広告 豆知識

カフェと喫茶店の違いは法律にあった!近くのお店はどっちかわかるようになる豆知識!

カフェと喫茶店の違いは?

近くのあのお店はカフェ?喫茶店?

なんとなく、カフェは今っぽいおしゃれな場所、喫茶店は昔からあるレトロな場所というざっくりイメージはあるかもしれませんね。

実はカフェと喫茶店には法律上のはっきりした違いがあるんです。

この記事ではカフェと喫茶店の法律上の違いと、身近なお店がカフェか喫茶店か見分ける方法を紹介します。

この記事を読めば、あなたも一目置かれるカフェ&喫茶店マニアになれるかも?!

カフェと喫茶店の違いは法律にあった!

カフェと喫茶店の違いは単にイメージやコンセプトの違いかと思われがちですが、実は法律上のはっきりとした違いがあるんです。

カフェや喫茶店をオープンするには、営業許可というものが必要になります。

この営業許可が、カフェと喫茶店では違う種類の許可が必要になるんです。

東京都が出している営業許可種類一覧を見てみると...

飲食店営業

一般食堂、料理店、すし屋、そば屋、旅館、仕出し屋、弁当屋、レストラン、カフェー、バー、キャバレーその他食品を調理し、又は設備を設けて客に飲食させる営業のこと。

喫茶店営業

喫茶店、サロンその他設備を設けて酒類以外の飲物又は茶菓を客に飲食させる営業のこと。

東京都福祉保健局サイト

つまり、カフェに必要なのは「飲食店営業許可」、喫茶店に必要なのは「喫茶店営業許可」と、別々の種類のお店とみなされているわけですね。

ではこの定義をもとに、どんなお店がカフェなのか喫茶店なのかチェックしてみましょう!

こんなお店はカフェ?喫茶店?

アルコールが飲めるお店

アルコールが飲めるお店は定義上「カフェ」です。

喫茶店営業許可には「酒類以外の飲物を飲食させる営業」と書かれているので、喫茶店ではアルコール飲料を提供することができません。

一方、カフェが取得する飲食店営業許可には酒類の注意書きはないため、アルコールも含めて提供することができます。

例えば、ドトールコーヒーが手がけているエクセルシオールカフェ。

メニューを見てみると、ハイネケンやギネスなどのビールも提供されていることがわかります。

ということは、エクセルシオールカフェは「飲食店営業許可」をもらっているため、名前のとおり定義上も「カフェ」ということになりますね。

凝ったフードメニューがあるお店

お店で調理が必要な凝ったフードメニューを置いているお店も定義上は「カフェ」です。

飲食店営業許可をもらうと、「食品を調理し、設備を設けて客に飲食させる」ことができます。

逆に言うと、複雑な調理ができる分、衛生管理や設備をしっかりする必要があるため、許可を取るのにハードルが高いのがカフェなんですね。

というわけで、手作りのオムライスやパスタが出てくるタイプのお店は「カフェ」ということになります。

では身近なお店、スターバックスコーヒーはどうでしょう?

スタバには手作りのフードメニューや火を使うような大きなキッチンはありませんね。

その点からすると、スタバはおそらく定義上カフェではなく、「喫茶店」ということになります。

意外ですね〜!

カフェという名前のついているお店

お店の名前が○○カフェ、カフェ△△、などという場合は、定義上「カフェ」でも「喫茶店」でもあり得ます。

実は営業許可の種類にはお店の名前についての指示はありません。

そのため、喫茶店営業許可をもらっていても飲食店営業許可をもらっていても、自由に「カフェ」や「喫茶店」を名乗ることができます。

「喫茶店」という名前がついているお店で、手作り料理やアルコールが提供されていることもあるというわけです。

その場合はその喫茶店が「喫茶店営業許可」ではなく、「飲食店営業許可」をもらっているということになりますね。

カフェと喫茶店の違いを楽しもう!

カフェと喫茶店は今風かレトロかという漠然としたイメージに限らず、法律上のしっかりした違いがありました。

飲み物と調理の必要がない軽食を提供するのが喫茶店なのに対し、キッチンで調理するメニューやアルコールも提供できるのがカフェ。

この定義を知っていると近くのお店がカフェなのか喫茶店なのかがわかるので、お店の違った一面を楽しめるようになるかもしれませんね。

カフェと喫茶店それぞれの良さを楽しみましょう!

-豆知識