ベイクのチーズタルトは、サクサク食感のタルトに濃厚でふんわりとしたチーズクリームが特徴ですよね。
実は、きのとやとベイクのチーズタルトのルーツは同じ!!会社は違うんです!
一体何が違うの
今回は【きのとやの焼き立てチーズタルト】と【BAKE CHEESE TART】の違いについて調査いたしました。
きのとやとベイクの違いが気になっていた方や、まだ食べたことがない方もぜひお読みくださいね!
きのとやとベイクのチーズタルトに違いはあるのか?
きのとやのチーズタルトと、ベイクのチーズタルトに違いはあるのでしょうか。
チーズタルトの原点
きのとや創業者の長男「長沼真太郎さん」が、「KINOTOYA 2」のたて直しを任されたことで現在の大人気チーズタルトが誕生しました。
当時、新千歳空港店では北海道酪農菓子を主力として手広く販売するも、売り上げはいまいち。
ブランド再建への方法として従業員へのアンケートをもとに、冷蔵のショーケースで販売されていた大きなチーズタルトに的を絞ることにしました。
チーズタルトの販売戦略を考えている中、シンガポールでの北海道物産展で「チーズタルト」を販売していた時に、たまたま箱がなくなり仕方なく鉄板の上で販売したことで「出来立て感」が演出され、香ばしい匂いが漂いたくさんの人が集まり、あっという間に売れていったのです。
真太郎さんは北海道に帰ってすぐ、新千歳空港店でも鉄板のまま販売するスタイルに改装し、新千歳空港の人気商品へとなりました。
その後、真太郎さんが東京で立ち上げた「BAKE」でも自身が改良した「チーズタルト」を販売。
現在ではベイクときのとやは別会社となり、それぞれの工場で製造しています。
こだわり
見た目もそっくりな二つのチーズタルト。
実は焼き方や食感へのこだわりもそっくりなんですよ!!
ただ、きのとやは「北海道産」の素材にこだわりがあり、チーズソースに使用しているチーズの一部にも北海道産を使用しています。
それに対しベイクは、「国内製造品」としか記載がいないため、詳しいことは分かりません。
味の違いは??
きのとやは、新千歳空港と札幌にしか実店舗がなく、ベイクは北海道には店舗がありません。
そのため、二つを同時に食べ比べることは容易ではありませんが、食べ比べをした人は「違いが分からない」という感想が多いです。
かなり敏感な舌の持ち主でなければ、違いは分からないのかもしれません。
ちなみに、札幌にある【KINOTOYA BAKE】はきのとやの店舗であり、きのとやの工場で作られたものを販売していますよ。
原材料を比較
きのとやとベイクのチーズタルトの原材料を比較してみましょう。
※ベイクの原材料については、ホームページにも記載がなく、アレルギー源などの表記だけでした。
詳しい内容はわかりませんでしたが、マーガリンやショートニング、はちみつ、アルコール分は使用していないそうです。
きのとやの添加物については「膨張剤」としか書かれていませんが、ベイクのように原材料中に添加物が入っているのかどうかはわかりませんね。
栄養成分を比較
きのとやとベイクのチーズタルトの栄養成分の違いも比較してみましょう。
栄養成分 | きのとや | ベイク |
エネルギー | 189kcal | 173kcal |
たんぱく質 | 3.4g | 3.1g |
脂質 | 12.3g | 9.7g |
炭水化物 | 16g | 18.5g |
塩分相当量 | 0.2g | 0.2g |
二つを比較すると、きのとやの方がカロリーと脂質が多くなっています。
脂質が多いということは、バターなどの油分が多く含まれていると予想できます。
炭水化物はベイクの方が高いので、粉類か糖分が多いのではないでしょうか。
たんぱく質や塩分には差がないので、乳成分やたまごは同じくらいの量であると考えられます。
あくまでも私個人の推測ですが、栄養成分表や上記で紹介したツイッターで「ベイクはさわやかしっかり」という方がいることから、きのとやの方がベイクよりも粉類は少ないので若干柔らかく、きのとやよりもベイクの方が油分が少ないので「さわやか」に仕上がっているのではないかと思います。
価格を比較
きのとやのチーズタルトと、ベイクのチーズタルトの価格も比較してみました。
きのとや | ベイク | |
店頭・単品 | 183円 | 216円 |
店頭・6個入り | 1080円 | 1242 |
公式オンライン | 12個入り 2332円 | 10個入り 2160円 |
オンライン一個あたり | 194.3円 | 216円 |
ベイクはオンラインも店頭販売も同価格ですが、きのとやはオンラインだと10円ほど値上がりします。
それでも、ベイクよりもきのとやの方が20円ほど安いですね。
その他の違い
きのとやのチーズタルトと、ベイクのチーズタルトには他にも違いがあります。
- ベイクは店舗数が多い
- ベイクは種類が豊富
きのとやの店舗数は北海道のみ11店舗なのに比べ、ベイクは東北から沖縄まで72店舗があります。
さらに海外に48店舗を出店しているんですよね。
※2020年9月時点
また、ベイクは期間限定のフレーバー商品なども多数販売していますね。
自由が丘店では自分好みにカスタム出来る「ひとてまタルト」の販売もしています。
きのとやでも期間限定でチョコ味を販売していましたが、ベイクほどの種類はないですね。
まとめ
もともとの原点は同じ「きのとや」と「ベイク」のチーズタルト。
会社も製造工場も別々になり、使用されている原材料や分量などに違いがありましたね。
ですが、どちらもタルトのサクサク感や濃厚でふんわりとしたチーズクリームの食感へのこだわりが同じであり、二つの違いが分かる人は少ないようですね。
いろいろな味を楽しみたいのならベイクの方がおすすめですが、北海道産にこだわりたい方にはきのとやがおすすめです。
「どちらも買いに行けないがどうしても食べ比べてみたい」という人はオンラインで購入することができますよ。
オンラインでの購入や、出張や旅行などで両方を購入する機会がある方は、ぜひ食べ比べをして「きのとや」と「ベイク」の違いを見つけてみてくださいね!