小さい頃「お菓子を作る人になりたい!」といった事があります。
大人にいうと「大変だよ~」「作るだけじゃないんだよ?」といわれた記憶があり、子ども心に大変な職業なのだな、と思った記憶が(笑)
パティシエの修行ってどんなものなのでしょうか、やはり「大変」「体力仕事」というイメージはありますが、実際にちゃんと調べたことはありませんでした。
そこで今回はそんなパティシエについてちょっと調査してみようかと思います。
いつも美味しいケーキやお菓子を作っている人たちは一体どんな修行をしているのでしょうか。
パティシエの修行ってどんなもの?お菓子は作れるの?経験談から調査してみました!
パティシエの修行ってどんなもの?
みなさん、どんなイメージをお持ちですか?
ちなみに個人的には「体力仕事」というイメージが断トツでして・・・(笑)
テレビで出演されている方はよく海外に修行にいった、という方も多いですし、なんとなく並べただけでも大変かつ長い時間がかかる職業に思えます。
なにかになるという事はとても時間がかかるもの、と個人的には思っているところがあるので、その点は「パティシエ」も同じように感じましたが、実際蓋を開けてみたらどうなのか。
まず、パティシエになるためのルートといわれているものを紹介します!
パティシエのルート
※参考 マイナビ
パティシエを目指すなら
専門学校で洋菓子製造に関する知識と技術を体系的に学ぶことが一般的なルート。
ここで1つ疑問が・・・。
学校出たからいいというわけではない!
といこと。
卒業後に洋菓子店やホテルなどで修行を積み、キャリアを重ねていく。
卒業してからさらに技術を上乗せしていくようです。
専門的な学校を卒業したあと、海外に修行にでたり、店舗を回って修行していく方もいるそう。
パティシエになるために必須ではないが、「製菓衛生師」や「菓子製造技能士」の国家資格がある。自分自身の実力の証明となるため、取得すれば強みになる。
引用:マイナビ
資格等もとりながら自分のお店をもつ準備をしていくようなイメージですね。
製菓学校を出る
↓
海外に修行に行く
又は洋菓子店で修行をつむ → 修行期間 ?
資格をとる等
↓
個人店舗をもつ等
ここでの修行期間は一体何年くらいなのか・・・。
実は5年~10年といわれています。
長い!と思うのか、え?案外短いと思うのかはそれぞれだと思いますが、もしすぐにケーキが作れる!と思っているならそれは大間違いです。
パティシエ修行の経験談
専門卒でもいきなり入ったあなたでも最初はバイト扱いです。下手すりゃ2年も何もさせてくれない場合もあります。 先輩らに食いついて働き、極秘レシピをもらい、余った物を食べれて、紹介も得られる・・・
引用:yahoo
2年か~3年は片付け等の調理補助。
これは結構心が折れる方も多いのではないでしょうか。
職人の世界とはこのようなものなのかもしれませんね。
次に修行の内容を見ていきましょう!
お菓子は作れるの?修行1年目の仕事内容
お菓子は基本つくれません。
務める場所によっては変わってくるのが特徴です。
ホテル、パティスリー、個人店などその場所ならではの仕事量に応じてになります。
基本的には先輩たちの調理補助や道具の出し入れをするそうです。
ここでなんでそんな事をやるのか、と思う人も多いと思います。
専門学校を卒業しているのだからそれくらいわかる!お菓子も作れる!という方も実際いらっしゃるそうです。
しかし、何年も修行を積んできた人から言わせると、それは最低レベルの話であるそう。
お店を専門学校では明らかにこなす「量」が違います。
そこで一日数個程の経験をならべても店舗ではまったく動く事ができないのです。
雑用、といってしまうと言葉は悪いかもしれませんが、まずは身の回りをきちんとする事を学んでいきます。
フルーツのカット、材料の計量、色んなものの準備片付け洗い物など・・・。
一つ一つをこなして行くことがまず修行なのです。
お店でお菓子を作れることはない!とのことなので、1年目はメンタルが強くないといけませんね!
そのため、いつも気合ばっかり入っていて、空回りしていた時期もあったと思います。
(中略)
生菓子に配属されたときにはとても悔しい思いもあり、毎朝毎晩自転車をこぎながら涙が止まりませんでした。従業員も少なく、辞めていく人も多かったので自分にとってチャンスだと思ってやってきました。
日々の業務で、自分への職人としての未熟さを思い知ることが多く、今思い返すと精神的にきつい時期でした。
引用:N&F MAGAZINE
大変な世界のようです。
それでも食らいついていけばきっと自分の夢に近づくのでしょうね。
徐々に頑張るひたむきさが必要です。
お菓子はつくれるの?修行何年目から?
お菓子を作れるようになるにはかなりの時間を要すると思います。
2年~3年の修行期間ではまだお菓子をつくるというところまではなかなか至らないようです。
ホテル、洋菓子店などお店によって幅があることも事実で、特にホテルのように大きなところになるとそれぞれの専門を意識した流れを作業になるそうなので、どこの専門になるかまでいくまでに時間を要します。
個人など小規模なところだともしかしたら3年目くらいから徐々にかかわっていけるかもしれません。
修行期間は「インプット」の時間。
より多くの「インプット」をしていきたいと考えるなら長く修行が必要です。
しかし、パティシエ経験者からすると修行期間は長過ぎてもよくない、といいます。
インプットしたものをアウトプットしていきながらやることが一番いい、という考えもあるそう。
というのも「一人前の職人になったと自分で思うことはない」そうで、常にインプットとアウトプットの繰り返しなのだそう。
少なくても「インプット」する時間は10年以内。
そこからは「インプット」しながら「アウトプット」していくのが理想なのかもしれません。
パティシエになるということ
「ゴールがある職業ではない」といいます。
一人の職人であるということは常に新しいものを取り入れて行かなければならないということです。
考える事が好き、作る事が好き、なろうと思ったきっかけは人それぞれあると思います。
ですが一人前になるためにはとても大変な職業です。
ある有名パティシエの名言をご紹介したいと思います。
杉野英実(すぎの ひでみ)さんという有名なパティシエの方がいらっしゃいます。
その方の名言なのですが、素人目にしてもすごいなぁ、と思ってしまう言葉の数々で。
人生においても必要なことがつまっている気がします。
誘惑に負けてしまうんですよね、楽をしようと。職人が楽しようと思うとロクなものにならないんです
引用:まるちょん名言
簡単にできてしまうと、その後の努力がみんなしなくなっちゃうんじゃないかなと思うんですよね。僕は不器用な人間で人一倍何か努力しないとやって来れなかった人間だから、今があると思うんですよね
引用:まるちょん名言
2つほど紹介しました。
有名な方もひとつづつこなしてきたのだな、と思う名言!
努力ってすごい!!
パティシエの名言を集めた記事もありますので、ぜひみてみてください!
これから頑張ろう!としている方に必見の名言集です!
まとめ
パティシエの修行について調査してみました!
経験談にもありますが、皆さん本当に努力の積み重ねでお店を運営したり、ケーキを創作されているのだなと思います。
本当に頭が上がりません・・・。
美味しいケーキを作れるようになるまでには時間がかかるものであることが当然なのでしょうが、それにくらいついていく精神が強くなくてはならないように思います。
ぜひ、これからパティシエになろうとしている方には頑張ってほしいですね!