みなさん、ピザは好きですか?
パーティーの時などもピザがあれば見栄えもボリュームもあるので、とても便利ですよね。
ところで、ピザ専門店で「ピザ」ではなく「ピッツァ」と表記されているところがありませんか?
テレビでピザ作りの「王者決定戦」なるものが放送されている時に、「ピザ」ではなく「ピッツァ」と呼ばれていたりしたのを聞いたことはありませんか?
はて?「ピザ」と「ピッツァ」は違うものなのだろうか…?何か違いはあるの??
そう疑問が出てきませんか?
今回はそんな疑問にお答えするべく、ピザとピッツァの違いを調べてみましたよ!
調べてビックリ!
ピザとピッツァは全くの別物なのです!。
そして、ちゃーんと呼び分ける理由が存在するのです。
これを読めば、いつも食べているのがピザなのかピッツァなのか、まるっと分かっちゃいますよ!
ピザとピッツァの違い
基本的に、ピザはイタリア風・アメリカ風の二種類があり、イタリア風ピザをピッツァといい、アメリカ風ピザをピザということもある。
引用元:Wikipedia
アメリカ風なのが「ピザ」、イタリア風なのが「ピッツァ」
簡単に言ってしまうと、これが真実です。
ピザの本場のイタリアでは「ピッツァ」という発音で呼ばれており、「ピザ」と呼んだのは、アメリカが初めてとされています。
日本ではアメリカからデリバリーピザが伝わったことで、ピザという発音と一緒にピザの食文化が広まったのです。
ピザとピッツァの違い1.発祥
一見大きな違いはなさそうな「ピザ」と「ピッツァ」ですが、誕生背景が違います。
ピッツァは、16世紀ナポリでギリシャ移民がお店や屋台でガーリックとラードを乗せて売っていました。このころにはまだ、チーズをトッピングする文化はなかったそうです。
その後、トマトが使用されるようになり「マリナーラ」に発展し、さらにイタリアの国旗を模したピッツァ「マルゲリータ」が誕生しました。
これがピッツァとして根付いていったのです。
一方ピザは19世紀後半にイタリア移民がアメリカ合衆国に持ち込んだのが発祥とされています。
その後シカゴやニューヨークなどで専門店ができ、本場イタリアとは違った独自の進化を遂げ、アメリカを代表する国民食に発展していきました。
ピザとピッツァはそもそも発祥が違っていたのですね。
ピザとピッツァの違い2.焼き方
「ピザ」と「ピッツァ」は焼き方にも大きな違いがあります。
ピザは、オーブンを使って焼きあげられます。ですので、家庭でも手軽に作れますね。
パンのような生地にたっぷり具材をのせてボリューミーなイメージがあると思います。
ピザは「具材を楽しむ食べ物」なのです。
それに対してピッツァは、石窯で焼き上げます。本場イタリアでは、石窯で焼いたものしかピッツァと認められないそうです。
生地の裏側にこんがり焼き色がつくのがポイントで、薄生地で表面はカリカリ、中は水分が含まれてもっちりとした仕上がりが特徴です。
そしてピッツァは具材がとてもシンプルで、「生地を楽しむ食べもの」とされています。
ピザとピッツァの違い3.サイズ
ピザとピッツァはサイズも違います。
ピザはご存じの通りビッグサイズ!
複数で食べることが前提なので、サイズも大きいのが一般的です。
それに対しピッツァは、一人食べきりサイズになるにで、ピザに比べると小型になります。
直径20センチ〜24センチくらいが一般的です。
またピッツァは、焼き立ての熱々のうちに食べるのがマナーなので、大きすぎると食べ切る前に冷めてしまうため、サイズは小さめになっているそう。
ピザとピッツァの違い4.食べ方
ピザとピッツァは食べ方も全く違います。
ピザは大勢でシェアして食べるのが一般的ですよね。
1人で1枚を食べるということがほとんどないので、最初からピザカッターでカットされて出てきます。
そしてピザは道具を使わずに手づかみでつまんで食べるのが一般的です。
みんなでワイワイと賑やかに食べる!これがピザを食べる時のスタイルです。
ピッツァは1人で1枚を食べるのが普通なので、ピザのように複数人でシェアしたりはしません。
そのため、ピッツァは切り分けられて出てこないので、自分で食べる分を切って食べます。
また、ピッツァは手づかみで食べるのではなく、ナイフとフォークを使って食べるのが一般的です。
1人1枚を熱々のうちに食べきるのがピッツァを食べるときのマナーなのです。
まとめ
ピザとピッツァ、違いは発音だけではなく、それぞれに焼き方や食べ方などの違いがあったのですね。
違いがあっても、ふわふわパン生地で具材もボリューミーなピザも、薄いパリパリの生地でシンプルな熱々ピッツァも、どちらも美味しい!
「ピザ」と「ピッツァ」、一度食べ比べてみて違いを感じてみてくださいね♪