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いろはすの採水地はどこにあるのか?各地の特徴を交えてご紹介!

2009年に発売されて以来、多くの本数を売り上げ、今も身近なナチュラルミネラルウォーターとして販売され続けている、いろはす。

値段も大手メーカーのお茶などよりも安いですし、手軽な水分補給や、料理などでも活躍してくれますね。

このいろはす、もちろん天然の水ですので、どこで採水されているのかラベルを確認したり、気になる方もいるかと思います。

日本各地のいくつかの採水地はどこでどのような土地なのか調べてみましたので、みていきましょう。

各採水地を知っていると、旅行で出かけたときなど、近くの採水地から届いたいろはすが手に入るかもしれませんよ!

いろはすの日本各地の採水地

いろはすの採水地は全部で7か所(2021年8月現在)となっていますので、それぞれの場所をみていきましょう。

北海道札幌市清田区

北海道札幌市清田区の採水地では、有明に位置する、白旗山を水源とした地下水を採水しています。

白旗山一帯は、「支笏火山噴出物層」という火山灰地であり、長い年月をかけて磨かれた水が湧く土地。

水は白旗山方面から長い年月をかけて地下深く流れてきたものを、札幌工場の地下300mから汲み上げ。

有明には、地下水を汲める「有明の名水」というスポットがあり、冷たくて美味しい水を手に入れることができますよ。

札幌工場へのアクセスはこちら

岩手県花巻市

岩手県花巻市の採水地から取水する水は、奥羽山脈の支脈を源とする、豊沢川の水域と深く関わっています。

豊沢川水域に降り注いだ雨が土の層奥深くまで浸透し、層の間を通る過程で磨かれた水を採水。

豊沢川沿いには著名人も愛したという温泉(大沢温泉など)も湧いていて、水資源の豊富さがうかがえますね。

花巻工場へのアクセスはこちら

山梨県北杜市白州町

山梨県北杜市白州町は、甲斐駒ヶ岳の麓に位置している、水資源が豊かで清らかな湧水が溢れている土地。

この北杜市は日本名水百選になんと3か所が選ばれており、日本一の名水の里ともいわれています。

白州町にも甲斐駒ヶ岳を源流とする名水百選の1つがあり、いろはすもこの土地で採水、名水の里の恵みを受け取っているんですね。

白州工場へのアクセスはこちら

富山県砺波市

富山県砺波市には、岐阜県の飛騨高地にある烏帽子岳を源流とする庄川が流れ、町を潤しています。

いろはすにはこの庄川水系の地下水が使われていますが、いろはすの中でも最も硬度が低い軟水で、口当たりもよくさっぱり。

砺波市は庄川沿いに発達した扇状地で水も豊富なため、付近には田園風景が広がり、どこか懐かしい雰囲気を味わえそうです。

砺波工場へのアクセスはこちら

鳥取県西伯郡伯耆町

鳥取県西伯郡伯耆町は、「伯耆富士」とも呼ばれる大山の麓に位置しており、金屋谷の山林にある水源域から採水。

鳥取県自然遺産の大山は、西日本最大級のブナ林を有し、この自然の力で良質な水が産出されます。

大山近郊、一例で米子市では、水道水にも天然水が使用され、蛇口をひねれば薬品処理も必要ない美味しい水が飲めるとのこと。

米子市水道局では、大山山系の天然水を使用したペットボトル水「よなごの水」を販売しているそうですよ。

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宮崎県えびの市

宮崎県えびの市は、霧島連山の麓に位置しており、降水量が多く、山々に浸み渡った雨が伏流水となって湧出。

霧島連山は火山帯であるがゆえに温泉も豊富で、宮崎県で唯一の温泉郷「京町温泉」も有します。

霧島の地形は変化に富み、多くの滝や渓谷がある日本でも有数の水が豊富なエリアで、地球の生命が感じられるような場所です。

えびの工場へのアクセスはこちら

熊本県熊本市南区

熊本県熊本市の採水地は、東方にある阿蘇山から噴出した火砕流が降り積もってできた、すき間に富んだ水を育みやすい台地。

阿蘇外輪から熊本市まで約20年かけて地下水で磨かれ、その間ミネラルなどを含む美味しい水になります。

水循環の基礎は戦国武将・加藤清正が築き、水田の整備で水が浸透しやすい土地の地下に大量の水が供給され、地下水が一層豊富に。

熊本市は水道水源の全てを地下水で賄っており、これは人口50万人以上の都市では日本唯一で、世界でも稀有な例なんですよ。

熊本工場へのアクセスはこちら

採水地に広がる自然

これまでみてきたように、採水地の背景には山々、豊かな森林が存在していることが分かります。

豊かな森林があるということは、自然の水に深く関わる「水源林」もまた豊富に備わっているということ。

水源林の機能

①水を蓄える
樹木の葉や枝が堆積すると、吸収・保水機能を備えた腐食層を形成、スポンジのように水を吸収

②水を浄化する
水源林に降った雨はゆっくり地中に浸透、土や岩の間を通るうちにゴミが除かれ、さらに岩の成分が溶け込み美味しい水となって川へ

③洪水を緩和する
水源林がなければ水を蓄えられず、雨はそのまま地表を滑って川に流れることとなる
水源林が雨の流出量を調整し、洪水を緩和する

いろはすも水源林をはじめ、豊かな自然の恵みを受けてでき上がった、考えてみるとすごく貴重なものなんですね。

まとめ

いろはすは日本各地の採水地から、自然の恵みを受け取った地下水をボトルに詰めて出荷。

採水地の全7か所で汲み上げられる水、土地によって含まれる成分もそれぞれ微妙に違いそうで、実は別物かもしれませんね。

もし全7種類のいろはすを取り揃えることができれば、利き酒ならぬ利き水で飲み比べするのも面白そうです(笑)

いろはすに使われている地下水も、自然の力がなければできないものなので、改めて自然の大切さが感じられます。

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