言わずと知れたチョコレート界の超有名ブランドゴディバ。
バレンタインの時などは、「本命チョコ」として圧倒的支持のあるブランドですよね。
厳選された素材と最高級の技術から作られるチョコレートは、繊細な味わいでありながら、見た目も芸術的なほどに美しい!
パッケージもこれまたオシャレで、どこを取っても高級感溢れるブランドです。
そんなゴディバですが、何故「ゴディバ」という名前なのか、そして特徴的なロゴマークにはどんな意味があるのか、ご存じでしょうか?
今回はゴディバのロゴマークの由来や名前の意味を、ゴディバの歴史と共にご紹介していきますね。
ゴディバのロゴの由来
ゴディバのロゴマークには馬と裸婦が描かれていますよね。
その裸婦のモデルこそが、「ゴディバ」の名前の由来となった、レディ・ゴディバという11世紀イギリスのコベントリーにいたといわれている伯爵夫人なのです。
そこでこのレディ・ゴディバという人物について調べてみました。
レディ・ゴディバの伝説
レディ・ゴディバの伝説は、1043年、英国のコベントリーという町でで生まれました。
レオフリックという伯爵が、コベントリーの領主に任命され、この小さな町を豊かで文化的な都市へ発展させようとします。
信仰に篤かったレオフリック伯爵とレディ・ゴディバは、初めに大修道院を建設しました。
修道院はさまざまな活動の中心となり町は栄えていきましたが、この成功に気をよくした伯爵は次々と公共の建物を建てては、あらゆるものを課税の対象として領民から取る税を増やしていくようになったのです。
そのために領民は重税に苦しむようになってしまいます。
レディ・ゴディバは、領民の税を軽くするよう夫の伯爵に願い出ました。
伯爵ははじめレディ・ゴディバの嘆願を聞き入れませんでしたが、ついに議論に疲れた伯爵は、彼女にこう告げたのです。
「おまえが一糸まとわぬ姿で馬に乗り、コベントリーの町中を廻れたなら、その時は税を引き下げよう。」と。
翌日、彼女は一糸まとわぬ姿で町を廻りました。
伯爵の発言を実行したのです。
領民たちはそんな彼女の姿を見ないように、窓を閉ざし敬意を表しました。
そして伯爵は約束を守り、ついに税は引き下げられたのでした。
ゴディバのロゴマーク
苦しむ領民のために、自らを犠牲にした誇り高きレディ・ゴディバ。
そのレディ・ゴディバの勇気と深い愛に感銘し、創始者はブランドに「ゴディバ」の名を冠し、ロゴマークにレディ・ゴディバその人をモチーフに使ったということです。
ゴディバの歴史
ここでゴディバの歴史を紐解いてみましょう。
1926年、ベルギーのブリュッセルでマスターショコラティエだったドラップス氏が、自宅の地下室を使い「ショコラトリー・ドラップス」としてチョコレートを作り始めたのが「ゴディバ」の始まりです。
創業者のドラップス氏が亡くなると、残された4人の子供たちがそれぞれの力を生かし、1945年、「ショコラトリー・ドラップス」だった会社を「ゴディバ」とし、ブリュッセルのレオポルド2世通りに、「ゴディバ」第1号店をオープンさせました。
「ゴディバ」の名は、4人の子供のうちの一人ジョセフとその妻ガブリエルによって命名されました。
その後、創造性に富んだ粒チョコレートを次々と発表し、さらに美しいディスプレイやラッピングが話題となり「ゴディバ」の名は瞬く間にベルギー中に拡がりました。
日本には高級チョコレートの先駆けとして1972年に進出した後、現在では250以上の店舗を構えるまでに至っています。
95周年記念のアニバーサリー商品
ゴディバは今年95周年を迎えます。
その記念としてアニバーサリー商品も販売されていますよ。
爽やかな夏にぴったりのギフトボックスですよね。
色鮮やかなサブレになめらかなチョコレートガナッシュをサンドしているそうです。
こちらは2021年8月24日(火)までの販売なので、気になる方はお早めに。
https://www.godiva.co.jp/95thaniversary/
まとめ
ゴディバの名前とロゴマークには、「レディ・ゴディバ」という誇り高く美しい一人の女性の存在があったんですね。
ゴディバのチョコレートはただ高級なだけではなく、「人を思いやる深い愛」を私たちに教えてくれているのかもしれません。
これからゴディバのチョコレートを召し上がる時は、レディ・ゴディバに思いを馳せてみるのもいいかもしれませんよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。