ケーキ屋さんやお菓子屋さんに陳列してある洋菓子フィナンシェ。
"フィナンシェ"とはどのような意味だろう?と考えたことはありませんか?
名前から素敵な響きのフィナンシェ。実は「お金持ち」という意味なんです。
なぜそのような名前になったのか?やフィナンシェの由来、よく似たお菓子、マドレーヌとの違いについてもご紹介していきます!
フィナンシェの意味とは?
フィナンシェ(financier)はフランス語で、「金融家」「お金持ち」を意味する言葉です。
ちなみにGoogle翻訳をかけると「財務」と変換されました!
英語でも似たように「Finance(金融)」という言葉があるので、お金に関わる用語であることは間違いなさそうですね。
フィナンシェの由来は?
17世紀にナンシーの"L'ordre des Visitandines"(聖母訪問教会)の修道女によって作られたことから古くはヴィジタンディーヌと呼ばれた。
引用元:Wikipedia
昔は違う名前だったようですね!ちなみに昔の名前である「ヴィジタンディーヌ」とは「修道女」という意味です。そのまんまですね(笑)
17世紀は1601〜1700年のことですから、日本でいうと江戸時代前半ですから、フィナンシェはなかなか歴史のあるお菓子だったんですね!
また、現在の「フィナンシェ」と呼ばれ始めたのは19世紀頃と言われています。
「フィナンシエ型」と呼ばれる小さな台形の金型で作られた菓子の形が、色・形において金塊に似ているからとも、サン=ドゥニ通りの菓子職人ラヌが考案し、パリ証券取引所周辺の金融街から広まったからともいわれる
引用元:Wikipedia
コレは面白い由来ですね。確かに写真で見比べてみると、フィナンシェと金塊、形がよく似ていますね!
ちなみに、サン=ドゥニ通り(Rue Saint-Denis)は現在もパリ郊外に存在しており、約1.3kmです。徒歩だとおおよそ17分です。
残念ながらフィナンシェをメインで売っているお店は見つけられませんでした。
飲食通りのような感じですが、別名「パリ最大の娼婦街」とも呼ばれています。夜になるとネオンが光りだす怪しげな町並みだそうです。
フィナンシェとマドレーヌとの違いは?
よく似たマドレーヌとの違いは、見た目と作り方だそうです。
マドレーヌとの違い①見た目
形は見たことあると思いますが、フィナンシェは金塊に似ているのに対し、マドレーヌは貝殻に似ていますね!
マドレーヌとの違い②作り方
マドレーヌとの違い2つ目は作り方です!
フィナンシェが卵白のみを使用するのに対して、マドレーヌは全卵を使用します。また、マドレーヌには溶かしバター、フィナンシェには焦がしバターを用いることが多く、仕上がりのイメージとしては、フィナンシェは香ばしくて軽い食感、マドレーヌはふんわりと柔らかい食感になります。
The Okura TOKYO
全卵でマドレーヌを作り、余った卵白でフィナンシェが作れそうですね(笑)
今人気のフィナンシェは?
ここまで読んでくださった皆様はフィナンシェが食べたくて仕方ないと思いますので、おすすめのフィナンシェをご紹介します。
HUGO&VICTOR
パリ発祥で有名なフィナンシェ「HUGO&VICTOR」(ユーゴアンドヴィクトール)です!
人気商品は以下の3つだそうです。
HENRI CHARPENTIER
最近大人気のHENRI CHARPENTIER(アンリ・シャルパンティエ)もおすすめです!
まとめ
フィナンシェは思っていたよりもずっと歴史の深いお菓子でしたね。
歴史を知るとよりお菓子への愛着が湧くかと思います。是非おすすめしたフィナンシェを食べてみてくださいね!