「10秒チャージ」のフレーズで全国に浸透したウィダーインゼリー。
ちなみに、2018年頃からアメリカのウィダー社と提携の契約を終了し【ウィダー】が外れてinゼリーになっていますが、今回は親しみがある響きの「ウィダーインゼリー」で話を進めていきたいと思います。
栄養補助食品という事で、食事で摂取できないような沢山の栄養素が簡単に摂れるなど、メリットばかりだと私も思っていましたが、実はデメリットも存在するんです!
- 置き換えダイエットでウィダーインゼリーを活用しようとしている方
- 普段の食事をほぼウィダーインゼリーにしている方
- カロリーが低いからと一日に何個も飲んでいる方
上記に心当たりがある方は一度見直した方が良いかもしれません。
この記事では、ウィダーインゼリーのデメリットとその理由を紹介しますので、参考にしていただけたら幸いです。
ウィダーインゼリーのデメリット
糖質が多い
一食分のエネルギーを摂取するという目的の為、糖質がしっかり入っています。
「エネルギー」では45g、他のシリーズでも平均20g含まれています。
これはご飯130g(小盛り)と殆ど変わりません。
ご飯替わりとするなら良いのですが、ダイエット目的ならカロリーは抑えられても糖質をこれだけ摂ってしまっては、折角ご飯を我慢しているのに意味がないかなという感じです。
タンパク質が含まれていない
「プロテイン」以外のシリーズにタンパク質は含まれていません。
タンパク質は筋肉や骨、臓器から髪の毛や爪にいたるまであらゆる体づくりに使われる栄養素です。その他、体を機能的にはたらかせるための“ホルモン”や“酵素”、体を守るためにはたらく“免疫体”をつくる材料になっています。このようにタンパク質は体の機能を維持するためにも欠かせないものです。
森永製菓HPから引用
世界中で猛威を振るう感染症対策にも免疫力は高くしたいですよね。
私達の体に必要不可欠なタンパク質が含まれていないので、「ウィダーインゼリーだけ飲んでいればご飯は食べなくても大丈夫」ではないのです。
あくまで栄養補助としてウィダーインゼリーを取り入れたいですね。
脂質が摂取出来ない
ウィダーインゼリーシリーズには脂質成分は含まれていません。
脂質は炭水化物、タンパク質と並ぶエネルギー産生栄養素のひとつであり、1gあたり約9kcalとタンパク質や糖質の約2倍のエネルギーをつくり出す、効率のよいエネルギー源です。また、細胞膜やホルモンの構成成分として重要な栄養素で、脂溶性ビタミンの吸収を助けたり、体温の保持、内臓の保護をする役割があります。
大塚製薬栄養素カレッジより引用
脂質が不足すると、ホルモンバランスの乱れ、エネルギー不足、体力低下、皮膚炎、脳出血を引き起こす可能性があります。
ビタミンを体内に吸収するにも脂質が必要になります。
普段から脂質を摂りすぎていて抑えたい方には安心できますが、タンパク質同様日々元気に活動する上で大切な栄養素になります。
糖尿病の方はウィダーインゼリー飲まない方が良い
血糖値が高い方にはウィダーインゼリーはオススメしません!
果糖ぶどう糖液糖
原材料は配合が多い順になっていますが、ウィダーインゼリーでほとんどのシリーズの1、2番目に「果糖ぶどう糖液糖」が記載されています。
でん粉を酵素でぶどう糖に分解し、さらにぶどう糖の一部を酵素によって果糖にかえた液状の糖です。
甘味度は砂糖と同程度で、クセがなくすっきりした甘さが特徴です。
SUNTORY HPより引用
砂糖とは違い、果糖ぶどう糖液糖は急激に血糖値を上げてしまいます。
高カロリーの清涼飲料を摂取すると、2型糖尿病や心血管疾患、脳卒中などのリスクが増加すると実験で証明されています。
ダイエットにウィダーインゼリーはオススメ出来ない
果糖ぶどう糖液糖は中性脂肪も砂糖より多く体に蓄えてしまうそうです。
「すっきりした甘さ」の為、通常のプロテインと違い満足感が少なく、おにぎり追加で…とか間食に力が入ってしまうケースが無きにしも非ずです。
一時的に減量に成功しても、元の食事に戻してすぐリバウンドしたり、「太りやすい体」になってしまうので、置き換えダイエットにウィダーインゼリーを使用するのはオススメ出来ません。
カロリーや糖質から考えたら、普通に白米を食べた方が良質な糖質が摂取できて良いですよ。
まとめ
デメリットについてご紹介してきましたが、通常運動する時や勉強・集中する時には体に即吸収されるウィダーインゼリーはオススメです!
毎日殆どの食事をウィダーインゼリーにしてしまうと、身体に必要な栄養素が不足して不調になるリスクが高まりますが、起きてすぐ食事がのどを通らない朝に置き換え、その分を残りの食事で補うように調節できたら良いですね。