「東京風月堂」と「神戸風月堂」。
どちらも「風月堂」という名前で、見た目も同じゴーフルを販売していますよね。
- 東京風月堂と神戸風月堂の違いは?
- それぞれのゴーフルにも違いはあるの?
今回は「東京風月堂と神戸風月堂の違いについて」詳しく解説していきます。
気になる方はチェックしてくださいね!
「東京風月堂」と「神戸風月堂」の違い
結論として「東京風月堂」と「神戸風月堂」は会社が違います。
社名 | 株式会社 東京凮月堂 | 株式会社 神戸風月堂 |
創業 | 明治5年 (1872年) | 明治30年 (1897年) |
所在地 | 東京都 | 神戸市 |
工場 | 埼玉県 | 神戸市 |
どちらも「風月堂」と名乗っていたり、見た目がほぼ同じ「ゴーフル」を販売していますが、それぞれ別会社。
しかし、両社の歴史を辿ってみると、同じ「風月堂」を名乗っているのには理由があることが分かります。
東京風月堂と神戸風月堂の歴史
「東京風月堂」と「神戸風月堂」。
どちらも元々は、江戸時代に菓子屋を営んでいた「大住喜右衛門」という人物から、暖簾分けをしてもらい開店したお店です。
暖簾分け(のれんわけ)とは?
お店で長年働いていた従業員に、お店と同じ名前を使って商売、独立を許可する制度。
東京風月堂の公式サイトには、会社の歴史について以下の記載があります。
宝暦3年 (1753年)
引用元:東京凮月堂銀座
初代大住喜右衛門が“大坂屋”を屋号として菓子屋を営む
文化9年 (1812年)
楽翁・松平定信から格別な知遇を以て商号に“凮月堂清白”の5文字を選授、屋号を凮月堂とする
引用元:東京風月堂銀座
明治5年 (1872年)
引用元:東京凮月堂銀座
米津松造が両国若松町に“白翁に月”の暖簾を分けてもらい、米津凮月堂を開業
- 大住喜右衛門が店名を「大坂屋」とした菓子屋を営む
- 米津松造という人物がのれんを分けてもらう
- 江戸の大名、松平定信から「凮月堂清白」の5文字をもらい、店名を「風月堂」にする
- 米津凮月堂を開業
「米津凮月堂」から何度か名称を改めて、現在の「東京風月堂」となりました。
そして、神戸風月堂の公式サイトにも以下の記載があります。
市三は、以来洋菓子を主として、菓子業の修業に鋭意研鑚を積み、無事に勤めを終え、 本店大住様からの「のれん」を頂戴いたし、明治30年12月12日現在の場所に 『神戸風月堂』を開店いたしました。
引用元:神戸風月堂
市三とは「吉川市三」という人物です。
吉川市三も大住喜右衛門から、のれんを分けてもらい「神戸風月堂」を開店したとのこと。
「東京風月堂」と「神戸風月堂」、大元は同じですが、大住喜右衛門のお店からそれぞれ独立し成長した、別の会社です。
上野風月堂との違い
さらに、ゴーフルを販売している風月堂には「上野風月堂」という会社も存在することをご存知でしょうか。
東京風月堂、神戸風月堂との違いは、大元となるお店を開いた「大住喜右衛門」の家系が継いでいる、唯一の風月堂であること!
上野風月堂の公式サイトには、以下のような記載があります。
1747年江戸生まれ。
引用元:上野風月堂
創業家が継ぐ、ただひとつの風月堂
創業は1747年で、現在一番古くからある風月堂です。
ちなみに、風月堂の元祖とされる「風月堂総本店」は1950年頃に休業しています。
ゴーフルの違い
「東京風月堂」と「神戸風月堂」から販売されている「ゴーフル」。
昭和4年(1929年)、風月堂一門の開発により誕生したお菓子です。
見た目だけでは分かりませんが、実は両社のゴーフル、以下の4つに違いがあります!
