・かりんとう饅頭の発祥の地ってどこ?
・かりんとう饅頭はいつからあるの?
外はかりっとして中はしっとりとした食感のかりんとう饅頭。
そんなかりんとう饅頭は昔からあって歴史が古いに違いない!と思っている方も多いと思います。
そこで、気になったらすぐ調べるがモットーの筆者が、かりんとう饅頭発祥の地といつからかりんとう饅頭ができたのかについて調べてみました。
この記事を読めばかりんとう饅頭発祥の地を知って元祖かりんとう饅頭と出会えるかもしれません。
かりんとう饅頭の発祥は福島の和菓子屋
2001年に福島県田村市にある「菓子工房 あくつ屋」という大正12年創業の歴史あるお店から生まれたのがかりんとう饅頭の始まりです。
今ではかりんとう饅頭はコンビニスイーツの中にいたり、スーパーや和菓子屋でも目にしますよね。
そんなかりんとう饅頭ですが、実は発祥が2001年と割と最近だったのです。
あくつ屋ご主人の鈴木好亀さんが黒糖饅頭を油で揚げて、"かりんとう饅頭"として命名して売り出したそうです。
しかし、「かりんとう」「饅頭」両方が既にある名前な為、商品登録が出来ず全国でかりんとう饅頭が作られるようになったのです。
また、饅頭を揚げて食べるというのが福島県会津地方の郷土料理であるのでそのヒントからかりんとう饅頭も誕生したのかもしれませんね。
かりんとう饅頭の特徴
第一にかりんとう饅頭って何でできているんだ?と思う方もいると思うので説明します。
かりんとう饅頭は、黒糖を練りこんだ生地に、こし餡を包んだ饅頭を油で揚げて、表面がカリッとかりんとうのような食感をしています。
食べ方としては、時間が経ってしまうと普通の饅頭のような食感になり、かりんとう饅頭特有のカリッと感がなくなるので、オーブントースターで温めて食べることでカリッと感が復活しおすすめです。
かりんとう饅頭の歴史
商品登録が出来なかったことから全国で作られるようになったかりんとう饅頭ですが、全国で作られるからこそ他とは違う特徴があるかりんとう饅頭を紹介していきたいと思います。
様々なラインナップ!日光かりまん
栃木県日光市にある明治18年創業の髙林堂という老舗和菓子屋。
こちらでは、「日光かりまん」というブランドでかりんとう饅頭はもちろんだがかりんとう饅頭味のおシリーズも存在しています。
「元祖宮のかりまんラスク黒と白」があり、菜種油で揚げたフランスパンに髙林堂秘伝の「かりまん蜜」を塗ってオーブンでじっくりと焼き上げた商品です。
白は「かりまん蜜」にバターを合わせた商品でラスクは黒と白の2種類を販売しています。
また、ラスクだけでなく、「かりまん」ことかりんとう饅頭、ラスクにも使用している「かりまん蜜」をなんとどら焼きに練りこんでふっくらとしたどら焼きもかりまんシリーズの中にあるという!
かりんとう饅頭だけじゃなく新たなるジャンルでかりんとう饅頭好きなら食べてみたいですね!
ちなみにこちらの「かりまん」2019年6月7日に日光かりんとう饅頭として商品登録されています。
なので、かりまんラスク、かりまんどら焼きは髙林堂でしか食べれません!
日本一固いかりんとう饅頭
群馬県高崎市にある「おおみや」という菓子処は、テレビや雑誌で取り上げられたこともある有名なかりんとう饅頭みたいです。
何で取り上げられたかというと「日本一固いかりんとう饅頭」だそうです。
日本一固いということで揚げた1日目は固く、1日経つと外はカリカリ中の餡はふんわりとした2つの食感が楽しめるのが特徴です。
またカリカリの固さで揚げているので、黒糖の焦げた香ばしい味も楽しめるみたいです。
こちらは店舗で毎日数量限定で販売ですが、ネットでもお取り寄せができるそうです。
日本一の固さが気になる人はこのコロナ化のご時世、お家で食べれるのはすごくありがたいですね。
かりんとう饅頭は日本全国で愛されている饅頭
このようにかりんとう饅頭は2001年から今まで消えることなく全国の人に食べられているお菓子です。
もし福島県の「あくつ屋」で生まれなかったら今こうしてたくさんの人に食べられてないと思うと不思議で変な気持ちと同時に’’なんであんな甘くて美味しい不思議な食感の饅頭と出会わないんだ!”と思ってしまうくらい今では当たり前の饅頭の中の重要なポジションにいるのではないでしょうか。
まだ、かりんとう饅頭を食べたことがないい人はまずは近くのスーパーやコンビニのかりんとう饅頭から挑戦してみるのもおすすめです。
そして、福島会津の郷土料理揚げ饅頭がこうして全国で食べられてることも長くの歴史、伝統が継承されていることも素晴らしいことですね。