マクドナルドのハッピーセットといえば、おもちゃがついてくるのが嬉しいですよね♪
オマケの筈のおもちゃがこりゃまたなかなかのクォリティで、おもちゃ目的でハッピーセットを注文する人は多いのではないでしょうか。
息子のいる私も、トミカやプラレールの時は足しげくマクドナルドに友達と通いました。
しかもトミカってめちゃくちゃ人気で、あっという間に品切れになってしまうんですよね( ;∀;)
そんな親の財布と子供の心を離さないマクドナルドのおもちゃですが、遊び飽きたり壊れてしまったりしたものを店舗で回収しているのをご存知でしょうか?
店舗に回収BOXがあり、集まったおもちゃは工場で加工しされ、マクドナルドの商品を置くトレイに生まれ変わります。
プラスチックのゴミが自然破壊の問題となっている昨今、素晴らしい取り組みですね♪
今回はマクドナルドのおもちゃリサイクルの実態と、環境保全への取り組みについて調べてみました。
是非最後までお付き合い下さい。
マクドナルドのおもちゃはリサイクル出来るの?
ハッピーセットのおもちゃは、緑のトレイにリサイクルされています。
勿論、回収できるおもちゃはハッピーセットのおもちゃが対象になります。
違うお店で購入したおもちゃはリサイクル出来ませんのでご注意を⚠
本プロジェクトは、年間約1億食のハッピーセットを販売しているマクドナルドが持続可能な社会の実現に貢献する“Scale for Good”の活動として2018年より実施しており、プラスチックのおもちゃを対象にしたリサイクルの取り組みとしては国内最大規模です。子供達が遊ばなくなったおもちゃのリサイクルを通して、ものを大切にする心や環境問題への意識を醸成する機会となることを目的としています。
マクドナルド公式HPより引用
2018年に期間限定で回収を呼びかけ、約127万個のおもちゃを回収し、2019年には約340万個と沢山のおもちゃを回収し、リサイクルしています。
回収されたおもちゃは、トレイ以外にもリサイクルされています。
2020年には「駅からはじまる次世代リサイクル技術によるSDGsの実現」の活動で、回収したおもちゃからリサイクルされたnanoblockを活用して作られた「高輪ゲートウェイ駅」のジオラマが展示されました。
マクドナルドのおもちゃがトレーになるまで
- リサイクルBOXにハッピーセットのおもちゃを入れる。
- 工場へ運ぶ。
- 機械で細かく砕く。
- 風を使って「紙やヒモ」などの軽いものを取り除く(リサイクルしやすいように、資材ごとに細かく分けていく)。
- 磁石を使って金属を取り除く。
- 特別な水を使って、プラスチックの素材ごとに分ける。
- 乾かす。
- トレイの材料となる「ペレット」を作る。
- ペレットを緑色に着色する。
- ペレットを溶かし、プレスしてトレイの形にする。
- 完成!
細かな作業を経ておもちゃはトレイに生まれ変わるのですね♪
ちなみにトレイは、100%おもちゃから出来ているわけではなく、1枚のトレイ10%くらいがリサイクルから生まれたペレットだそうです。
数字だけみるとそんなちょっとしか貢献してないのかー(-_-;)と思ってしまいがちですが想像も出来ない量製造しているのトレイの10%ですから、かなりのエコポイントだと思います。
環境保全を考えるマクドナルド
遊ばなくなったおもちゃをリサイクルしてトレイに変える環境保全活動を行っているマクドナルドですが、他にも環境保全対策をしています。
ドリンクカップ
プラスチック製のドリンクカップを使用していたマクドナルドですが、2016年よりプラスチックカップを紙カップに変更しています。
紙カップはFSC認証紙を使用しています。
FSC認証紙とは?
現在、世界中で森林の破壊や劣化が大きな問題となっています。森林が破壊されるとそこに生息する貴重な動植物が失われるだけでなく、住民の生活環境の悪化や地球温暖化などが引き起こされます。しかし、木材をはじめとする林産物は私たちの生活に不可欠なため、森林をまったく使用しないということはできません。そこで、適切な森林管理が求められています。
FSC®(森林管理協議会)は、このような問題を背景として1993年に設立されました。
大王紙パルプ販売株式会社HPから引用
無断で伐採された森林からではなく、将来も森林資源を使用できるようきちんと管理された森林を加工して作った紙ということですね。
管理されていない森林から作った加工品を使用するという事は、知らず知らずのうちに森林破壊に加担してしまうという危険があります。
マクドナルドのカップ以外の紙製品も全てFSC認証紙です。
その点では安心して使用することができますね♪
ストロー
米マクドナルドでは2018年にプラスチックストローから紙製のストローに順次入れ替えを始めています。
日本のマクドナルドも、テスト的に導入したアメリカやアイルランドの結果を鑑みて2025年までに導入を検討しているそうです。
2025年にはストローだけでなくハンバーガーを包んでいる紙や袋など、顧客に提供する全てのパッケージや製品をリサイクル可能な資源に切り替えることを目指しています。
深刻な自然破壊問題に大手企業がこうした取り組みをしているのは心強いですね♪
まとめ
ハッピーセットのおもちゃはプラスチックが多いので、回収してトレイに生まれ変わるのはとても素晴らしいことですね。
子供たちにもわかりやすいように、歌やイラストでリサイクルの過程を分かりやすく提示し、遊ばなくなったおもちゃと上手にお別れしてリサイクルに参加することで、モノを大切にする心や環境への意識を育てる機会を身近に作ってくれているのは、子を持つ親としてとても有り難いことだと思いました。
更に、ハッピーセットのおもちゃリサイクルについて調べていたら、テイクアウトが多く店内で飲食するよりゴミが出やすいというデメリットに正面から向き合っている姿に出逢いました。
何をするにも慎重派な日本ですが、2025年に期待していきたいなと思います。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!