洋梨とラフランスって確かに似ていて違いがわかりにくいですよね。
判別できるとすれば形、色・・・でしょうか?
でも秋のフルーツの女王といわれるほど秋の味覚でもある洋梨とラフランス!
ここは徹底解剖していきます!
洋梨とラフランスの違いはなに??秋のフルーツの女王を徹底解剖しちゃいます!
洋ナシとラフランスの違いはなに?
洋梨とラフランスの違いを見分けるには中々難しいものがありますよね。
見た目が本当に似ていますし・・・正直個人的は商品名が書かれていないとわかりません。
そこで画像で比べてみました!
はい!どうでしょうか。
違いといわれてもあまり変わらず、、、わかりませんよね。
違うといえば色・・・でしょうか。
実は洋梨とラフランスって同じ仲間なのです!!!
まったく違うモノではないので似ているのは当たり前。
そもそも梨といわれるものは、和梨といわれるものと西洋梨といわれるものに分かれるのだそうです。
ちなみに洋梨とラフランスは西洋梨に分類されます!
それでは詳しくみていきましょう!
洋梨とは?
西洋梨ともいいます。
ヨーロッパ原産のバラ科シナ属の植物およびその果実であり、洋なし(pear)ともいう。ヨーロッパ、北アメリカ、オーストリアのほか、日本国内を含めて世界各地で広く食用に栽培されているそうです。
スーパー等でもよく見かけたり、缶詰にされていたりもしますよね。
日本でもなじみのある果物といえるのではないでしょうか。
ラフランスとは?
この名前からも察することができますが、実は生まれは「フランス」の果物であるラフランス。
この品種名は日本独自のもので、本国フランスでは発見者の名をとり、「Claude Blanchet」といわれているそうです。
また、このラフランスは日本での生産は盛んなのですが、本国フランスやヨーロッパではあまり生産されていません。
というのも気候が合わなかったそうで育成が上手くいかないのだそうです。
なので、ラフランスというのは西洋梨の中でも日本で最も親しまれている品種といえると思われます!
秋のフルーツの女王を徹底解剖しちゃいます!
実は秋のフルーツの女王といわれる「ラフランス」。
洋ナシも秋の季節が食べごろとされていて、スーパーなどの店頭によく並んでいるのを見かけます。
ここでは食べごろの洋ナシとラフランスの見分け方などをご紹介します!
美味しい洋ナシとラフランスを食べましょ~!!
洋梨の見分け方
- 軸の周りの肩の部分に弾力がある
- 黄色くなって甘い香りがすれば完熟
- やわらか過ぎや変色のある果実は避ける
- ふくよかな形でしっかりと重みを感じる
- すぐに食べないなら黄緑色を追熟させる
ラフランスの見分け方
- ラフランスは大きさの割にズッシリ重いものを選びます。果肉が緻密な証しですからクリーミーな美味しさが楽しめます。
- サイズは大きめの3L以上がおススメです。完熟になるほど皮むきが滑りやすいので4L,5Lなど大きいほど皮がむきやすく、ボリュームがあって食べやすくなります。
- ラフランスは完熟を見極めるのが難しいので産地での予冷済みを選びましょう。完熟で召し上がることが美味しいラフランスを食べる原則です。
2つの美味しい食べ方を調査してみました!
大きいもや重みを感じるものを選ぶのは同じようですね!
一緒に買えることがあれば食比べてみてもいいのではないかと思います。
そこで洋ナシとラフランスの味の違いをみていきます!
調査してみると、どうやら若干舌触りがちがうようですよ!
洋梨の味
固めの洋ナシを食べるとリンゴのような、和梨と似た食感のように感じる方が多いようです。
しかし、完熟した洋ナシはリンゴとバナナをかけ合わせたようなねっとりとした食感が楽しめます。
甘い香りもこの完熟期に楽しむ事ができます。
ラフランスの味
リンゴのような食感はあまり感じる事はなのかなぁと思います。
完熟したラフランスが売られていることが多いためと思われますが、洋梨と比べて香りが強いのも特徴です。
ぜひ食べて比べて見てくださいね!
色々な種類の洋梨!
和梨と西洋梨に分類される「梨」
それぞれ沢山の種類があります。
今回は洋ナシの調査なので、洋ナシのみ種類をご紹介します!
本当に沢山あるので、もし見かけたら手にとって見てください。
洋ナシには和梨にない栄養素も!!
・食物繊維
和梨の2倍の食物繊維があるといわれる洋ナシ!!
血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな効果が期待できるのです。
食物繊維は不足しがちな栄養素だとされているため、意識して食物繊維を摂取するといいと思います!
・アスパラギン酸
アスパラギン酸は疲労のもととなる乳酸の分解を促進する効果が期待できます。
・葉酸
貧血予防に効果的です!
その他にもビタミンBやビタミンC、ミネラルが含まれています!
表にすると次のようになります!
洋梨の可食部100gあたりの成分
下の表は七訂日本食品標準成分表に記載されている西洋梨に含まれる成分の量です。
エネルギー | 水分 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 飽和脂肪酸 | 不飽和脂肪酸 | コレステロール | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
54 kcal | 84.9 g | 0.3 g | 0.1 g | 14.4 g | 0.3 g | -g | -g | 0 | 1.9 g |
ビタミン | ||||||||
カロテン | E | B1 | B2 | ナイアシン | B6 | 葉酸 | パントテン酸 | C |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- μg | 0.3 mg | 0.02 mg | 0.01 mg | 0.2 mg | 0.02 mg | 4 μg | 0.09 mg | 3 mg |
無機質 | |||||
ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 |
---|---|---|---|---|---|
Tr | 140 mg | 5 mg | 4 mg | 13 mg | 0.1 mg |
七訂日本食品標準成分表より |
栄養素もたっぷりの洋ナシ!!ぜひ食べてみましょう!
秋のフルーツの女王のシンデレラストーリーとは?!
本国であるフランスよりも日本での栽培が盛んになったラフランス。
西洋梨のなかでも特にスーパーに並ぶことが多く、なじみのあるものとなっています。
実は上記の洋梨の画像としてあげたものは「バートレット」という品種の洋梨です。
もともとは日本で洋梨と言えば「バートレット」が主流でした。
現在、スーパーではこの「バートレット」を「洋梨」と表記して販売し、「ラフランス」はそのままの表記で売られていることも多いです。
現在ではこの「バートレット」と「ラフランス」ではシェア全然違います。
日本のシェアだけでいうならば65%がラフランスなのです!
今ではなじみのあるラフランスですが、実は不遇の時代があったようなのです。
その理由はラフランスの見た目にありました・・・。
凸凹していて色がよくなかったというのが理由らしいのですが、最初のあだ名は「みだくなす」・・・。
古くから洋ナシの栽培が盛んであった山形でそう呼ばれていたそうです。
その名の通り「見たくない・・見た目のわるいナスのようだ・・・」ということだったらしいです。
なんか涙が・・・泣
しかし、昭和40年代の経済が落ち着き始めた頃合いに食通の間で「ラフランス」が話題になり、徐々に市場に出回り今に至ります!!!
現在では洋梨と言えばラフランス!!という位になったので、本当に果物のシンデレラストーリーです!!
まとめ
洋ナシについて調査してみました!
色々な品種や栄養素があり、美味しい果物であることがわかりました。
ケーキ等のお菓子にもよく使われる洋ナシ。
おすすめの人気のレシピは「洋ナシのタルト」
熟れた洋梨を使えばとろとろになって美味しいです!!😋
詳しいレシピはこちらまで!
https://cookpad.com/recipe/4254995
色々なレシピに使ってみてくださいね!