私たちの身のまわりで、昔から売られているお馴染みのビスコ。
私の勤めている会社では、売店のレジのそばにミニパック5枚入りのものが置いてあり、いつもついで買いしそうになります(笑)
ビスコのパッケージには、これまた昔から男の子の微笑む顔が描かれていますね。
今回は、その男の子にモデルはいるのか?描かれていった背景について調べていきましたので、ぜひチェックしてみてください!
ビスコと男の子、そのモデルは?
通称「ビスコ坊や」
ビスコの男の子は、グリコでは「ビスコ坊や」と呼んでおり、モデルにした子どもはいないとのこと。
ビスコが発売されたのは1933年で、その当時からパッケージには男の子が描かれていました。
当時のデザイナーに依頼して、様々な絵を描いてもらい、そこから選び抜いたものが採用されたんですね。
そして、1933年の初代ビスコ坊やから始まり、2021年現在では5代目のビスコ坊やとなっています。
ビスコが作られて80年以上が経ち、その間にビスコ坊やもリニューアルを何度か経験し、気持ちを新たにしてきたことでしょう!
初代ビスコ坊や
初代ビスコ坊やは、1933年(昭和8年)に誕生しました。
昭和初期あたりの時代であり、やはり最近の画風とはだいぶかけ離れていますね。
ビスコを豪快に頬張ったように、頬の部分が膨れてかなり強調されているような印象。
旨い!といってかぶりついたような感じもしますが、美味しさを強調しているようですよ。
見た目は、心なしかワイシャツ身に付けたサラリーマン風のようにも見え、少し貫禄がある感じもします(笑)
2代目ビスコ坊や
2代目ビスコ坊やは、1951年(昭和26年)に誕生しました。
初代と同様に、頬の強調が強い感じを受け、今の時代ではあまり見ることがないような描き方ですね。
表情も初代と同様、穏やかに微笑んでおり、親しみやすさを表現しているようです。
このときからビスコのパッケージに絵柄がプリントされ、存在感がアップ!?
3代目ビスコ坊や
3代目ビスコ坊やは、1956年(昭和31年)に誕生しました。
頬の強調は引き続き表現されており、最近の絵柄に近づいてきたような印象。
体の部分をカットして、顔を中心に焦点を当てて描かれるようになりましたね。
4代目ビスコ坊や
4代目ビスコ坊やは、1982年(昭和57年)に誕生しました。
にこやかな自然な表情をしており、すっかり現代風のイラストに変わってきましたね。
この代になると、私もずっと馴染んできたビスコで、タイムスリップでまた戻ってきたなーという感じです(笑)
5代目ビスコ坊や
そして現在の5代目ビスコ坊やは、2005年(平成17年)に誕生しました。
髪型も前髪を伸ばして変化があり、表情もパッと明るい感じですね。
また、パッケージには「おいしくてつよくなる」という定番のキャッチフレーズを表記。
4代目は23年間に渡り、ビスコの看板として世に出続けてきましたが、5代目も役割りを全うしていってもらいたいです!
ビスコを食べて、健やかな成長を
ビスコは子どもたちの健康を願いつつ、まだまだ十分に栄養が足りていない時代に作られ始めました。
グリコがどのようなお菓子を目指したかというと、発売当初から健康成分に注目して取り入れ、「栄養菓子」として販売を開始。
そして今日まで幾年もの年月を経て、様々な改良を重ね、よりパワーアップしたものが私たちのもとに届けられているんですね。
さてさて、ビスコを特徴づける健康成分、一体どのようなものがあるんでしょうか?
- 腸の機能を強化、消化吸収力アップ
- 酵母を生きたままビスコに入れ、発売当初からのウリに
- 整腸作用、免疫力アップなどの効果
- 1979年、ビスコに追加で投入
- 2005年、4千個から1億個に増量
- 現在は酵母に代わり、熱や酸に強い「スポロ乳酸菌」がウリ
その他、食物繊維、カルシウム、ビタミンB1、B2、Dといった成分も含有。
おやつにでも食べれば、子どもの成長に一役買ってくれるかもしれませんね!
男の子に代わって、あなたが主役に!?
2013年、ビスコ誕生80周年を記念して、自分だけのオリジナルビスコを作成できる「スマイルビスコ」がオープン。
お好きな写真を選択し、ビスコのパッケージに載せることができますよ。
グリコの専用サイトにアクセスし、写真を決定後に加工修正を施せば、あなたも立派なビスコ坊やに!
印象的な写真をプリントし、ちょっとしたプレゼントなどで喜ばれるかもしれませんね♪
https://www.s-bisco.jp/sp/pages/home/
まとめ
昔からパッケージに描かれている、ビスコの男の子に焦点を当ててみてきました。
子どもがすくすくと育つようにと願いを込めた、素敵なお菓子なんですね。
この記事を作成しているとき、無性に食べたくなったので、買ってみました(笑)
大人でももちろん美味しく、これからも休憩のお供やお酒と一緒につまんだりしてもよさそうです。
子どもも大人も、いつまでも楽しめて愛されるお菓子であり続けてもらいましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!