- 味の素とだしの素の違いは?
- 味の素とだしの素それぞれの使い道は?
料理をもっと美味しくする調味料で代表的なのが、味の素とだしの素。
でもどっちも「素」という文字がついているので、どっちがどっちなのか混乱してしまいそうですね...。
そこでこの記事では、味の素とだしの素の違いを比較してまとめてみました。
どちらも上手に使えば、料理のレパートリーと味がグッと広がるはず!
この記事を読めば、味の素とだしの素をもっと上手に使い分けができるようになりますよ♪
味の素とだしの素の違い
味の素は言わずと知れた会社「味の素」のうま味調味料の商品名です。
一方の「だしの素」は商品名として使われている場合もありますが、それぞれの会社で違う呼び方がされていることもあります。
例えば、味の素ではだしの素は「ほんだし」が代表的ですね。
「だしの素」という商品はヤマキ、マルトモ、シマヤなど複数の会社が販売しています。
同じ会社の商品の方が違いを比較しやすいので、味の素の商品「味の素」と「ほんだし」を比較してみましょう。
味の素 | ほんだし | |
カテゴリー | うまみ調味料 | 和風だしの素 |
原材料 | さとうきび | かつお |
食塩添加 | なし | あり |
販売開始 | 1909年 | 1970年 |
原材料も全然違いますが、注目してほしいのが商品カテゴリーの違い。
「味の素」はうまみを加える調味料なのに対し、「ほんだし」は和風の料理のだしとして使える調味料ということなんです。
どちらも料理を美味しくすることは間違いありませんが、和風の料理に一層使いやすいのが「ほんだし」を代表とするだしの素のようですね。
味の素の使い道
味の素公式サイトによると、味の素とはこんな特徴の商品です。
「こんぶのうま味」の素であるアミノ酸(グルタミン酸)から生まれたうま味をきかす調味料です。調理の下ごしらえから仕上げまで幅広く使えて、手軽に料理をおいしくすることができます。
味の素公式サイト
昆布と同じうま味が入っている調味料なので、料理が美味しくなることは間違いなし!
どんな料理にも幅広く使えるのが味の素の魅力です。
料理を作っていて「何か物足りない...」と感じる時に、味の素を一振りで味が整うことも。
味の素は食材に足りないうま味を補ったり、味をまとめたりしてくれる料理の心強い味方になります。
ハンバーグ、マリネ、チャーハンなど使える料理は割と無限のようですね。
料理にうま味が欲しい時は、迷わず味の素ですよ。
味の素を代用するなら?
味の素をこよなく愛する人にとって、味の素が切れてしまった!というのは大事件。
代用するなら、味の素と同じうま味成分・グルタミン酸が含まれる食材か調味料がおすすめです。
グルタミン酸が含まれる食材や調味料を例をあげると...
- 昆布
- チーズ
- トマト
- 玉ねぎ
- みそ
- 醤油
- 昆布茶
意外にも味の素と同じうま味成分がある食材は豊富なんですよ。
味の素と限りなく近い味を求めているのであれば、ハイミーもおすすめです(味の素がなくてハイミーが手に入るという状況もなかなかない気はしますが...)。
味の素とハイミーの違いについてはこちらの記事で紹介していますよ↓
味の素とハイミーの違いはうまみ成分!使い分けでいつもの料理をランクアップしよう!
だしの素の使い道
一方だしの素にはどんな特徴があるのでしょう?
味の素が販売しているだしの素「ほんだし」にはこんな特徴があります。
深く燻したかつお節を使ったしっかりとした味わいの和風だしの素です。かつおの中骨から作ったカルシウムがだしに入っているので、みそ汁1杯分(1g)で約50mgのカルシウムが簡単にとれます。
味の素公式サイト
パッケージにもかつおが踊っているくらい、とにかくかつお推しなのが「ほんだし」の特徴です(笑)
かつお風味が合う料理といえば、断然和食ですね。
販売され始めた頃から、みそ汁をもっと手軽に美味しく!というのが「ほんだし」のセールスポイント。
和食のベースとなる、だしとして手軽に使えるのがだしの素ということですね。
みそ汁はもちろん、煮物、炊き込みご飯、鍋など、かつお風味がしっくりくる和風の料理に使えますよ。
だしの素を代用するなら?
手軽なだしの素が家にないという時は何で代用すればよいでしょう?
「ほんだし」を切らしてしまったのであればヤマキやシマヤの「だしの素」で代用するという方法はありますが、そんなにだしの素が何種類も家にあるということはあまりないですよね...。
だしの素に使われているかつおは、イノシン酸といううま味成分を含む食品です。
そのため、イノシン酸を多く含む下のような食材が代用として使えます。
- とり肉
- 牛肉
- かつお節
- 豚肉
中でも「ほんだし」の原材料として使われているかつお節なら、味の再現度が高まりますね。
味の素とだしの素を上手に使いこなそう
幅広いジャンルの料理に使える味の素に対し、和風の料理ならお任せ!というのがだしの素。
料理にうまみをプラスするなら味の素、料理のベース味となるだしを効かせるのならだしの素と、それぞれの特徴に合わせて使い分けするといいですね。
それにしても、うま味やだしは自分で作らなくてもいいなんて便利な時代です。
美味しい料理を家で手軽に食べるのに、こういう調味料も上手に使ってみてくださいね。