今年もバレンタインが近づいてきましたね!
私は菓子やパンに携わって30年程の経験がありますが、当然チョコレートも沢山扱ってきました。
最近のチョコレートブームは凄まじく、ケーキ屋さんではクリスマスをしのぐ程の稼ぎ時になってきました。(クリスマスは逆に以前より売れなくなったように感じます)
それほどチョコレートに関心が高いのですが、コロナ禍ということもあり家庭で手作りされる方も多いのではと思います。
ケーキ屋ではクーベルチュールチョコレートを使うのが当たり前ですが、専門店に行かないと買えないチョコです。
家庭でもチョコを手作りする時、やっぱりクーベルチュールの方がよいのでしょうか?
普通に売ってるチョコとの違いは?
スーパーで売ってるチョコで代用できないのか?
長い職人歴を誇る筆者がお答えしましょう!【クーベルチュールチョコレート】代用出来るオススメチョコを紹介してみたい思います。
【クーベルチュールチョコ】代用するなら?
まずクーベルチュールチョコとは何か?を解説します。
クーベルチュールって何?
国際食品規格委員会CODEX STAN 87-1981, Rev. 1 - 2003によれば、成分において「総カカオ固形分35%以上、カカオバター31%以上、無脂カカオ固形分2.5%以上」
ウィキペディア
ウィキペディアによると以上の様になっておりますが、分かりやすく言うと、
- 製菓用のチョコのことであんまり甘くない
- カカオ分が高い
- イメージ的に高級品で美味しそう
小難しいことは置いといてこんな感じでいいと思います。
チョコレートの種類
ざっくり説明します。
- スイート(主に砂糖を加えてある、カカオ分が多くチョコと言えばこれ)
- ミルク(スイートより乳成分が多く甘ったるい、茶色い)
- ホワイト(カカオマスが入らないホワイトチョコ)
ブラックチョコと言われて売られてる板チョコはスイートチョコになりますね。
この3種類でいずれも規格を満たせばクーベルチュールと名乗れます。
最近は第4のチョコ、ルビーショコラという物もありますね!
準チョコ、チョコレートとは?
原材料表示を見ると準チョコ、チョコレートとあります。
100均で売ってるような安い割れチョコなどは準チョコになってる場合があり、チョコレートとしてはあまり美味しくありません。(混ぜ物が多くチョコレートというよりチョコレート菓子です)
クーベルチュールの代用として使うにはチョコレートの表示の方を選んだ方がよいです。
クーベルチュールの代用はズバリこれ!
色々説明しましたが、全国どこでも買えてクーベルチュールの代用に出来るのはロッテのガーナチョコ、もしくは明治の板チョコです。
いずれもブラック(スイート)、ミルク、ホワイトと、チョコの種類も揃えてあります。
すでに知ってたと言われそうですが、、、
味、コスパにおいてこれ以上の物はないと思います、充分美味しいです!
ガーナチョコで手作りチョコ!
せっかく買ってきたので、ガーナチョコ、明治のブラックチョコでボンボンチョコラを作ってみました。
今回はガーナチョコと明治の板チョコを使いましたが、使い方はクーベルチュールと何も変わることはありません、キチッとテンパリング(温度調整)しないとダメです。
ガーナチョコは安いですが、クーベルチュール並みにカカオ分が高く、扱いをちゃんとしないと使えないチョコなのです!
まとめ
この記事を読まれた方の疑問は手作りチョコでクーベルチュールを使うべきか?という事かと思います。
一口にクーベルチュールと言っても様々なメーカーから数え切れないほどの種類が出ている訳ですが、カカオの香りの違いや甘さなど好みの物を探すのも楽しいと思います。
ただクーベルチュールの代用としてすぐに使えるのは、ロッテや明治の板チョコで問題ないですね。
ちゃんと作ればプロ顔負けのチョコが作れると思います!