オリジナルのジャムや調味料、その他数多くの食品を取り扱っているサンクゼールと久世福商店。
公式オンラインショップなどでこの両者の商品を見て、お気に入りのものを見つけた方もいることでしょう。
どちらのお店もたくさんのオリジナル商品を販売していますが、具体的な違いはどのようなところにあるのでしょうか。
サンクゼールと久世福商店の違いについて調べており、手に入れたい商品を見つけやすくなりますので、ご覧ください!
サンクゼールと久世福商店の違いは
サンクゼールと久世福商店の違いについて、サンクゼールへ問い合わせをして、回答を得ることができました。
サンクゼールと久世福商店の違いについて、サンクゼールからの回答
久世福商店は
日本のうまいものセレクトショップとして日本全国のメーカー様に久世福商店のバイヤーが足を運び、おいしいと思う商品をお客様に紹介すべく久世福商店の商品として販売させていただいております。
どちらかといいますと「和」の商品を多く取り揃えております。
サンクゼールは
田舎の豊かさをコンセプトに農場から食卓へと題して、長野の自社工場で製造したジャムやパスタソース、ドレッシング、自社ワイナリーで作られたワイン等どちらかといいますと「洋」の商品を多く取り揃えております。
自社製造商品のみならず、製造委託工場様にサンクゼールブランド商品としてその工場様が得意分野としている商品を作っていただいているものもございます。
サンクゼールは各種ジャムやバター調味料をはじめ、ワインなどのお酒も主要取り扱い品目の1つで、「洋」の商品が中心。
一方、久世福商店は株式会社サンクゼールが手がける事業ブランドで、「和」を意識した商品が中心で、ここに違いがありますね。
例えば取り扱っているジャムにしても、「和ジャム」というカテゴリーに区分して販売されています。
サンクゼールは「洋」、久世福商店は「和」をコンセプトにした商品を展開
そしてサンクゼールや久世福商店に「旅する久世福e商店」が加わり、3つのブランドで展開されています。
サンクゼールの3ブランドが出来上がった背景
経営の根幹となっている、サンクゼール、久世福商店、旅する久世福e商店の3つのブランド。
では、3ブランドそれぞれがどのように出来上がっていったのか、背景について見ていきましょう。
サンクゼールが創業された背景
サンクゼールの創業には、手作りジャムが大きく関わっており、この販売から始まって徐々に取り扱い品目を増やし、規模が拡大。
創業者(久世良三氏)は、サンクゼール創業の前は、奥さんと夫婦2名で、長野県にペンションを営んでいました。
この時、奥さんが自らの手で仕上げていた手作りジャムがお客さんの人気を博し、高評価を得ていたそうです。
この後に方針転換となり、ペンション経営から、この手作りジャムを製造販売する会社を設立し、事業展開をしていくことに。
そしてこの会社が全国に販売網を伸ばして成長し、株式会社サンクゼールとして現在に至っています。
久世福商店が立ち上げられた背景
久世福商店の第1号店が、千葉県のイオンモール幕張新都心にグランドオープンしたのは2013年のこと。
その頃は和食がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、日本の「和」に対する意識が社会的にも高まっていた状況。
創業者もまた、「洋」の色が濃いサンクゼールだけでなく、「和」の食文化へ関心が向き、心境が変化して いったとのこと。
創業者は、祖母が醤油屋の生まれで、「和」の食文化は身近な存在であったことも寄与し、より意識が高まっていったそうです。
このようにして、創業者の「和」への強い想いが久世福商店の立ち上げへとつながっていったんですね。
旅する久世福e商店が立ち上げられた背景
旅する久世福e商店(通称たびふく)は、日本全国からこだわりの逸品を提供するお店が集まって販売するオンラインショップ。
久世福商店のバイヤーが全国を訪ね回り、美味しさを人々に届けようと努力を重ねる生産者を発掘。
全国で丁寧に食文化を伝え続ける作り手の人たちを応援しようと、2021年に立ち上げられました。
久世福商店では難しかった生鮮食品なども、出店者から直送で受け取ることが可能となっています。
サンクゼールと久世福商店、オンラインショップで違いを比較
サンクゼールでは、「久世福・サンクゼール公式アプリ」を用意しています。
アプリを開けば公式オンラインショップへ手軽にアクセスでき、店舗を探すことなどもできますよ。
アプリからアクセスした、公式オンラインショップから、サンクゼールと久世福商店の違いを見てみましょう。
こちらの写真は、サンクゼール公式オンラインショップの、商品カテゴリーを表示したページ。
ワインをはじめ、「洋」に分類されるようなカテゴリーも見受けられ、洋風の商品に力を入れていることが分かりますね。
パスタソースの一番人気は、私が見たときは「オマール海老香るトマトクリームソース」でした。
商品名からも、ソースが絡んだ美味しそうなパスタが想像できちゃいそう。
一方、こちらの写真は久世福商店公式オンラインショップの、商品カテゴリーを表示したページ。
醤油や味噌に甘酒など、日本が誇る伝統技術を駆使して作られた食品が並び、「和」のテイストが感じられますね。
和ジャムでは、一番人気として北海道産の小豆を使用した「あんバター」が表示されていました。
「あんバター」ではさらに色々な種類の商品が販売されており、様々な角度から「和」を味わうことができそうですよ。
もう1つ、久世福・サンクゼール公式アプリからは、旅する久世福e商店の公式オンラインショップにもアクセスできますよ。
写真は「つくり手を訪ねる旅」を表示したページのもので、クリックすればその地方特産のこだわりの逸品が出てきます。
日本全国から生産者が集まり、選りすぐりの品々を扱っているだけあり、地方別に分類されていると便利ですね。
私も見ていると気になる特産品がたくさん見受けられ、その土地の食文化を知る上でもいい機会になりますよ。
まとめ
サンクゼールと久世福商店にはそれぞれのコンセプトに違いがあり、独自の商品を取り扱っています。
- サンクゼールは「洋」、久世福商店は「和」を前面に出して運営
- サンクゼールと久世福商店に、旅する久世福e商店を加えた3ブランド
3ブランドを上手く使い分けて、欲しいものにピッタリの一品を探し出し、新たな美味しさを手に入れてみてくださいね!