ダイエットにはグルテンフリーがいいよ!なんてきくことも多いですよね。
そこで注目されたのが”米粉”です。
言葉が示す通りお米の粉なので少量でも満腹感が違う!もちもちの食感が癖になる!と最近注目の食材です。
しかし、ダイエット中は糖質制限などもあり、お米の糖質と同じなのではないか・・・?と気にされる方も。
そこで今回は米粉のパンケーキなどのカロリー等を調査し、本当にダイエット中でも大丈夫なのかみていきます!
米粉のパンケーキのカロリーってどれくらい?ダイエット中でも大丈夫??
カロリー等の情報を知って美味しいモノを食べながらダイエットに役立てましょう!
米粉のパンケーキのカロリーってどれくらい?
そもそもお米の粉である米粉。
本当にヘルシーでダイエット効果があるの?というところが一番気になるところですよね。
まずお米といえば白米なので、白米とのカロリーで比較してみましょう。
100gあたり | カロリー | 脂質 |
精白米 | 342カロリー | 0.9g |
米粉 | 356カロリー | 0.7g |
ほぼ変わらないことがわかりますよね・・・
本当にダイエット向きなのでしょうか??
では次に小麦粉などと比べていきます。
100gあたり | カロリー | 脂質 |
米粉 | 356カロリー | 0.7g |
強力粉 | 337カロリー | 1.5g |
中力粉 | 337カロリー | 1.6g |
薄力粉 | 349カロリー | 1.5g |
小麦粉などと比較してもカロリーは米粉の方がありますね。
しかし、脂質をみると米粉が一番低いことがわかります!
ダイエットにいいといわれる理由はカロリーだけではないのかもしれません!
そこでホットケーキと米粉のパンケーキのカロリーを見ながら米粉の特徴を探っていきます!
とある資料によりますと・・・。
ホットケーキのカロリーは、一枚あたり322kcal。
ホットケーキミックスに牛乳と卵を加えて焼いた生地に、バターと蜂蜜を添えるレシピのパンケーキ(ホットケーキ)のカロリー。
高カロリーのパンケーキは、卵を使わない作り方やクッキングシートを用いる油不使用のレシピでカロリーオフ可能。【パンケーキの栄養(100g)】
・糖質(39.38グラム)
引用元:カロリーSlism
・食物繊維(0.81グラム)
・たんぱく質(5.62グラム)
結構1食分多いなぁ・・・と思いますよね。
では米粉のパンケーキは?
手に入りやすいであろう製品の成分表示をもとにみていこうと思います!
無印で販売されている米粉のパンケーキミックスなのですが、こちらの成分表示をみてみますと・・・。
150g当たりの成分表示がされていますよね。
こちらの商品150gで3枚できるそうなので、545カロリーを単純に3で割れば・・・。
1枚182カロリーくらいになるわけです。
カロリーが低くなってますよね。
そして、調査をすすめていくとカロリーや糖質だけではない米粉の特徴がみえてきました!!
糖質やカロリーの数字だけでみると米粉はけっしてダイエット向きではないですね。
しかし、米粉には小麦粉とはちょっと違う性質があるのです。
米粉の特徴
その1:油を吸収しない?!
農林水産省で公開されている米粉の情報によりますと、小麦粉等にくらべて油の吸収率が低いのだそうです。
小麦粉が38%に対して米粉は21%!
その2:だまにならない??
そもそも小麦粉に含まれる「グルテン」といわれる粘りの要素が米粉にはありません。
つまり粉同士が非常にくっつきにくい性質なのです。
なのでどうしても粉をくっつけようとすると水分が必要になります。
小麦粉などの粉よりも水分を必要とするので粉自体のカロリーは高くてもパンケーキ等にしたときには米粉のパンケーキはカロリーが低くなるのです。
その3:アミノ酸の違い??
人に必要な必須アミノ酸が多く含まれているのだそうです。
そこでアミノ酸スコアというものがあります。
アミノ酸スコアとは食品に含まれる必須アミノ酸のバランスを数字で表したものなのだそうです。
100に近づくほどバランスが良い!とされています。
お米のアミノ酸スコアは65、小麦のアミノ酸スコアは41とされていますので、米粉の方がバランスよくとれているということになりますね!
ダイエット中でも大丈夫??
