タリーズってどんな特徴のカフェ?
シアトル系カフェとして根強い人気を誇るタリーズコーヒー。
日本全国に展開していることもあり、知らない人はほぼいないと言ってもいいくらいのカフェではないでしょうか。
でも、「じゃあタリーズってどんな特徴のカフェなの?」と言われても答えづらいですよね。
そこでこの記事では、タリーズの特徴を5つにざっくりまとめてみました。
タリーズがもともと好きな人も、今まであまり通ったことのない人も、この記事でタリーズの魅力をもっと感じられるかも?
タリーズの特徴がわかるざっくり年表
タリーズの特徴を知るのに、まずはその歴史がわかるざっくり年表をのぞいてみましょう。
年代 | 出来事 |
1992年 | アメリカシアトルでTully's Coffee誕生 |
1997年 | 松田公太さんがタリーズ日本1号店をオープン |
2005年 | 日本タリーズがアメリカからライセンスを取得 |
2006年 | 日本タリーズが伊藤園の子会社に |
2013年 | 静岡に国内焙煎工場「ロースティングファクトリー」をオープン |
2014年 | 日本全国でタリーズ出店を達成 |
2016年 | 店内に焙煎機を入れた「ロースターラボ青葉台」をオープン |
2017年 | コンセプトショップ「タリーズコーヒー&TEA」を横浜本町にオープン |
2018年 | アメリカタリーズ倒産 |
注目なのが起業家・松田公太さんが1人で日本でタリーズを起業したというところ!
今やスタバと比較されるほどの大企業に成長したタリーズですが、日本での始まりはたった1店のお店だったのです。
本場のタリーズは倒産してしまいましたが、日本タリーズはアメリカの影響を受けることなく順調に業績を伸ばしてきました。
そしてどうやらコーヒーの焙煎にかなり力を入れていそうですね。
☆タリーズ創業者・松田公太さんの創業秘話が気になる人はこちらの記事もどうぞ☆
タリーズの特徴を5つにまとめてみた
その1:コーヒー豆へのこだわりが強い
タリーズでは海外からコーヒー豆を買い付けるだけでなく、現地の生産者や農協と協力してコーヒー豆の生産に積極的に関わっています。
例えばグアテマラでは、農協と一緒に美味しいコーヒー豆を決める「カッピングコンテスト」を開催。
ブラジルでは、パートナー農園と一緒に手間ひまかけて貴重な種類のコーヒー「ブラジルファゼンダバウ」の栽培に取り組んでいます。
環境の差で生まれる豆の味の微妙な違いにまで配慮して生産したコスタリカ産のコーヒー豆など、とにかくものすごいコーヒー豆へのこだわりを持っているのがタリーズなんです!
その2:スペシャリティコーヒーがすごい
全国展開のカフェともなれば、自動的にコーヒーを淹れてくれるマシンを採用するのも当たり前ですよね。
ところが、タリーズのエスプレッソマシンは半分手動!
つまり、コーヒーのクオリティがバリスタの腕にかかっているんです。
でも細かなところまで作り方のルールも決まっているので、そこまでバリスタの技術に左右されないのも嬉しいところ。
人間の技術とマシンの技術のいいとこ取りをしてくれているのがタリーズのコーヒーということですね。
バリスタの技術を向上させるための社内の「バリスタコンテスト」や、お客さんにコーヒーをもっと知ってもらうための「コーヒースクール」など、コーヒーの知識や技術をアップさせる努力も地道にやっています。
タリーズこだわりのコーヒー豆国内焙煎!
コーヒー豆は海外で生産されているので、焙煎も海外でされてから日本に運ばれてくるのが一般的。
その常識をひっくり返したのが、タリーズの国内焙煎工場です!
