静岡名物のうなぎパイ。サックサクで香ばしく、程よい甘さで老若男女問わず愛されている、お土産で有名なお菓子です。
そんなうなぎパイですが、どこかで食べたことあるような??と思ったことはありませんか?
そう!!スーパーやコンビニでもよく見かけるお菓子の定番、源氏パイです!
うなぎパイと源氏パイの違いってなに?
今回は2つのお菓子の違いについてご紹介したいと思います。
うなぎパイと源氏パイの違い
原材料が違う!実はうなぎパイには本当にうなぎが入っていた!
サクサクな食感と香ばしさを兼ね備えた程よい甘味が特徴的な2つのお菓子ですが、実は、うなぎパイにはその名の通り、うなぎが入っているんです!
私はてっきり、お土産の話題性の為にキャッチーなネーミングをつけただけだと思っていました!
うなぎパイは、原材料にうなぎエキス(浜名湖産の国産うなぎを使用)を使用しています。
そして、芳醇なフレッシュバター、そして隠し味にはお菓子にあまり使われることのないガーリックなどの調味料をブレンドしています。
それらをパイ生地に練りこみ、一つ一つ丁寧に焼き上げ、最後には蒲焼きのように秘伝のタレを塗っているんです。
昭和36年に発売された春華堂のうなぎパイですが、秘伝のタレの作り方は未だに社員の方の一部しかしらないそうですよ!
もちろん源氏パイにはうなぎは入っていないので、味は少し似ていますが原材料に違いがあることがわかります!(うなぎパイも決してうなぎの味はしません!!)
作業工程の違い
うなぎパイは、温度や湿度によっても焼き上がりが変わってしまうので、 その日の天気、気温によって、材料の混ぜ方やパイの折り方を日々調整しながら手作業で作っているそうです。
まさに職人技ですね!!!
一方、源氏パイは開発に開発を重ねて、手作業でなければ難しいといわれているハート型のパイの量産化を業界で初めて果たしました。
どちらのお菓子も、多大な努力からできあがっていることがわかります。
値段の違い、源氏パイの圧倒的安さ!
うなぎパイは箱売りで
- 12本入 962円
- 16本入 1,284円
- 24本入 1,924円
- 32本入 2,567円
- 36本入 2,886円
- 48本入 3,849円
- 67本入 5,940円
- ※税込み価格
の7パターンの中から選べます。
うなぎパイは16本入りで1,284円です。
うなぎパイは「夜のお菓子」と呼ばれているだけあって、お値段は少々お高め。お土産と思えば納得の値段でしょう。
ちなみに「夜のお菓子」と呼ばれている由来は、出張や旅行の土産として家に帰ってきたその夜に、一家団欒のひとときの「夜のおとも」として食べて欲しいという願いが込められているそうです。
一方、源氏パイはというと、1袋16枚入りでなんとお値段220円!
原子パイの方が価格では1,000円以上もお得なんです!
リーズナブルでお財布に優しい庶民の味方!味の違いなんてわからない!という方は源氏パイで十分美味しく食べられますよ。
誕生秘話
うなぎパイを考案したのは春華堂二代目社長の山崎幸一さん。
旅先でどこからきたか聞かれた際、「浜名湖の近くです」と言うと「うなぎの美味しいところですね!」と返答があったことから、名産品の「うなぎ」を使ってなにかお菓子が作れないかと考えたのがきっかけだったそうです。
職人たちと日々試行錯誤して試作品を作る中、当時珍しかったヨーロッパの高級菓子「パルミエ」というお菓子を参考に試作を行った職人の案が採用され、現在のうなぎパイが完成しました。
一方、源氏パイも、この「パルミエ」というお菓子をモデルにしています。
当時の開発担当者がパイの本場のヨーロッパを視察に訪れた際に、このお菓子と出会いました。
当時の日本では高級菓子店でしか手に入らなかったこのお菓子を、「なんとか手頃な価格で多くの方に味わってもらえないか」と日本に持ち帰り、すぐ、どのようにしたら量産化できるのか開発を進めたそうです。
その努力があって、今ではどの家庭でも楽しめる、庶民にも愛されるお菓子となったのです。
まとめ
ご紹介してきた通り、うなぎパイと源氏パイは全く別物なのですが、どちらも同じくヨーロッパの高級菓子「パルミエ」がルーツだと言うことがわかりました。
その点から、似ているといわれてしまうのかもしれません。
紅茶でも飲みながらゆったりと過ごしたい時はちょっと贅沢にうなぎパイ、小腹がすいてサクッと軽くお菓子食べたいな~という時は源氏パイはいかがですか?
うなぎパイは静岡県浜松市の名産品なので、売っているところが限られています。
うなぎパイとは普段、なかなか巡り合えないかもしれませんが、食べる機会があればぜひ、源氏パイとの違いを楽しみながら食べて比べしてみて下さいね。