ふわふわで口の中で溶けるような食感が特徴のシフォンケーキ。
シフォンケーキを手作りする時の一般的な材料は
- 薄力粉
- 砂糖
- 卵
- 油、水
です。
スーパーなどで薄力粉を買おうとすると、近くに『強力粉』も並んでいます。
強力粉=パンというイメージが強いですが、実は薄力粉の代わりにケーキやクッキーなどといったお菓子作りに使えるのです!
今回はシフォンケーキに強力粉を代用するとどうなるのか、薄力粉と強力粉の違いなどを調査しました。
ホームベーカリーなどでパンを焼いて強力粉が余っている方は是非参考にしてみて下さい♪
シフォンケーキに薄力粉ではなく強力粉を代用してもいいの?
薄力粉の代わりに強力粉を代用してもなんの問題もありません♪
ちゃんと形になります!が、小麦粉を使った時と比べると、食感が変わります。
小麦粉=ふわふわ~という感じですが、強力粉はもちもちずっしりという食感です。
もちもち触感が好きな方はもしかしたら強力粉のシフォンケーキのが好みかもしれません。
ちなみに私は強力粉のシフォンケーキのが好きです♪
薄力粉と強力粉の違いは?
そもそも薄力粉と強力粉って何が違うの?
両方とも小麦粉です。違いは「グルテンの量」ですよ。
グルテンとは?
小麦粉には「グルテニン」と「グリアジン」というたんぱく質が存在していて、水を加えて捏ねると2種類のたんぱく質が結合して『グルテン』になります。
グルテンが発生するともっちり、ねば~っとした弾力が生まれます。
パンやうどんの生地を捏ねるのはグルテンを沢山発生させるためなんですね。
薄力粉・中力粉・強力粉
薄力粉・強力粉の他に、「中力粉」という小麦粉もあります。
3種類の小麦粉の違い、オススメの用途についてまとめてみました。
小麦粉に含まれるたんぱく質の割合 | オススメの用途 | |
薄力粉 | 8.5%以下 | 唐揚げ・ケーキのスポンジ・クッキー・ホットケーキなど |
中力粉 | 9%くらい | うどん・お好み焼き・たこ焼き・てんぷらなど |
強力粉 | 11.5%以上 | パン・ピザ・パスタなど |
タンパク質が多いほどグルテンが沢山発生しますので、弾力が強くなります。
この関係を知っていると、小麦粉を使い分けてお好みの触感に仕上げることが出来そうですね♪
小麦粉の代用で強力粉でシフォンケーキを作る時の注意点
特別にはありません。
材料も薄力粉を強力粉に置き換えるだけで大丈夫です♪
しかし、薄力粉を使った時のようにフワッと生地が大きく膨らまないので、分量を多めにした方が良さそうです。
実際に作ってみましたが、焼く前と焼いた後の生地の大きさが同じでしたww
しかーし!薄力粉で作った生地が膨らまなかった時のようなネチッとしたおもちみたいな失敗した!という感じはなく、ずっしり感はありますがフワフワモチッとしてとても美味しく出来ました♪
グルテンの量の関係で薄力粉より膨らみにくいのかなと思います。
強力粉を代用して少しでも生地をふっくら膨らませたい場合は、メレンゲに全集中してボウルを逆さまにしても落ちないくらいにフワフワに仕上げる事です!(私のメレンゲは貧弱でした涙)
泡立てる前に塩を一つまみ入れるとフワフワになりやすいそうですよ♪
まとめ
薄力粉も強力粉も大きくみれば小麦粉の一種ですので、同じレシピと分量で代用しても問題はありません。
フワッと口の中で溶けるような軽い食感がもっちりズシッとなりますが、両方とも美味しいので好みで使い分けていただけたら良いと思います。
1つアドバイスとして、強力粉を使う際にはメレンゲを頑張りましょうね!!
強力粉のもちもち感が欲しいけど、もう少し軽い方が良いかな?という場合はコーンスターチを少量混ぜるとグルテンが発生し辛くなりますので、食感も薄力粉寄りになるそうです。
皆さんも是非、お好みの食感のシフォンケーキを作ってみて下さいね。