一昔前は「い~しや~きいも~♪」のかけ声に乗せて、移動販売車などで売られるのをみかけた温かい焼き芋。
私は子供の頃、焚き火やストーブの上で焼いた記憶も残っていますが、焼き芋にまつわる思い出がある方もいるかもしれませんね。
その焼き芋、なんと自販機で販売されているものもあるとのことで、一体どのような品なんでしょうか。
焼き芋の自販機について調べ、知っておけば温かい焼き芋を食べられる手段が1つ増えますので、ご覧ください!
焼き芋を自販機で手軽にパクっ!
焼き芋の自販機事業を展開する会社
調べていると、焼き芋の自販機事業を手がけている会社の1つ、宮崎県の「株式会社 農福産業」の存在を知りました。
上の写真に写っている、かわいらしい絵柄が描かれた自販機は、農福産業が取り入れたもの。
農福産業は、「農業」と「福祉」の農福連携を基軸に、障がい者の所得向上と働く場所を提供し、社会に貢献するという経営理念。
障害を持つ方の力により、焼き芋の加工を行っているんですね。
設立は2019年で、焼き芋は自販機以外に、お店での小売販売も行っているとのこと。
焼き芋の自販機が持つ特徴
農福産業の焼き芋自販機は、温度が温かいものと冷たいものの2種類を販売。
さらに、それぞれ大(500円)、小(400円)2つの大きさがあります。
これらは缶に入れて温度が保たれており、購入後に焼き芋を取り出したあとは、缶を備え付けの回収ボックスに返却するシステム。
丈夫な缶に収めることで、焼き芋が潰れず、良い状態を保つことができますね。
焼き芋の自販機で販売されているのはどんな品か
農福産業では自販機で販売する焼き芋に、九州各県の農家で収穫された「紅はるか」を厳選して使用。
- 糖度が高く、焼いたときは強い甘みが表れ、焼き芋にもピッタリ
- 熱を加えるとしっとりとした食感になる
- 九州のブランドでは、大分県の「甘太くん」や、宮崎県の「葵はるか」などが有名
この紅はるかを加工する仕事は、農福産業から障がい者施設に委託されます。
不良品や異物混入がないかチェックする検品作業から始まり、焼き上げから包装まで、全工程で障がい者の方が力を合わせて担当。
また、こうして出来上がる缶入りの焼き芋ですが、製法については特許も取得しているそうですよ。
今後も焼き芋自販機事業の賛同者が現れれば、自販機をみかける町も増えてくるかもしれませんね。
焼き芋の自販機を利用した人たちの反応は
自販機て買ってみた焼き芋、食べ味もかなり良かったみたいですね。
そう、美味しく食べて人気が広がれば、焼き芋作りで働く人たちもきっと嬉しくなることでしょう。
まず、焼き芋を売ってる自販機には珍しくてビックリしますよね。
私も、昔の幼かった保育園時代に、みんなで落ち葉を集めて焼き芋を作った思い出が微かにあります。
焼き芋と聞いて、昔を思い出した今日この頃、人それぞれ焼き芋の思い出があるかもしれませんが、それに浸るのもいいですね。
様々なニーズに応え、進化する自販機
あ、また1つ焼き芋の自販機を町ナカに発見しました!
こちらの自販機は、テイクアウトの焼き芋屋さんが、お店の前に設置しています。
自販機設置の依頼先は、「株式会社 パルサー」が運営する、「自動販売機JP」だそうです。
焼き芋を筒状の紙缶に入れた状態で提供しているとのことで、焼き芋の販売に一役買っていますね。
自動販売機JP公式サイトをのぞいてみると、他にも様々な商品を手がけている事例が掲載されていました。
自販機の良いところは色々あり、24時間商品を購入でき、コロナ禍においては対面販売をすることもありません。
今後も焼き芋をはじめ、時代のニーズに合った多様な商品を販売する、これまでにはなかった自販機が登場するかもしれませんね。
まとめ
農福産業の焼き芋自販機は、社会が力を合わせて前に進んでいけるよう、願いが込められたもの。
紅はるかにとっても、美味しい焼き芋になって多くの人たちの手に渡っていけば、芋冥利につきることでしょう。
今日も焼き芋自販機を通じて、美味しさ、驚き、発見などを体感している人がいるかもしれませんね!