- 味
- 味の種類
- 値段
- 商品名
詳しく紹介していきます。
①味
まず「東京風月堂」と「神戸風月堂」のゴーフルの違いは「味」です。
SNSでは次のような口コミがありました。
東京風月堂と神戸風月堂のゴーフルの違い
— 朝霧 (@asa_new_giri) September 30, 2022
東京
クリーム強め
パリパリ強め(軽い)
美味しい
軽やかで甘いのが東京風月堂
神戸
素材の味強め(特にイチゴ🍓)
より古風な味わい
美味しい
満足度高いのが神戸風月堂
結論:どっちもめちゃくちゃ美味しい
【拡散希望】自己愛性人格障害を知り被害を無くしましょう。神戸風月堂のゴーフルと東京風月堂のゴーフルを食べ比べてみた。色、味、焼き生地の歯応えや口溶け等々違うね。以前、神戸風月堂の普通の倍位大きいゴーフル食べた記憶あるだけど幻?今週末は断食予定です ꒰✘Д✘꒱ the Apocalypse pic.twitter.com/f2c9epRm15
— Ishy Rotten (@ish134213) April 6, 2018
神戸風月堂と東京風月堂のゴーフルを貰って食べ比べたら味も見かけも違うΣ(゚ロ゚;) pic.twitter.com/dEbkzyTxrc
— しんちゃん (@tomo57265) April 16, 2018
- 東京風月堂はクリーム強め
- 神戸風月堂は素材の味強め
- 色、味、焼き生地の歯応え、口溶けなど違う
- 味も見かけも違う
同じように見えても、実際に食べてみると、味に違いを感じた方は多いようです。
②味の種類
「味の種類」にも違いがあります。
東京風月堂のゴーフルの味は3種類。
- バニラ
- ストロベリー
- チョコレート
神戸風月堂のゴーフルの味は6種類あります。
- バニラ
- ストロベリー風味
- チョコレート
- 紅茶
- 抹茶
- コーヒー
③値段
実はゴーフルの5枚入のみ「値段」に違いがあります。
- 東京風月堂は5枚入、540円(税込)
- 神戸風月堂は5枚入、648円(税込)
③商品名
通常のサイズは両社とも「ゴーフル」ですが、小さいサイズは商品名が違います!
- 東京風月堂は「ゴーフレット」
- 神戸風月堂は「ミニゴーフル」
ちなみに神戸風月堂には、ミニゴーフルよりも小さい「プティーゴーフル」もあります。
他の商品のラインナップにも違いがある
「東京風月堂」と「神戸風月堂」は、ゴーフル以外にも洋菓子を取り扱っています。
東京風月堂は、他にも「マロングラッセ」や「リーフパイ」などを販売。
神戸風月堂は「クッキー」や「神戸ぶっせ」などを販売しており、それぞれ商品のラインナップに違いがあります。
商品の詳しい情報は公式サイトでご確認いただけます。
気になる方はチェックしてみてくださいね!
それぞれこんな人におすすめ
「東京風月堂」と「神戸風月堂」は、それぞれこんな人におすすめです!
- 「東京風月堂」は、ゴーフルを少しでもお手軽な値段で食べたい人
- 「神戸風月堂」は、さまざな味のゴーフルが食べたい人
詳しく解説していきます。
東京風月堂がおすすめな人
東京風月堂は、少しでもお手軽な値段でゴーフルを食べたい、お土産としてまとめ買いしたい方におすすめです。
- 東京風月堂のゴーフルは、5枚入540円(税込)
- 神戸風月堂のゴーフルは、5枚入648円(税込)
5枚入のゴーフルのみですが、それぞれ値段を比べると、実は東京風月堂の方が安く販売されています。
そのため、まとめ買いする場合は神戸風月堂で購入するよりも、費用を抑えられますよ。
神戸風月堂がおすすめな人
神戸風月堂は、少し違った味のゴーフルも「食べてみたい」「お土産にあげたい」方におすすめです。
東京風月堂のゴーフルの味は、バニラ・ストロベリー・チョコレートの3種類のみ。
しかし、神戸風月堂は全部で6種類あります。
- バニラ
- ストロベリー風味
- チョコレート
- 紅茶
- 抹茶
- コーヒー
6種類がセットになっている商品も販売されており、さまざまな味のゴーフルを楽しめますよ♪
東京風月堂では期間限定・季節限定で他の味が出ていることもあります。
まとめ
今回は「東京風月堂と神戸風月堂の違いについて」解説していきました。
東京風月堂と神戸風月堂は、会社が違います。
しかし、発祥は同じで、どちらも江戸時代に風月堂(菓子屋)を営んでいた大住喜右衛門から、暖簾分けされたお店です。
東京風月堂と神戸風月堂が販売しているゴーフルにも、見た目は似ているものの、実際には以下の違いがあります。
- 味
- 味の種類
- 値段
- 商品名
とくに味に関しては、人によって好みも違うため、食べたことがない風月堂のゴーフルもぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。
両社のゴーフルを食べ比べてみるのもおすすめです♪