突然ですが、工場見学ってされたことありますか?
ビールに、お菓子、明太子、ミルク・・・etc。なんだか多様な工場見学が最近はあるようです。
タダ、お土産、試飲、試食、そんなワードが浮かんで涎がジュルリ♡
工場見学は、立派なエンターテイメントとして、定着していると言えそうですよね。
しかし、業界最大手のサーティワンアイスクリームは残念ながら、工場見学を行っていないそうです。
何で??
あくまで著者の意見ですと前置きし、工場見学という文化がいかなるものか、解説しましょう。
サーティワンとはどんなお店なの?
バスキン・ロビンス(Baskin-Robbins Inc.)は、アメリカの世界最大級のアイスクリーム・パーラー・チェーンのひとつ。世界40か国に7300以上の店舗を展開している。日本ではサーティワンアイスクリームの名前で知られる。
サーティワンとは英語の「31」で、「31種類のアイスクリームがあるため、1か月毎日違うアイスが楽しめます」という意味が込められているが実際には32種類もしくは28種類のアイスクリームが置かれている店舗が多く、これは冷蔵庫が四角いので偶数(ケース1区画が4つ入りのため、4×8)の方が経済的であるという理由である。実際には1200種類のアイスクリームが作られているが、世界のどのバスキン・ロビンスの店でも大抵は32種類から選べる。
引用元:wikipedia
サーティワンアイスクリームは、簡単に言うと、世界中にある、アイス屋さん!
種類が31種類程度で、毎日食べても1月楽しめるのよ、というコンセプトとのことです。
日本のサーティーワンアイスクリームは、どう日本に根付いた?
世界中にあるサーティーワンですが、では日本にどのように根付いていったのでしょうか。
1973年12月の創業以来、高品質で夢のあるアメリカンタイプアイスクリームの製造とアイスクリーム専門店を全国にフランチャイズ展開し、現在では全国で約1,200店の販売拠点を有し、アイスクリーム専門店文化を日本に根付かせたことが、私たちサーティワンアイスクリームの誇りです。
引用元:サーティーワンアイスクリーム公式サイト 代表取締役社長兼COOコメント
公式サイトによると、フランチャイズにより、全国展開して広がったとありました。
だから、世界中で同じ味が楽しめるのですね。
サーティーワンアイスクリームは2つの工場で作られている
今では,1,200店舗もあるサーティワンです。
生産は工場でされており、「公式サイトのよくある質問」によると、全国に2つあるとのこと。
1つは、静岡県小山町、もう1つは兵庫県三木市にあるそうですよ。
フランチャイズ化して店舗が増えていったために、追加で2014年に兵庫の工場を作ったようです。
工場増設とは、売れている証拠ですね。
確かに、サーティワンの看板は、フードコート等では必ず見かけますよね。
では、2つも工場があるのなら、関東圏でも関西圏でも工場見学ができるの?
と思ったら、問屋が卸さない話題に移りましょう。
サーティワンアイスクリームの工場は見学できない
Q:工場見学について。
A:弊社の工場は見学用の通路を設けておらず、安全面と衛生管理面から工場見学の受付を実施しておりません。大変恐れ入りますがご了承頂けますよう御願い致します。
引用元:サーティワンアイスクリーム公式サイト よくあるご質問
2つも工場があるサーティワンアイスクリームですが、公式サイトには、工場見学は×と明記。
なるほど、見学用の通路がないのでは、仕方ないですね。
と、一見納得できます。
が、しかし、よく考えてください。2014年と言えば、7年前。
そのころ、工場見学というエンターテイメント文化は、もうあったと思いませんか?
とすると、どうしてサーティワンアイスクリームが自社工場を見学用に設計しなかったのか。
それは、「サーティワンアイスクリームがアメリカの企業体質を引き継いでいるから」ではないか?
そうです、工場見学をやっている企業は、日本発祥の企業なのです。
森永製菓、3大ビール会社、同じアイス業界でも、赤城乳業等、ほらほら。
工場見学で名の通った会社は日本の企業ですね。
ハーゲンダッツは工場見学できる?
アイスと言えば、サーティワンに並んで有名な専門店があります。
ハーゲンダッツです。正式名称は、ハーゲンダッツジャパン。
ジャパンとついているからには、サーティワンと同じく、日本発祥ではありません。
工場見学対応はどうかというと、公式ホームページに記載がありました。
Q:工場見学はできますか?
A:現在のところ工場見学はお受けしておりません。
引用元:ハーゲンダッツジャパン公式ホームページ よくあるご質問
ハーゲンダッツでも、工場見学は対応していませんでした。
赤城乳業は工場見学できるの?
日本発祥企業である赤城乳業。
工場見学対応はどうかというと、公式ホームページに記載がありました。
堂々とガリガリ君が工場見学を案内してくれています。
やはり、日本発祥企業は、工場見学に積極的です。
まとめ
サーティワンの工場に見学に行けないのは、残念でしたね。
日本では工場見学というエンターテイメント文化が定着していますが、海外では一般的ではないようです。
国土面積が狭い日本は、少ない土地を活かす必要がある、
そんな発想から生まれたのが工場見学だったのかもしれません。
(国土面積の狭さと活かす、と言えば、2毛作みたいなもの?)
以上、著者の1意見でしたが、ご納得いただけましたら幸いです。