- スパークリングワインとシャンパンの違いは何?
- おすすめのリーズナブルなスパークリングワインを知りたい!
美しい泡とシュワっと口当たりが美味しい、スパークリングワイン。
そういえばスパークリングワインとシャンパンでは何が違うの?ってふと思ったりしませんか?
せっかくなら、違いを知った上でワインを楽しみたいですよね。
この記事ではスパークリングワインとシャンパンの違い、おすすめのスパークリングワインを紹介します。
お酒の知識でスマートな大人ライフを楽しみましょう♪
スパークリングワインとシャンパンの違い
ここはお酒の専門店の説明が気になりますよね。
日本を代表するドリンクカンパニー、サントリーの公式サイトにはこんな説明がありました。
「シャンパン(Champagne)」は「スパークリングワイン」のうちの一つのカテゴリーです。
サントリー公式サイト
なるほど、スパークリングワインの中の一種類がシャンパンということだったんですね!
スパークリングワインの中でも、フランスはシャンパーニュ地方で、決められた方法で作られ、条件をクリアしたワインだけがシャンパンと呼ばれます。
スパークリングワインの中でもシャンパンは特別な種類、という感じですね。
シャンパンには法律が関係している?!
ワインが「シャンパン」を名乗っていいかどうかは、フランスのワインの法律(AOC法)で決められているんです!
ワインに法律があるなんて、さすが美食の国フランス。
シャンパンと認められる条件はざっとこんな感じです。
作られた場所 | フランス・シャンパーニュ地方のみ |
ぶどうの品種 | (白)シャルドネ、(黒)ピノ・ノアール、ピノ・ムニエ |
製法 | 瓶の中で二次発酵させるシャンパン方式 |
熟成期間 | 15ヶ月以上、ヴィンテージは36ヶ月以上 |
他にも工程の細かい決まりなどはたくさんあって、簡単にはシャンパンを名乗れないようですね。
だからこそ、「Champagne」と書かれたワインは一流!
一般的なスパークリングワインが数千円で買えるのに対し、シャンパンは数万円するものがあるのもうなずけます。
シャンパンの歴史は?
古くはローマ時代からワイン造りが盛んだった、シャンパーニュ地方。
その昔、冬の寒暖差を乗り越えたワインが春に発泡することは好まれていませんでした。
そこに目をつけ、改良を考えたのがドン・ペリニヨンという修道士です。
彼の予想は見事に的中、シャンパンはヨーロッパ中で人気のワインになりました。
そのうち、シャンパンではないのにシャンパンと名乗り高値で売る粗悪品が増えたため、法律が作られたんだとか。
法律は、人気のワインだったゆえの対策だったんですね。
シャンパンなの?それともシャンパーニュなの?
そういえば、「シャンパン」という呼び方も、「シャンパーニュ」という呼び方も聞いたことがありませんか?
この2つの呼び方、どっちが正解ということはないんです。
「Champagne」を英語風に読むと「シャンパン」。
スペルをどうやって読むかで微妙に言い方が変わっているだけなんですよ。
日本語的には、ワインが生まれる地方の名前を「シャンパーニュ」、ワイン自体は「シャンパン」という風に分けるのが一般的なようですね。
せっかくならフランス語の完璧な発音で「Champagne」と言ってみたい(笑)
シャンパンの味の特徴は?
スパークリングワインの中でもシャンパンは、アロマと細かなパールのように美しい泡が特徴のワイン。
時間と手間をかけて作られたシャンパンの香りは深く、グラスに注いでも泡が輝きを放ちつづけます。
特に、「フルート型」と呼ばれるシャンパン専用のグラスで楽しむのがおすすめです。
シャンパン以外のスパークリングワインも品質の良いワインはたくさんあるので、さまざまな香りや発泡度の中から、お気に入りの一本を見つけてみるのもいいですね。
ちなみに、スパークリングワインはワインの中でもアルコール度数が若干低く、一般的なワインが14度ほどに対し、スパークリングワインは11度ほど。
製造方法や産地によって多少度数差はありますが、どんな料理にも合わせやすく、気軽に楽しめるのがスパークリングワインの良いところです。
スパークリングワインの世界の呼び名は?
発泡性のワイン、もっとわかりやすく言うと、シュワシュワしているワインがまとめてスパークリングワインと呼ばれています。
でも、スパークリングワインが作られているのはフランスだけではありません。
そのため、スパークリングワインも国によって呼び方が違います。
スパークリングワインの国別の呼び方を集めてみましたよ。
国 | 呼び方 |
フランス | ヴァンムスー |
スペイン | スプマンテ |
イタリア | エスプモーソ |
ドイツ | シャウムヴァイン |
ちなみに日本語だと、「発泡性葡萄酒」ということになるみたいです。
日本語にすると渋い雰囲気を感じますね〜
スパークリングワインの製造方法は?
スパークリングワインの製造方法はいくつかに分かれていますが、代表的な3つの方法を挙げてみます。
方式 | 製造方法 | 特徴 |
シャンパン方式 | ビンに入れたワインに糖分と酵母を入れて二次発酵させる | 風味と泡は素晴らしい分、手間がかかっているため高価 |
シャルマ方式 | 空気を遮断した樽で二次発酵させる | 大量に作ることができるためシャンパン方式に比べると安い |
炭酸ガス注入方式 | ビン詰めされたワインに人工的に炭酸ガスを入れる | ワインと炭酸ガスのマッチ度が良いと美味しいスパークリングワインになる |
こんなプチ知識を頭に入れておくと、スパークリングワイン選びの参考になりますね。
おすすめスパークリングワインは?
シャンパンと同じ瓶内二次発酵(シャンパン方式)で作られていても、歴史の長さや作られた場所の違いだけでかなり安く手に入れられるスパークリングワインもあります。
そこでシャンパン方式のおすすめスパークリングワインを厳選して紹介しますよ。
<ロデレールエステート>カルテット・アンダーソン・ヴァレー・ブリュット
アメリカはカリフォルニアが誇るスパークリングワインの代表、ルイ・ロデレールが出している、カルテット・アンダーソン・ヴァレー・ブリュット。
その品質はシャンパン以上と評価されることもあるほど、クオリティはお墨付きのスパークリングワインです。
熟成期間が長く、一番搾りぶどう汁しか使わないというこだわりの一品は、一度試してみる価値がありそう。
<モンテス>スパークリング・エンジェル
モンテスのスパークリング・エンジェルは、シャンパンの特徴であるきめ細やかな泡さえ再現している高品質のチリ産スパークリングワインです。
それもそのはず、このワインの熟成期間は、ヴィンテージのシャンパンと並ぶなんと36ヶ月!
ゆっくり丁寧に作られた味わいをじっくり楽しみたいならおすすめのワインですよ。
スパークリングワインやシャンパンで大人タイムを楽しもう!
スパークリングワインの中でも、法律で決まった条件でシャンパーニュ地方だけで作られたワインがシャンパン。
シャンパンと同じようなクオリティや製法のスパークリングワインは世界中で作られているというのも興味深いです。
ワインの違いを少し知っただけでも、これからワインを選ぶ目が変わってきそうですね。
世界各地のスパークリングワインやシャンパンで、大人の優雅な時間を楽しみましょう!