしたらいいのでしょうか?
マシュマロは、1日当たり10個程度食べれば1日に必要なコラーゲンを摂取できるといわれます。
もちろんそのまま食べてもいいですが、おすすめの食べ方は以下です。
ビタミンCと一緒に
マシュマロから摂ったゼラチンを、体の中でコラーゲンとして再合成するためにはビタミンCが必要です。
なので、ビタミンCが豊富なフルーツやジュースと一緒に食べて、マシュマロのコラーゲンを効果的に摂取しましょう。
ちなみにビタミンCが多いフルーツは、アセロラやキウイフルーツ、イチゴ、パイナップル、レモン、オレンジなどです。
ヨーグルトに混ぜて
また、ヨーグルトに一晩漬けるという食べ方もSNSで話題になっています。
実はマシュマロ自体にも整腸作用があると言われていますので、ヨーグルトと一緒に食べるのは、便秘予防にも非常に効果的といえます。
さらにこの「マシュマロヨーグルト」に、ビタミンC豊富なフルーツをトッピングすると、コラーゲンも効率的に摂取できますね。
特に、ドライマンゴーやドライパイナップルなどのドライフルーツなら、マシュマロと一緒にヨーグルトに漬けると食感もトロトロになって、おすすめです!
まとめ
ここまで、マシュマロが何でできていて、どんな成分が含まれ、体にいいと言われるのはなぜか?を解説してきました。
マシュマロは脂質がなく低カロリーで、ダイエット中のお菓子としてもおすすめですし、さらに主な材料がゼラチンであることから、肌によいコラーゲンを多く含み、美肌にも効果的ですね。
おすすめの食べ方も参考に、マシュマロをさらに美味しく効果的に食べて頂ければと思います!