卵の白身を泡立てることで作れる、お菓子作りには欠かせないメレンゲですが、手間がかかりますよね?
「手間がかかって作りたくない」、「作る時間がもったいないから別の料理やお菓子を作ってしまう」、「そもそもハンドミキサーが無くて作るのが大変で作りたくない」などなどの理由で、作らない人は多いと思います。
ある程度保存ができれば、料理やお菓子の幅が広がると思いませんか?
今回は、そんな時短につながるメレンゲの保存方法について、紹介いたします。
メレンゲの保存方法とは
メレンゲの保存方法は、2つです。
以下に2つの方法を記載します。
- 冷蔵保存
- 冷凍保存
では、冷蔵保存と冷凍保存どちらの保存方法がいいのか、紹介したいと思います。
メレンゲには冷凍保存が有効
結論から、冷凍保存の方が良いです。
理由は、冷凍保存の方が、傷みにくく、長持ちしやすいからです。
火を通していなくても、しっかりと泡立て、メレンゲを固めに作り、冷凍保存をすることで、次の日でも解凍すれば使うことができます。
対して、冷蔵保存をする場合、泡のもちが良くなく、傷みやすいため半日も持ちません。
その日のうちに使いきるため、一時的な保存方法として使うなら冷蔵保存でもいいですが、メレンゲを保存するなら、冷凍保存する方が良いです。
実際パンケーキを作る時に、冷蔵保存を試しましたが、すぐに泡が消えてしまい再度泡立てる手間がかかったことがありました。
そのため、冷凍保存であれば、多少解凍する時間がかかりますが、再度泡立てる時間と比べても短いのではないでしょうか?
冷凍保存方法
- ツノが立つぐらい固いメレンゲを作る
- 密封して保存
- 冷凍庫に入れる
上記の手順にて進めていくことで、冷凍保存することが可能になります。
期限は、半日から1日が目安です。
火を通していないため、これ以上の期間を考えるのであれば、しっかりと火を通していれば、二週間以上まで伸ばすことができます。
冷凍保存する際の注意点
冷凍保存するメレンゲを作る時から、注意が必要です。
冷凍保存する場合は、特にツノが立つぐらい泡立てる必要があります。
ツノが立つぐらいに泡立だっていないと、より保存していられる期間が短くなります。
気を付けましょう。
どうしてメレンゲができるのか
「泡立ては、液体の中に気体が分散した気泡性の状態です。この気泡を作るには、液体に空気を取り込むために表面張力を小さくすることが必要です。表面張力とは、別の物質と接しにくい度合いを示します。表面張力が大きいと液体が空気と接しにくいので、空気をたくさん抱え込むことが難しくなります。」
引用元:なぜメレンゲは泡立つのか? | 連載コラム | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス
卵白を泡立てるには、空気を取り込む必要があり、メレンゲを作る際に分ける卵黄などはしっかりと分けるようにする必要性がります。
特にプラスチックの容器で泡立てる際には、より一層の注意が必要になります。
その理由は、メレンゲの分離が起きるものとして洗剤や脂肪分が入りやすいからです。
プラスチックに含まれる成分と、脂肪分は似た性質があるからです。
また、プラスチックの容器などは、洗剤が全て落ちにくく少なからず残る可能性があり、一層注意が必要です。
その他、室内の温度など意識する必要があります。
早く作る際には、室内を可能な限り低い状態で行うと良いです。
まとめ
メレンゲは、様々な料理やお菓子作りの幅を広げることができます。
予め冷凍保存しておいたメレンゲを使って、手間のかかる品もさっと手軽に作ってみてはいかがでしょうか?