秋から冬が旬のりんごですが、現在では保存方法が進化し一年中食べることができますよね。
りんごはそのまま食べるだけじゃなく、カレーの隠し味やアップルパイのようなスイーツにするなど、アレンジ方法も豊富です。
りんごが茶色いけど、腐っているの?
3か月も冷蔵庫で放置しちゃったんだけど、りんごが腐るとどうなるの??
など、りんごを食べようとした時に「これって大丈夫?」と気になることもありますよね?
この記事では、りんごが腐るとどうなるのかを分かりやすくまとめました。
りんごが大好きで腐るとどうなるかを知っておきたい人や、食べようとしたりんごの様子がおかしいときなどに参考にしてくださいね!!
りんごが腐るとどうなるの?
りんごが腐るとどうなるのでしょうか。
カビが生えている
外見にカビが生えていれば、ほとんどの人は腐っていると気づくと思います。
カビが生えてしまったりんごは全体に菌がいきわたっている可能性が高いので、食べることができません。
掴むと汁が出るほど柔らかい
りんごが腐ると、皮がしぼみ柔らかくなりますので、触るとぐにゃっとした感触になります。
また、皮の一部がしわになっていたり少し柔らかくなっているものは、鮮度が落ちてきて水分や酸味が抜けてきている証拠ですので、できるだけ早めに食べましょう。
すぐに食べられない場合は、薄くスライスして冷凍し「冷やしりんご」にするのもおすすめですよ。
すっぱい臭い
りんごが腐ると酸っぱい臭いがします。
すっぱい臭いがした場合は、見た目がそれほど傷んでなさそうでも食べることができません。
また、りんごが生乾きのようなにおいがする場合は、りんごを保存していたものの臭いうつりによるものです。
この場合は、風通しが良いところにしばらく置いておけば解消しますよ。
変色している
外見には異常がないのに、切ってみたら茶色く変色していたり溶けたようになっていることもあります。
落としたりぶつけたりすることで傷んでしまい、腐ってしまうこともあります。
皮や、身の中の一部分が腐っている場合であれば、その部分だけ切り落として食べることができますよ。
芯のみがカビている
りんごの芯の部分がカビていることがありますが、これは「芯カビ」という病気の一種です。
「腐っている」とはまた少し違いますので、大きめに切り取れば食べても問題はありませんよ!
問題のない症状
「これって腐っているの?」と思う場合でも、問題のない症状もありますよ。
後味が苦い
りんごの後味が苦いのは、農薬や腐っているわけではありません。
苦みの原因は、カテキンやタンニンなどの苦み成分がある「りんごポリフェノール」によるものです。
「りんごポリフェノール」には、老化防止や血流効果などのプラスの作用がたくさんあるので、りんごは皮ごと食べることがよいとされているんですよ。
べたべたする
りんごの皮がべたべたするのは、何かを塗っていたり腐っているわけではありません。
水分の蒸発を防いだり病原菌から守るため、りんごの表皮は透明なろう物質の膜で覆われています。
りんごが成熟することでさまざまな脂肪酸が分泌され、ろう物質を溶かすためにりんごの表面がべたべたするのです。
このことを「油上がり」といい、食べごろのサインでもあります。
りんご自身が作り出す物質のため害はなく、リノール酸などは栄養価が高く悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
まとめ
今回は、「りんごが腐るとどうなるか」についてまとめました。
一部が変色している場合や芯がカビている場合は、切り落として食べることができます。
ですが、全体的に溶けていたり外側にカビが生えている場合、すっぱい臭いがする場合は食べないようにしましょう。
また、焼きりんごやジャムなどにすると、味が落ちたりんごでもおいしく食べられますのでおすすめですよ!