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北米でゴディバが全店撤退!日本の店舗は今後どうなってしまうのか?

こんな疑問を解決

「世界的に有名な高級チョコレートメーカーのゴディバが、なぜ北米から大規模な撤退をしたの?」

「日本にある店舗はどうなってしまうの?」

ベルギー発祥の高級チョコレートメーカーであるゴディバ。

日本でも人気のゴディバですが、2021年3月末で北米に展開していた128店すべてを撤退させました。

ゴディバファンだけでなく、ゴディバはショッピングセンターによく入っていたり、最近ではコンビニでも商品が販売されているので馴染みのある方も多いと思います。

なぜ北米ではゴディバは撤退したのか、日本で馴染み深いゴディバの現在と今後について徹底解説します!

なぜゴディバが撤退?

2021年1月の発表で、ゴディバは北米で展開していた128店全店の売却・閉鎖を2021年3月末までに完了させる意向を示しました。

理由1:新型コロナウイルスの感染拡大

全店撤退に至った背景には、現在世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響があります。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、実店舗への来客が大幅に減ったことから、全店撤退にいたったようです。

個人的には「全店撤退」と聞いて「そんなに経営状態が悪かったの?!」と驚いたのですが、よくよく調べてみると、新型コロナウイルスでの来客数の減少は撤退の理由のひとつではありますが、他にも要因がありました。

理由2:時代による販路の変化

新型コロナウイルスが感染拡大する前から、北米ではネットショッピングの需要の高まりから実店舗の売り上げは伸び悩んでいました。

そこへ新型コロナウイルスの感染拡大によって、さらに実店舗の運営が厳しくなったのです。

いっぽう、近年のネットショッピングの需要の高まりに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から通販での売り上げは増えました。

ゴディバとしては北米での販路に関して、実店舗よりも通販事業に注力した方が今後の業績が伸びると判断されたため、全店撤退となったのです。

そして、日本の場合はどうなるのか・・・

日本のゴディバへの影響は?

引用:ゴディバ

実は、現在の日本のゴディバは北米のゴディバとは母体が違います。

つまり、北米で店舗撤退の戦略になっても、日本については全く関係なしというわけです。

うさらんど
うさらんど

さらに詳しく解説します!

そもそも、ゴディバはベルギーで発祥し、現在も本店はベルギーにありますが、長い歴史の中で経営母体となる会社が変化してきています。

【ゴディバの変遷】

1926年ベルギーにて「ショコラティエ・ドラップス」を創業
1956年社名を「ゴディバ」に変更
1972年キャンベル社に買収される
2007年トルコの企業ユルドゥス・ホールディングに買収される
2019年ゴディバ・ジャパンなどのアジア事業を売却

【日本のゴディバの変遷】

1972年日本橋三越に日本のゴディバ1号店をオープン
片岡物産が運営
1994年ゴディバ・ジャパン株式会社設立
2015年片岡物産との国内販売契約終了
全国店舗直営化
2019年ユルドゥス・ホールディングからVM Holdings株式会社(VMHD)に株主変更
VMHDに吸収合併され、「ゴディバ・ジャパン」に商号変更

北米のゴディバの経営を担っているのは、2007年以降現在に至るまで世界的なゴディバの経営権があるトルコのユルドゥス・ホールディングという企業です。

しかし、ユルドゥス・ホールディングは2019年にゴディバにおけるアジア・オセアニアなどの事業を売却したので、現在の日本のゴディバの母体となっているのは、買収先のVMHDという企業であり、資本関係などの経営については、ユルドゥス・ホールディングとは別になっているので、日本のゴディバが北米の店舗撤退の戦略の影響を受けることはありません。

今後のゴディバは?

世界的ゴディバの今後

今回の北米に限らず、世界的にみても店舗での購入よりネットでの需要が高まっていることからも、直営店としての販売形態だけでなく、今後は通販事業や量販店での販売に力を入れることになるようです。

日本のゴディバの今後

ゴディバ・ジャパンにも新型コロナウイルスの影響は出ていると思われますが、実はゴディバ・ジャパンの業績はゴディバ全体の国別における売り上げにおいて世界1位を誇ります。

日本におけるゴディバの人気は世界的にみても特別なんですね。

また、2010年にゴディバ・ジャパンにジェローム・シュシャン社長が着任してからは、7年で売り上げが3倍になっているほど好調です。

日本でもネット販売の需要は高まっているので、ネットでの販路も強化されています。

しかし、2020年にはゴディバ・カフェもオープンするなど、今後も日本では直営店舗の形態も存続されると考えられます。

まとめ

北米ゴディバの全店撤退は衝撃的なニュースでしたが、北米ゴディバの店舗の業績不振だけでなく、時代の流れやニーズの変化に対応した結果といえます。

現在の北米のゴディバと日本のゴディバは母体が違うので、北米全店撤退が日本のゴディバに影響することはありません。

日本のゴディバはコンビニ進出やカフェをオープンさせるなど、その経営戦略はとても好調であり今後も店舗販売を継続していくものとみられています。

個人的にはゴディバの店舗でしか楽しめないショコリキサーが大好きなので、日本では店舗が存続しそうで安心しました♪(´▽`)

「日本人にとって最も身近な高級チョコレートメーカー」といえるゴディバ・ジャパン。

うさらんど
うさらんど

今後も目が離せませんね♪

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arimura

食べることが大好きなライターです♪ 主に、スーパーやコンビニで手軽に買える商品について執筆。 読者のみなさんの悩みや疑問が解決するよう、徹底的な調査&解説をモットーにわかりやすい記事を心がけています。

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