タピオカってどこの国が発祥なの?
タピオカといえば、多くの人がイメージするのはタピオカ入りミルクティーではないでしょうか。
タピオカのもちもち食感と、ミルクティーと一緒にちゅるんと飲み込む喉越しのよさがたまらないですよね〜
でも、「タピオカ」と「タピオカ入りミルクティー」の発祥地は違う国なんですよ!
そこでこの記事では、これまでタピオカの歴史に関係してきた国々を集めてみました。
今や世界で人気のタピオカについて、この機会に詳しくなっちゃいましょう♪
タピオカの原産地はどこの国?ー南米
タピオカとは、キャッサバという植物の根っこのでんぷん、もしくはそれを使った食品です。
タピオカの原料となるキャッサバの原産地は南米、特にブラジルの北東部と言われています。
なのでタピオカの原産地は南米、ということになるんですね。
タピオカは食用としてはもちろん、動物の餌や燃料としても使うことができるため、今では南米だけでなく世界中で栽培されています。
タピオカってキャッサバのことだったんですね!
タピオカの語源はどこの国?ーブラジル
「タピオカ」というのはブラジルの先住民の言葉が語源だそう。
キャッサバのでんぷんを使った食品を作る方法のことを「ティピオカ」と呼んでいたのがタピオカとして定着したようです。
昔の人は意識していなかったでしょうけれど、タピオカって響きがかわいいですよね(笑)
ちなみに、今でもブラジルではキャッサバ粉、つまりタピオカ粉で作ったパン・ポンデケージョが一般的に食べられています。
日本の家庭料理でタピオカ粉を使われることはあまりないですが、うどんなど麺類のコシを出すため、お菓子のモチモチ食感を出すためにタピオカ粉が使われているんですよ。
タピオカ入りスイーツはどこの国?ーアジア
タピオカでんぷんをボール状に加工して乾燥させたものを「タピオカパール」といいます。
そう、タピオカと言われると私たちがすぐにイメージする粒状のもの、あれは「タピオカ」ではなくて「タピオカパール」です。
パールというのは真珠という意味。
確かに丸くてツヤツヤしていて、パールのように見えますね!
タピオカパールをスイーツに入れて食べる国は多く、アジア全般でいろんなタピオカパール入りスイーツが見かけられます。
代表的な組み合わせが、タピオカパールとココナッツミルク。
タピオカのプチプチ・ツルツルの食感と、甘くてコクのあるココナッツミルクが絶妙に美味しいですよね!
タピオカ入りドリンクはどこの国?ー台湾
タピオカ入りミルクティーの発祥地は台湾です。
タピオカの原産地からだいぶ離れましたね(笑)
元々お茶を楽しむ文化の強い台湾では、若者のお茶離れが深刻だったようです。
そんなとき、屋台で簡単に手に入るタピオカパールスイーツをアイスティーに入れてみたのが意外と好評だった、というのがタピオカ入りミルクティーの始まりだとか。
あっという間に若い人たちの心をとらえ、台湾だけでなくアジアを中心にタピオカパール入りドリンクが定着していきました。
台湾で人気のタピオカミルクティーのお店
タピオカ入りミルクティーの発祥地・台湾で生まれ、日本でも大人気のお店といえば代表的なのがこの3店舗。
実は台湾ではタピオカ入りミルクティーの元祖がどこか、ということについては10年も法廷で闘いがあったそうです。
でも、結局はどのお店でも作れるものなので、元祖を追求することはやめたんだとか。
みんなで仲良くタピオカを楽しめばそれでいいですよね!
タピオカブームなのはどこの国?ー日本
台湾でタピオカ入りミルクティーが開発されたのは1980年代。
それから20年後の2000年代に日本でも一度タピオカブームが再来しました。
その当時はブームが長く続くことはなかったようですが、その20年後にはまたもやタピオカブームが再来!
どうやら、日本では20年に一度タピオカブームが来るようですよ(笑)
ということで、最近タピオカブームなのは日本。
タピオカ入りドリンクを飲むことを「タピ活」なんていう言葉が出てきたくらい、ブームというより定着しつつあるのかも。
今ではタピオカ入りドリンクは珍しくないですが、人気はしばらく続きそうですね。
タピオカは今や世界で人気
タピオカは結局どこの国のものなのかと言われると、原産地は南米、スイーツならアジア、ドリンクは台湾、ブームが起きているのが日本ということに。
南米生まれ、アジア育ち、台湾でビジネスを始めて、今は日本で生活しているみたいな感じでしょうか(笑)
タピオカパール入りドリンクは、今ではアジアだけでなく世界で人気のドリンクになりました。
例えばアメリカでは「ボバティー」や「バブルティー」として親しまれているそうですよ。
場所と形を変えて活躍してきたタピオカ、今後もタピオカから目が離せません!