2013年に静岡にオープンした「タリーズコーヒー ロースティングファクトリー」では、その日の天気や豆の状態に合わせて最適な焙煎を行っています。
また、2016年には店舗に焙煎機を備えた「ロースターラボ青葉台」がオープンしました。
ロースターラボではお店で焙煎されたばかりのコーヒーを味わうことができるんですよ。
スタバのロースタリーが東京にオープンする2019年より3年も前にひっそりオープンしていたのは知らなかったですが(笑)
その3:ターゲットは大人の女性
落ち着いた雰囲気の店舗のインテリアにも表れているように、タリーズのメインターゲットは20代から30代の女性といわれています。
例えばレギュラードリンクになっている「ヨーグルト&アサイー」はヘルシー志向の女性に人気。
2022年3月には季節限定のドリンク「デーツ&カカオソイラテ」が登場し、今注目の食材・デーツとカカオニブをいち早くドリンクに取り入れているところも女性の心をつかみそうです。
女性が過ごしやすいといってもお店の雰囲気はかわいい系ではなくおしゃれ系なので、男性も気軽に入りやすいというのもいいところですね。
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タリーズは子供連れでも利用しやすい
おしゃれで落ち着いた雰囲気のカフェはなんとなく子供を連れて行きにくいものですが、タリーズはむしろ子供もウェルカム!
キッズメニューも充実しているので、子供も喜んでカフェにお供してくれそうです(笑)
またタリーズでは絵本のコンテスト「タリーズピクチャーブックアワード」を開催しており、優勝した作品は店舗で販売しています。
カフェで絵本までゲットできるなんて、親子ともに嬉しいですね!
その4:食事系メニューが充実
ランチや軽食に最適なしっかり食事系のメニューが充実しているのもタリーズの特徴。
カフェというより、ちょっとしたレストランとして利用できるのがありがたいですよね。
朝ごはんにちょうどいい「厚切りトーストツナチーズメルト」や、ランチにピッタリの「牛ひき肉の贅沢ボロネーゼ」など、パンやパスタ系のメニューがたくさんあります。
塩系のメニューが充実しているので、甘党ではない人にもおすすめですよ。
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スタバに似てるとよく言われるけれど...
タリーズはスタバと同様シアトル出身のカフェなので、何かとスタバと似ていると比較されがちです。
タリーズでグリーンのストローが採用されてすぐにスタバでグリーンのストローが採用された、アメリカではスタバの店舗のすぐそばにタリーズを出店させていた...など何かとお互いにライバルとして意識していそうなエピソードも。
とはいっても出身地が同じだけで、それぞれの特徴を知ってみると違うところもたくさんあるんですよ。
タリーズとスタバの違いをもっと知りたい人はこちらの記事を見てみてくださいね。↓
その5:店舗展開が面白い
タリーズは病院内や会社の中、キャンパスにも店舗があり、従来のカフェに多い駅やショッピングモールだけではない店舗展開を見せています。
病院内のタリーズは私も利用したことがありますが、緊張しがちな病院の中に落ち着いたカフェがあるのを見て癒されたのを思い出しますね〜
また、スターフライヤーの機内で提供されるコーヒーもタリーズなんだとか。
コアな需要をしっかり満たす、タリーズの独自路線が成功につながっているのかもしれません。
地域貢献にも取り組んでいる
2013年にオープンしたタリーズコーヒー隅田公園店では、町の清掃や、売上の一部を公園の維持管理のために寄付するなど、地域に密着した取り組みをおこなっています。
都内で初めて河川沿いにオープンした店舗で、川沿いの広々とした空間とスカイツリーが楽しめるのがポイントの店舗です。
毎日の利用にはもちろんのこと、災害時帰宅支援ステーションにも登録されているので、いざという時にも安心!
清掃のボランティアなどにも積極的に参加することで地域に根ざしたお店づくりに取り組んでいるのは好感が持てますね。
東京都台東区花川戸1-1-31 隅田公園内
タリーズの魅力を味わおう
ここまでタリーズの魅力を大きく5つのポイントで見てきましたが、タリーズはやはり魅力的なカフェだということを再認識できました!
こだわりの豆と焙煎方法に落ち着いた雰囲気、充実したフードメニュー....と、コーヒーが好きな大人こそ楽しめるカフェ、それがタリーズです。
残念ながらアメリカのタリーズは倒産しましたが、今やタリーズは日本に根付いた会社だからこそ日本企業ならではの強みを活かしてますます発展していってほしいですね。
ぜひタリーズで至福のコーヒータイムを落ち着いて楽しんでください♪