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オーブンを予熱するのはなぜ?余熱との違いや調理のコツやポイントもまとめて紹介!

オーブンを予熱するのはなぜ?

予熱と余熱って違うの?

お菓子やパン作りを家で挑戦する人なら、レシピで必ず見かけるであろう「予熱」という言葉。

実はオーブンを予熱しておくことにはちゃんとした理由があります。

この記事ではオーブンを予熱するのはなぜか、そして間違えやすい「余熱」と言う言葉との違いについてまとめました。

予熱のコツやポイントも紹介しているので、オーブンで料理をする前にチェックしていってくださいね!

オーブンを予熱するのはなぜ?

表面が乾燥する

オーブンを予熱する理由はズバリ、失敗しないため!なのですが、予熱しないとどんな失敗があるのでしょうか?

お菓子やパン作りの材料を取り扱う富澤商店さんが、オーブンの予熱はなぜ必要なのですか?の質問にこんなふうに答えていました。

低い温度から焼くと焼き時間が長くなり、お菓子が乾燥してしまいます

富澤商店公式サイト

予熱をしない状態から焼き出すと最初は当然オーブンの中の温度が低いのでうまく加熱できず、徐々にお菓子の表面が乾いてきてしまうのです。

しっとりやわらかなお菓子を目指しているなら絶対に避けたい失敗ですね...

形が崩れる

オーブンを予熱しないですぐにお菓子を焼こうとすると、お菓子本来の形が崩れてしまうことがあります。

お菓子には小麦粉、卵、バター、砂糖などのさまざまな材料が入っていますが、それぞれが溶け出す温度はバラバラ。

例えばバターは温度が低くてもすぐに溶けますが、小麦粉や卵はそう簡単には加熱されません。

というわけで予熱しないオーブンでお菓子を焼こうとすると、バターが先に溶け出し、せっかくきれいに成形したお菓子がみるみるうちにでろ〜んとゆるくなってしまうことがあるのです。

もし余熱をしっかりしていれば全ての材料を一気にしっかり加熱できるので、型崩れの心配は入りません。

生焼けになる

オーブンを予熱しないと、その後オーブンの調理時間通りに焼いても生焼けになってしまうことも。

ケーキを焼くとき、外側はこんがりしているのに中はドロっと生焼けだったという経験はありませんか?(私はあります...)

予熱がうまくいっていないとケーキを焼く本来の温度になるまでに余計な時間がかかってしまい、調理時間は終わったのにまだ中側が焼けていないということがあり得ます。

しかも外側はこんがりしてしまっているので、これ以上焼いたらカッチカチになってしまうという悲しい事態に...

パン作りの場合も、予熱をしていないとオーブンで調理中も発酵を止めることができず、思っていたような仕上がりにならない可能性があります。

予熱をしっかりしていることで、適正な温度から調理をすぐにスタートできるため、余計な時間や手間をかけずに上手にお菓子やパンが焼けるんですね。

予熱と余熱って違うの?

ここまで予熱する理由を熱く語ってきましたが、意外と混乱しがちな「予熱」と「余熱」の違いもここでサクッと振り返っておきましょう。

話している分にはどちらも「よねつ」なので間違えにくいかもしれませんが、この2つの言葉、実は全然違う意味を持っています。

まず先ほどからずっと説明してきた「予熱」。

これは予(あらかじ)めオーブンを温めたり熱を加えたりしておくことで、調理の前に必要な工程です。

それに対して「余熱」。

こちらは余った熱という字のとおり、調理後、火を切った状態の残った熱を使う工程のことを言います。

「予熱」と「余熱」、うまく使い分けていきましょうね!

予熱のコツ

予熱ってレシピ通りやってもいまいちうまくいかない...というお悩みはありませんか?

お家クッキングの味方、クックパッドさんがこんなことをまとめてくれていました。

オーブンの庫内が狭い場合や、真冬で室温が低い場合などは、オーブンを開けるとすぐに庫内温度が下がってしまうこともあります。予熱の設定時のみ10℃高くして、食材を入れてからは正規の温度に戻すようにすると、この温度差を少なくすることができます。

クックパッド公式サイト

家庭用オーブンは小さくて外の温度にすぐに左右されるため、実は予熱で適正温度を保つのは意外と難しいんです。

そこでおすすめなのが、予熱の設定温度を調理の温度より10度上げてしておくということ!

お菓子作りで一般的な予熱の目安は「180度で10分から15分」が多いようですが、オーブンの種類によって適正な温度や時間も微妙に変わります。

何度か挑戦してみて、お家のオーブンの予熱の適性時間と温度を知るようにする、というのも失敗しないお菓子作りには必要かもしれませんね。

それから、天板やオーブン板は入れたままにせず、予熱の時には外に出しておきましょう。

予熱でオーブン調理をスマートに!

オーブンを予熱しておくのは、失敗しない美味しいお菓子やパンを作るためでした。

予熱をしないと表面が乾燥したり、形が崩れたり、生焼けになってしまうという悲惨な失敗が起きるかもしれないので、レシピに予熱が含まれているときは予熱をしっかりして調理にのぞみたいものです。

お家でオーブンを予熱するときは、設定温度を10度高くして上手に予熱してみましょう。

予熱を使いこなして、オーブン調理をスマートに楽しんでくださいね!

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