おやつやお土産、ちょっとした小腹対策にもってこいなドーナツ。
大人も子供も大好きですよね。
様々な種類のドーナツがありますが、「ドーナツ」と言って一番に思い浮かぶのは、やはり丸くて真ん中に穴が開いたドーナツではないでしょうか。
そのドーナツの穴って、なんで開いているか知っていますか?
今回はドーナツの穴の理由を調べてみました!
コーヒーブレイクのドーナツタイムの小ネタにもうってつけですよ♪
ドーナツの穴の理由
ドーナツの穴の理由についてはいくつか諸説があるようです。
1.クルミの入手が困難だったため
ドーナツはもともと真ん中にクルミを乗せた、揚げたお菓子だったそうです。
しかしアメリカではクルミの入手が困難だったため、クルミを乗せずに真ん中に穴をあけた・・・という説。
2.舵輪に刺していたため
ハンソン・グレゴリーという人物がドーナツの生みの親と言われていますが、彼は船乗りで、航海中に、いつでも食べられるようにとドーナツの真ん中に穴をあけて、操舵輪にひっかけていた・・・という説。
3.中までしっかり火を通すため
ドーナツはもともとは穴のない状態の揚げたお菓子だったのですが、真ん中に火が通りにくく、それを防ぐために真ん中に穴をあけた・・・という説。
上記のハンソン・グレゴリーが穴の開いたドーナツを発案したそうですが、彼の母親が作るドーナツの真ん中がいつも生焼けだったことから、穴の開いたドーナツを思い付いたそうです。
アメリカのメイン州ロックポートには、リングドーナツの発案者としてハンソン・グレゴリーの記念碑が建てられているそうですよ。
4.偶然の産物
アメリカ先住民であるインディアンの放った矢が、偶然小麦粉の生地の真ん中に当たり、空洞になった状態で油で揚げられたという、嘘か本当かは分からないような説。
ドーナツの穴の理由には、こんなに色んな説があったんですね。
どれが正しいのか真実は不明ですが、あなたはどの説を信じますか?
ドーナツの語源
こちらも調べてみると2説あることが分かりました。
一つ目の説はこちら。
ドーナツの「ドー(Dough)」は、ケーキやパンを作るときの材料になる小麦粉・水・砂糖・バター・卵などをよくねったもののことで、「ナツ」というのは、ボルト・ナットの「ナット」のことをさしています。
ナットとはまん中にあながあいていて、六角形のねじをとめるものです。
まん中に穴の開いたナットのような形をした小麦粉の生地「ドー」を、油であげたものがドーナツというわけです。
二つ目の説は、「ドー」は上記の説と一緒なのですが、「ナツ」はNut=ナッツ(木の実)としている説です。
昔はクルミを真ん中に乗せていたことを考えると、こちらの説も頷けますよね。
ドーナツの歴史
ドーナツといえばアメリカのイメージを持つ人も多いと思いまが、実はドーナツの原型はオランダで作られていた「オリボーレン」というものだという説があります。
オリボーレンとは、小麦粉・砂糖・卵で作った生地を発酵させ、ラードで揚げたボール状のお菓子のことです。
またオランダ以外の国からの伝承だという説もあるらしいのですが、、ヨーロッパ各地で同時期にオリボーレンのような揚げ菓子が食べられており、それが大航海時代にアメリカに伝わったと考えられているそうです。
簡単・安い・美味しいということで、アメリカの人々はこのドーナツに夢中になりました。
そして第一次世界大戦中、ドーナツガールズと呼ばれる救世軍の女性たちが戦地のアメリカ兵を勇気づけようとドーナツを配ったところ大好評。
終戦までに100万個以上を配ったと言われています。
アメリカでドーナツの人気は不動のものとなり、世界的に有名な「クリスピー・クリーム・ドーナツ」などのドーナツメーカーが誕生し、1970年には日本にも「ミスタードーナツ」がオープンしました。
今では手軽に食べられる「みんなのスイーツ」として、老若男女問わず親しまれています。
まとめ
調査した結果、ドーナツの穴ができた理由には4つの説がありました。
- クルミの入手が困難だった説
- 舵輪に刺していた説
- 中までしっかり火を通す説
- 偶然の産物説
まさかこんなに多くの説があるなんて、正直ビックリしました。
どれも真実であるような、そうでないような・・・(笑)
今では様々な種類のドーナツを見かけますが、穴が開いていても開いていなくても、ドーナツの美味しさは変わらないですよね。
お気に入りのドーナツを片手に、「ドーナツの始まり」を想像してみるのも面白いかもしれませんよ。