「チョコチョコサクサク!おやつはチョコビ!」でお馴染みのチョコビ。
クレヨンしんちゃんの主人公「野原しんのすけ」が大好きなお菓子ですね。
そんなクレヨンしんちゃんの定番お菓子のチョコビですが、
「市販されているチョコビは想像していたチョコビとはなんか違うような・・・?」
「箱がコアラのマーチにそっくりなのはどうして・・・?」
など疑問がつきません。
この記事では、チョコビとロッテのコアラのマーチの違いについてご紹介します。
これを読めば、チョコビとコアラのマーチの違いだけでなく、その関係性までわかります!
チョコビとコアラのマーチの違いは?
チョコビとコアラのマーチ、実際の市販されている商品は似ているようで違いがあります。
【チョコビとコアラのマーチの違い】
チョコビ | チョコ味のキャラメルコーン |
コアラのマーチ | ビスケットの中にチョコレート |
また、漫画や初期のアニメを見ていた方には現在の市販のチョコビよりもコアラのマーチの方がイメージに近いとの声もあります。
たしかに、「チョコビ」という名前やアニメでの色などから、「チョコビ≒チョコビスケット」に近いコアラのマーチが連想されます。
しかし、現在のチョコビは「チョコ味のキャラメルコーン」なので、ファンにとってはコレジャナイ感を感じる商品になっています。
また、過去に販売されていた他のチョコビに関しても、アニメのチョコビとは似ていませんでした。
ところで、アニメ初期のチョコビがコアラのマーチそっくりになっているのはどうしてなのでしょう?
次で詳しく解説します。
原作でしんのすけが大好きなお菓子はコアラのマーチだった
原作からのファンの間では知られているところですが、原作の中しんのすけが大好きなお菓子はチョコビではなく「コアラのマーチ」でした。
しかし、アニメ化するにあたってスポンサー関係で「チョコビ」に変更されたのです。
いわゆる“大人の事情”が原因で変更になっていたのですね。
もともとコアラのマーチだったためアニメでもビスケット色だったり食べた時の音など商品の表現には、現在のチョコビとは違いコアラのマーチに似ている部分がありました。
アニメで見たチョコビとコアラのマーチの印象が重なってしまうのは、むしろ当然といえますね。
各商品情報からみるチョコビとコアラのマーチの違い
チョコビの商品情報
【名称】スナック菓子(チョコビ チョコレート味)
【原材料名】
砂糖(国内製造)、植物油脂、コーングリッツ、パン粉、マーガリン、ココアパウダー、加糖れん乳、カラメルソース、食塩、準チョコレート、クリーム(乳製品)、発酵風味パウダー/卵殻Ca、カラメル色素、香料、乳化剤、トレハロース、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆を含む)
【内容量】25g
【製造者】株式会社東ハト
【販売者】株式会社バンダイ
【栄養成分表示】1箱(標準25g)当たり
エネルギー | 140kcal |
たんぱく質 | 0.7g |
脂質 | 8.4g |
炭水化物 | 15.4g |
食塩相当量 | 0.15g |
カルシウム | 39mg |
【対象年齢】3歳以上
現在のチョコビは、2006年にバンダイと東ハトがコラボして商品化されたもの。
キャラメルコーンでお馴染みの東ハトが作っているだけあって、チョコビも「チョコレート味のキャラメルコーン」みたいな商品になっています。
コアラのマーチのようなチョコビスケットではないものの、作中の商品を模して外箱は六角柱の形、中身のお菓子は星形になっています。
コアラのマーチの商品情報
【名称】準チョコレート菓子
【原材料名】
砂糖(国内製造又は外国製造)、小麦粉、植物油脂、カカオマス。でん粉、ショートニング、乳糖、全乳粉、液卵、ホエイパウダー、脱脂粉乳、クリームパウダー、食塩、ココアパウダー、ココアバター/膨張剤、カラメル色素、乳化剤(大豆由来)、香料
【内容量】50g
【製造者】株式会社ロッテ
【栄養成分表示】
エネルギー | 266kcal |
たんぱく質 | 2.6g |
脂質 | 14.5g |
炭水化物 | 31.3g |
食塩相当量 | 0.3g |
いわずと知れたロッテから発されているるコアラのマーチ。
1984年に発売開始、1988年には、女子高生の間で幸せの「まゆげコアラ」ブームがおきました。
クレヨンしんちゃんの連載開始は1990年、アニメ放送開始は1991年です。
クレヨンしんちゃんの連載開始時にはすでに、コアラのマーチが国民的人気のお菓子になっていたので、主人公であるしんのすけの大好きなお菓子として選ばれたのかもしれませんね。
チョコビとコアラのマーチの共通点
東ハトとバンダイのコラボで誕生した現在のチョコビは、作中のチョコビをできる限り再現しているようですが、作中に出てくるチョコビとの共通点は外箱が六角柱であること、お菓子が星形になっていることくらいです。
さらに、コアラのマーチとの共通点となると、唯一パッケージの箱の形が六角柱になっていることしかありません。
これまでに発売されたチョコビ関連商品一覧
これまでに発売されたチョコビ関連商品はこちら↓
発売年 | 製造会社 | 商品名 | 商品説明 |
1993年 | 株式会社ロッテ | (正確な商品名は不明) | 星形のピーナッツチョコレート ※現在は販売終了 |
1999年 | オリオン株式会社 | クレヨンしんちゃんラムネチョコビ | 星形のココア味ラムネ 「クレヨンしんちゃんシリーズ」として他にもクレヨンしんちゃんパッケージのラムネ商品を販売している |
2004年 | バンダイキャンディトイ | おっ!チョコビ | スティック状のビスケット菓子 メロンパン味、チョコレート味があった ※現在は販売終了 |
2006年 | 製造:東ハト 販売:バンダイ コラボ商品 | チョコビ | 作中チョコビを可能な限り再現 今年で発売から15周年 星形でキャラメルコーンのようなスナック菓子 |
2014年 | 森永乳業株式会社 | クレヨンしんちゃんチョコビアイス | 期間限定で発売していたアイスモナカ ※現在は販売終了 |
2019年 | ハート株式会社 | クレヨンしんちゃん チョコビなデザート | チョコビをイメージして作られたお菓子 スプーンを使って食べる ※現在は販売終了 |
現在のチョコビの他にもさまざま商品が出ていますが、どれもモデルとなった「コアラのマーチ」とは全く違うものばかり・・・
結果、商品化されるたびにファンの「コレジャナイ感」は増していくばかりのようです。
まとめ
クレヨンしんちゃんの原作でしんのすけの好きなお菓子は「コアラのマーチ」!
アニメ化の際にスポンサーの関係でそのまま「コアラのマーチ」を使用することができず、「チョコビ」へ変更になった背景がありました。
そのため、劇中のチョコビはコアラのマーチに似ている部分があったものの、現実にチョコビを商品化する際には大人の事情でコアラのマーチを真似した商品を出すことはできません。
結果的に、チョコビはファンが想像していた「コアラのマーチのようなお菓子」とは大きな違いを感じる商品になっているのです。
とはいえ、現在販売されているチョコビは今年で15周年!
15周年を記念した商品パッケージやキャンペーンも展開中で、品薄状態になっています。
15年の歳月をかけて、現在のチョコビはファンにも受け入れられてきているといえるのではないでしょうか。
●チョコビの販売店について紹介している記事はこちら↓