こどもが一歳を迎える頃には離乳食とおやつを食べさせるようになっていますよね。
嬉しそうに食べる姿が可愛くてついつい色々なおやつを買ってみようとお菓子コーナーを眺めていると「雪の宿」が目に入りました。
「雪の宿」と言えば三幸製菓が1977年から発売しているロングセラー商品で、サラダ風味の煎餅をベースに北海道生クリーム使用の砂糖蜜が降ってくる雪のような模様になっている可愛らしいお菓子です。
私もこどもの頃から大好きで、一度食べたら止まらないくらい美味しいです。
そういえば「雪の宿」は何歳から食べられるんだろう?
ですが、いざ自分の子に食べさせるとなると少し慎重になってきますね。
結論を言ってしまうと、雪の宿を食べさせるなら3歳からが無難です。
これからその理由を紹介します。
雪の宿と赤ちゃん用おやつ比較
雪の宿には明確に「何歳から」という注意書きなどはありません。
そこで赤ちゃん用のおやつと雪の宿の栄養成分表を比較していきましょう。
栄養成分表の比較
雪の宿と比較するのは7か月から食べられる赤ちゃん定番のおやつハイハインとカルビーから発売されている1才からのサッポロポテトつぶつぶベジタブルの2品です。
三幸製菓 雪の宿
- 100g当たり
- エネルギー 460kcal
- たんぱく質 4.6g
- 脂質 15.4g
- 炭水化物 75.7g
- 食塩相当量 1.46g
- 1個装当たり※2枚入り
- エネルギー 62kcal
- 食塩相当量 0.20g
- ※アレルゲン情報 小麦、乳成分、ゼラチン、大豆
亀田製菓 ハイハイン
- 100g当たり
- エネルギー 376kcal
- たんぱく質 3.6g
- 脂質 1.2g
- 炭水化物 87.4g
- 食塩相当量 0.47g
- カルシウム 1500mg
- 1個包装(2枚)当たり
- エネルギー 13kcal
- たんぱく質 0.1g
- 脂質 0.04g
- 炭水化物 3.0g
- 食塩相当量 0.02mg
- カルシウム 51mg
- ※アレルゲン特定原材料(28品目中) 不使用
カルビー 1才からのサッポロポテトつぶつぶベジタブル
- 1袋8g当たり
- エネルギー 31kcal
- たんぱく質 0.2g
- 脂質 0.1g
- 炭水化物 7.4g
- 食塩相当量 0.1mg
- ※アレルゲン情報 小麦
1袋分のエネルギーと食塩相当量について
見比べて一目瞭然、雪の宿1袋2枚分は赤ちゃん用のおやつよりカロリーと食塩相当量が多く、そのまま1袋2枚の量を食べさせるのはオススメはできません。
1歳からのおやつと比較するとカロリーだけなら雪の宿1枚くらい与えても大丈夫そうに見えますが食塩相当量が0.1mgと0.20g(=200mg)で比べ物にならない量となっています。
アレルゲンについて
離乳食中の赤ちゃんはまだアレルギーがあるか分からないため、アレルゲンに充分注意しなければならないですね。
雪の宿には小麦、乳成分、ゼラチン、大豆のアレルゲンが入っているので、アレルギーの確認ができていない赤ちゃんには不安要素もあるのでオススメはできません。
また既にアレルギーがあるとわかっているなら雪の宿を食べさせるのは絶対にNGです。
どれだけ美味しくてもアレルギー反応が出てしまったら命にも関わるのでやめてください。
固さについて
赤ちゃん向けのおやつであるハイハインなどはとても柔らかく口に入れるとすぐ溶けるようになっています。
雪の宿はそれより固めの煎餅なので噛み砕いた煎餅が口内を傷つけてしまう心配があります。
砕いて食べさせるにしても大きさにも気を付けなければいけません。
結局、何歳から食べてOK?
成分表やアレルゲンを確認した上で何歳から雪の宿を食べても安心できるか紹介します。
0~1歳児はやめておいた方がいい
栄養や塩分、アレルギーに気を遣う0~1歳児に雪の宿はやめておいた方が無難です。
「砕いて一口ぐらい大丈夫では?」となるかもしれませんが、雪の宿の美味しい味を覚えて赤ちゃんが「もっと食べたい!」となった場合に「これは塩分が多いからから全部あげられないよ」となってしまうのは心苦しいですよね。
雪の宿を欲しがっていても最初は与えないようにしましょう。
ハイハインや月齢に合ったおやつを渡してあげてください。
2歳児は少量から
個人差はありますが二歳半頃に歯が生え揃い、その頃にはよく食べ物を噛めるようになっているはずです。
摂取するカロリーや塩分、アレルギーには気をつけなければいけませんが、半分または1枚から様子を見ながら与えてみましょう。
3歳児からが無難
3歳になると今まで食べられなかった食材が解禁されたり、アレルギーの確認も済んでいたりと不安要素も減ってきていると思います。
雪の宿1袋2枚入りを与えても大丈夫でしょう。
食べすぎには注意してあげてくださいね。
過敏になりすぎない
ここまで「気を付けることが沢山ある」「0~1歳までは食べさせない方がいい」と言ってきました。
ですが、最低限アレルギーや与える量にさえ気を付けていれば多少齧った程度は「食べさせてしまった」と罪悪感を感じなくても大丈夫です。
「うっかり手の届くところに雪の宿を置いてしまい1歳頃のこどもが食べてしまった!」となってしまっても「美味しかった?」「まだ欲しい?」「もう少し大きくなったら食べようね」と言ってあげましょう。
誰だって美味しいものは食べたいですし、食べたことを叱ったり食べさせてしまったことを後悔するっより「雪の宿好きなの?」「一緒だね!」と共感した方が楽しいですよね!
雪の宿は何歳から? まとめ
大人でも「あと1袋食べてしまおうかな」となってしまうくらいにやみつきになってしまう雪の宿ですが、こどものおやつに与える時は3歳頃からアレルギーや食べすぎに注意して与えてあげてください。
歯の生え始めた0歳児がうっかり口に入れてしまっても一口、二口ぐらいは気にしすぎないようにしましょう。