SNSなどで犬にレモンを近づけたり食べさせたりする動画がバズっていますが、嗅覚が鋭い犬にレモンを与えても大丈夫なのでしょうか?
今回は犬にレモンを与えても良いのか、だとしたらどの部位をあげたらよいのか、適量はどれくらいなのかなど調査しました。
レモン水のスプレーでのしつけについても調べましたので、愛犬にレモンをあげようか悩んでいる人は、是非最後までチェックしてみてくださいね。
犬にレモンは大丈夫?
レモンの成分的には犬にあげても大丈夫です!
レモンにビタミンCやクエン酸などの栄養素が含まれており、人間と同じく老化防止や健康維持など犬にも良い効果が期待出来ます。
しかし、犬の状態によって与えた方が良い時、悪い時があるので注意が必要です⚠
犬にレモンをあげても良い時
健康な犬なら肝臓でビタミンCを合成・蓄積できるため、以下のような時にレモンを与えることを推奨します。
- 5歳以上の犬やなんらかの病気でビタミンを体内で合成できなくなった場合
- 飼い主がたばこを吸っていて、受動喫煙状態の犬
- 夏バテや熱中症、毎日の運動量が多い犬
上記のような理由でビタミンCが足りない状態の犬には、レモンは効果的です。
しかし、犬はレモンのような柑橘系の匂いや刺激のある食べ物は苦手なので、受け付けない場合はサプリに頼るのも良いですよ♪
犬にレモンを与える時の注意点
犬にレモンを与えるのは成分的には大丈夫ですが、いくつか懸念される点があるのでこちらで紹介します。
- お腹の弱い犬は下痢など体調不良になる可能性がある
- 皮膚や粘膜、神経系の異常
- レモンの皮は犬にとって毒
レモンは人間が食べても刺激が強いなと感じる果物です。
嗅覚が優れている犬には柑橘系の匂いや酸っぱい味は刺激が強すぎ、神経系に異常をきたす場合があります。
酸味が強いので、お腹がそんなに強くない犬にはレモンはおすすめ出来ません。
そして犬にレモンを与える場合は絞ったレモン汁か果肉だけにしましょう!
レモンの皮にはソラレンという成分が含まれており、胃炎の原因になる可能性があります。
人間の場合、ソラレンを摂取して7時間以内に日の光を浴びると、シミの原因になるので要注意です⚠
犬にレモンを与える時の適量は?
犬にレモンを与える時の目安の量は以下の通りです。
体重5キロ未満 | 体重5~15キロ | 体重15~25キロ | 体重25キロ以上 |
小さじ1/4 | 小さじ半分 | 小さじ1 | 大さじ2/3 |
あくまで目安なので、犬の健康状態などで量を調節しましょう!
不安な人はかかりつけの獣医さんに相談してみてくださいね♪
レモン水スプレーでしつけできる?
レモン水スプレーでトイレなどのしつけができるがについてですが、ブリーダーさんたちの間でも効果的とは言えないとの声が多かったです。
確かに犬は柑橘系の匂いは苦手ですが、なんども嗅いでいると慣れてしまうこともあり、一時的なものにしか効果がないようです。
また、ソラレンの不安点もあるので、噛み癖のある犬の応急処置目的なら苦手な苦味のビターアップルを使うのも良いでしょう。
まとめ
犬にレモンは成分的にはアレルギーになるなど与えてはいけないということはありませんが、犬の健康状態や精神面をしっかり見極めてからが良いでしょう。
人間の食べ物は犬など動物には有害になってしまう可能性もありますので、レモンに限らず一度調べたり、かかりつけの獣医さんに相談するのがおすすめですよ。