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味の素の成分は人体に危険?化学調味料は神経毒、緑内障や自閉症の原因になるって本当?

味の素が塩やコショウと並んで家庭の調味料棚に並んでいる光景はあたりまえの人も多いかと思います。

私の実家でも、ちょい足しするだけで味にコクがプラスされたり、昆布などのうま味が手軽に混ぜられるので料理の必須アイテムになっています。

便利ですが、味の素の主成分である『グルタミン酸ナトリウム』が人体に危険な影響を及ぼす可能性があるという声も有名です。

今回はグルタミン酸ナトリウムは危険なのか、一日どれくらいの量なら摂取して大丈夫なのかなど調査しました。

味の素の成分『グルタミン酸ナトリウム』は危険?

うさらんど

2023年現在、私が調査した中ではグルタミン酸ナトリウムが(適量摂取する分には)人体に危険影響を及ぼすという明確な根拠は見当たりませんでした。

味の素のうま味は『グルタミン酸ナトリウム(97.5%)』『イノシン酸ナトリウム(1.25%)』『グニアル酸ナトリウム(1.25%)』の3つの成分で構成されています。

グルタミン酸ナトリウムはこんぶのうま味、イノシン酸ナトリウムはかつおのうま味、グニアル酸ナトリウムはしいたけのうま味のことです。

グルタミン酸ナトリウムが危険視されている理由は以下の通りです。

  • 化学調味料という名前(今はうま味調味料に改名)
  • 昔石油から抽出されていたという噂
  • 脳障害などを引き起こす可能性がある?
  • アメリカなど海外では使用を禁止されていた時期がある

化学調味料=うま味調味料

今では『うま味調味料』という名前が世間に知れ渡っていますが、味の素は昔『化学調味料』と呼ばれていた時期がありました。

うま味調味料や「味の素®」や「うま味だし・ハイミー®」は、ときどき「化学調味料」と呼ばれることがあります。これは昭和30年代にNHKの料理番組で、公共放送の立場上「味の素®」と製品名で呼べないため、一般名称として「化学調味料」が使われていた名残りです。昭和60年代以降は「うま味調味料」と呼ばれています。
現在では、行政の統計資料などで使用する用語の基本となる日本標準産業分類、日本標準製品分類などにおいても「うま味調味料」の名称に統一されています。

味の素株式会社公式HPより引用

その当時、『化学』という言葉は新しい・最先端というような意味がありましたが、公害などの影響で食品的には後ろ向きな言葉になり、嫌えんされるようになりました。

無添加=体に良いと思う人が多い中、化学調味料と言われると人工的に生み出した体に悪い成分が入っていると思い込んでしまいますよね。

昔石油から抽出されていたという噂

味の素の主成分であるグルタミン酸ナトリウムは、開発当時小麦由来のグルテンを加水分解して作っていましたが、コストがかかりすぎるために別の方法で生産されていた時期があります。

調査の結果、安全性が確認できたために石油からグルタミン酸を作る製法をとっていましたが、再調査した結果発がん性がある不純物が確認できたために現在では植物原料(日本ではさとうきび)を使った製法で作られています。

脳障害などを引き起こす可能性がある?

グルタミン酸を摂取すると心配と噂されている危険な病気や障害は以下の通りです。

  • 脳や神経にダメージを与える、破壊する
  • 乳幼児が摂取すると自閉症になるリスクが高まる
  • 緑内障になる
  • 味覚が衰える可能性がある

ワシントン大学で、マウスなどを使った実験で大量のグルタミン酸を投与した結果、神経系に異常が確認されました。

同じくワシントン大学での研究で幼児のアカゲザルにグルタミン酸を大量投与した結果、脳に深刻なダメージを与えたという結果報告があり、グルタミン酸ナトリウムは危険!摂取するべきではない!と当時は言われていましたが、この研究結果は50年以上も前のもので、実験に使用されたグルタミン酸も通常食事で摂取するのには考えられない量が使われていました。

味覚が衰える、味覚障害になるという噂もありますが、人間の味覚を感じる細胞は約10日で生まれ変わるため衰えるということはありません。

うさらんど

グルタミン酸ナトリウムを通常の料理で摂取する分には、人体に深刻な影響はあるという明確な研究結果は現在見当たりませんでした。

ただ、高濃度のグルタミン酸ナトリウムを摂取すると、緑内障や片頭痛の原因になると2002年に弘前大学医学部の研究グループの結果報告があるのでグルタミン酸ナトリウムを取り巻く黒い噂は完全否定は出来ません。

アメリカなど海外では使用を禁止されていた時期がある

上記の研究結果から、アメリカなど海外でグルタミン酸ナトリウムを使用することを禁止していた時期が確かにあります。

特に妊婦や敏感な乳幼児には摂取しないようにとされていたそうです。

そんな中、中華料理症候群(グルタミン酸ナトリウム症候群)と呼ばれる事件が起こりました。

中華料理を食べた人の多くが舌や手足のしびれ、味覚障害、動機や息切れなどを訴えたことから調査した結果、料理にグルタミン酸ナトリウムが沢山使われていたために原因はこれだ!という噂が広がったものです。

しかし、当時調査しても明確にグルタミン酸ナトリウムが原因だったのかはわからなかったので、噂が独り歩きしてしまったのかな?と私は思いました😔

グルタミン酸ナトリウムの一日の摂取目安量はどれくらい?

うさらんど

グルタミン酸ナトリウムの大量摂取は良くないのは分かったけど、どれくらいが適量なの??

味の素の成分であるグルタミン酸ナトリウムを一日に3gくらいなら人体に影響はないと考えられています。

味の素を沢山いれるのは、ナトリウムの摂りすぎになる可能性もあるのでなるべく控えめにしましょう。

乳幼児は味覚も敏感ですし、体も小さいため気づかぬうちに大量に摂取してしまう可能性があるので、なるべく昆布からダシを摂ったりするのが良い…とは云われますが、出来る範囲で良いと思いますよ。

まとめ

味の素の主成分であるグルタミン酸ナトリウムは1日に3g程度なら人体に影響はないとわかりました。

しかし、外食やおかし、カップ麺やソース醤油などあらゆるものにグルタミン酸ナトリウムを使用されています。

うさらんど

成分表に『調味料(アミノ酸など)』と表記されているものにはグルタミン酸ナトリウムが使用されています。

気づかぬうちに沢山摂取している可能性もあるので、家で作ったり食べたりする料理にはなるべく使用を控えて、外食などでは気にせず食べるのが良さそうですね。

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naririnrin

和菓子、洋菓子アイス全般、スィーツ大好きです! 特に大福やチョコパイ、生クリームに目がないです。 少しでも皆様のお役に立てる記事が書けるよう頑張りますので、宜しくお願いします。

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