南国の定番フルーツパイナップル(パインアップル)。
ゼリーやヨーグルトの中に入っていたり、甘い缶詰もあったりしますが、子供に食べさせるのは何歳からが良いのでしょうか?
生のパイナップルはりんごなどと比べて繊維が多めですし、熟していないと舌を刺すような刺激があります。
今回はそんな身近なフルーツ、パイナップルについて調べてみました。
何歳から食べて良いのかも気になる所ですが、パイナップルのアレルギーの対策についてなど、低年齢の特に離乳食を進めているお子様の疑問を徹底解明します!
この記事を読めば子供に安心してパイナップルを食べさせられますよ。
パイナップルは何歳から食べてOK?
パイナップルは繊維が多いので、歯ぐきで潰すには難しいです。
一般的には離乳食後期~(1歳前後)をオススメしています。
ひとえにパイナップルといっても生のものから缶詰などいろいろな形を見掛けますよね。
それぞれどんなリスクや特徴があるのかをまとめてみました☆彡
生のパイナップル
加工品と比べて繊維がしっかりしているので、歯が生えて噛み切れるようになってから離乳食に取り入れるのをおすすめします。
熟していないと舌を刺すようなしびれを感じてしまう可能性があるので、試食してからのが安心ですね。
初めてあげる場合は、茹でたりレンジで温めたり熱を加えると甘さが増し食べやすいです。
缶のパイナップル
缶詰のパイナップルは殆どがあま~いシロップ漬けで、1歳前後の味覚を形成している頃のお子様には甘すぎるので、水で洗ってなるべくシロップを落として少量をあげましょう。
缶詰には、シロップではなく100%果汁漬けのものもあります。
甘さが気になる方はこちらもチェックしてみてください♪
ドライフルーツのパイナップル
なるべく、着色料・保存料など添加物の含まれていないものが良いです。
そのままでは堅いので、お湯で戻して柔らかくします。
缶詰と同じく甘~いので、沢山あげ過ぎないように気を付けましょう!
ヨーグルトやシリアルなどに混ぜると食べやすいですね。
ジュースのパイナップル
果汁100%のものを選びましょう。
固形ではありませんし、のどに詰まったりするリスクがないので離乳食に取り入れやすいです。
牛乳や豆乳に混ぜてあげると栄養も沢山取れて良いですね。
パイナップルを食べてアレルギー症状がでたら
パイナップルを食べて出るアレルギー症状の代表的なものは
- 口回りなどの肌が赤くなる、かゆくなる
- 口腔内のしびれ
- 蕁麻疹や咳や呼吸困難
- 腹痛や下痢
これらの症状は、パイナップルが熟してない以外に生のパイナップルに含まれるタンパク質分解酵素プロメラインが原因です。
生のパイナップルの果実や葉茎に含まれる。これは、キウイフルーツのアクチニジンやイチジクのフィシン、パパイヤのパパイン、マイタケに含まれるマイタケプロテアーゼも同様のタンパク質分解酵素(システインプロテアーゼ)である。調理では、この酵素の効果によって食肉のタンパク繊維を柔らかくできる。
Wikipediaより引用
よくハンバーグにパイナップルが乗っているのを見掛けますよね。
それはプロメラインにお肉を柔らかくする作用があるためです。
それだけなら良いのですが、生のパイナップルを食べると同じ事が私たちの体の中で起こります。
パイナップルアレルギーの対処法
蕁麻疹が出たり、顔が赤くはれてしまったりと重度のアレルギー症状が出た場合は、一刻も早く病院を受診してください。
まずは問診が大切になります。何歳ごろ、何を、どれくらい食べて、何分後に、どんな症状が出たのか。という詳細な情報から、原因となる食物、重症度などをある程度予測することができます、受診した際には今までの経過を詳しくお聞きします。
国立成育医療研究センターHPから引用
我が子の異変に直面した時は気が動転してしまいますが、なるべく冷静に沢山の情報を伝えられるようにすると、その後の対応がスムーズになります。
ちょっとお腹いたいな、口がしびれる気がする…など軽い症状の場合は牛乳など乳製品を摂ると分解酵素と結びついて症状を和らげてくれます。
プロメラインは60℃以上で効能が無くなりますので、不安な方はお子様にあげる前にしっかり火を通すことをオススメします。
まとめ
パイナップルは1歳前後の離乳食後期から食べられます。
しかし、アレルギーのリスクもありますし栄養満点!!という訳でもありませんので、私個人的には2歳を過ぎて大人と変わらないものが食べれるようになってからで良いのではと思いました。
※大豆アレルギーや花粉アレルギーがあるお子様はパイナップルアレルギーの症状が出る可能性がありますので、一度かかりつけ医と相談してからパイナップルにチャレンジしてくださいね。
【いつから、何歳からたべれる】というのはあくまで一般論なので、絶対この年齢になったら食べさせなちゃ!という訳ではありません。
我が子のタイミングで食べさせてあげるのが一番かなと思いました。