上記の3つを元に考えてみる米粉のパンケーキなどがダイエット時に注目されるのかは以下の事が考えられます。
- 粉をくっつけるために必要とする水分量が多いために料理次第ではカロリーが低くなる。
- 油の吸収率が低いので、ケーキ等ダイエット中に食べれるスイーツ作りに向いている。
- 小麦粉等よりも栄養価が高い。
この3つから米粉はダイエット向きである!といわれるのではないか、ということがわかりました!
ですが、米粉を買う時、使う時に注意する点があるようです。
米粉を使用するときの注意点
現在米粉は昔に比べて品質が各段に上がったといわれています。
理由としてあげられるのが近年のグルテンフリーの思考であったり、アレルギーに対する認識が強くなったからだといわれています。
現在、農林水産省では米粉の促進をしており、米粉の普及に関してデーターを多くあげています。
そのためここ近年では米粉の食品が色々なスーパーやお店で並ぶようになりました。
しかし、近年の普及から店頭に販売されている安価のものの中には米粉とは違うものがあるのも事実のようです。
そこで注意点!
その1:成分表のチェックをしましょう!
安価に販売されている中には残念ですがグルテンが混ざってしまっているものもあります。
必ず成分表をチェックしましょう!
消費者庁では以下を注意するよう呼び掛けています。
- 原材料に小麦、グルテンが表示されていないか。
- 工場で小麦を含む製品を製造しているか。
- 表示のないインストアベーカリーではかならずお店の方にききましょう!
消費者庁では米粉と表示されていたにも関わらすアレルギー事故発生の事例など紹介しているページがあります。
米粉製品による小麦アレルギーに気をつけましょう!(消費者庁)
一度確認してみましょう!
その2:「アミロース」の含量をチェックしてみよう!
「アミロース」とはうるち米に含まれているでんぷん質なのですが、これが多く含まれているか、低いかによって仕上がりが変わってきます。
米粉パンなどの場合はアミロースが高い方が良いとされ、ケーキ、和菓子などはアミロースが低い方が良いとされています。
米粉パンに高アミロースが推奨されているのはアミロースの率が高いほど、もちもちとした食感を得られるという点です。
しかし、これについてはデメリットもあります。
焼き立てはもちもちとして美味しいのですが、すぐに固くなり日持ちしないのです。
なので米粉製品で気をつけていかないといけないのは何パーセントか日持ちなどのために小麦が入っているかもしれない、ということなのです。
なので成分表をみて確認してもわからなかった場合は必ずお店の人に聞きましょう!
その逆に低アミロースはとてもふわふわとした食感になります。
低アミロースの場合は水分を吸収しようとする力が高アミロースより低いので、ふわふわした食感に仕上がるのだそうです。
これは水分を吸収しようとする力が大きいと吐き出そうとする力も強くなる半面、日持ちしないですしすぐ乾いてしまうそうなんです。
低アミロースの場合は逆なのでふわふわの持続時間が長いからこそお菓子向き!とされているのだそう。
その3:ノングルテン米粉加工品のマーク
米粉の普及にあたり、農林水産省に登録した加工品にはマークが付くことになりました!
こちらのマークがついたものもぜひチェックしてみましょう!!
注目されている米粉!ダイエットにむいてるの?
グルテンフリーでアレルギーで困っている方には強い味方の米粉、栄養価もよく腹持ちもいいので少量で満足!というのが利点ですよね。
ただカロリー表等をみるとダイエットに最適!というモノではないと思います。
食べすぎてしまえば普通の食事と同じくらいのカロリーにはなりますので、量を調節して食べていく事がいいのではないかと。
パンケーキを食べたいときに小麦粉ではなくて米粉を使う、というのはありだと思いますよ。
また揚げ物も油の吸収率を考えると置き換えると良さそうです。
最近は米粉の色々な製品がでてきました!
米粉のパンケーキミックス
中には大豆粉などがはいっているものもあるので必ず成分表をチェックしてくださいね。
米粉麺
米粉よりも栄養価の高い玄米をつかった麺も販売されています。
玄米粉も米粉と合わせて注目の食品です。
合わせてみてみましょう~!
まとめ
米粉のパンケーキはダイエット中に大丈夫なのかを調査してみました。
米粉自体はカロリーは高いものですが調理法によってカロリーが低くなることがわかりました。
栄養価も高くグルテンフリーなどが注目されている昨今では良い食品といえますね。
ですが元はお米ですので量には注意していきましょう!
参考になれば幸いです。