おやつ感覚で手軽に栄養が補給できるカロリーメイトは、スポーツや忙しい仕事の合間など多くの人が一度は食べたことがある栄養補助食品です。
味も多様でクッキーのようで食べやすいため、気づくと1箱ペロリと完食してしまうことも多いと思います。
今回はカロリーメイトはどれだけ食べると食べすぎになるのか、食べすぎると体に悪いのかなど調査しました。
カロリーメイトを食べるおすすめの時間や食べ方なども紹介しますので、是非参考にしてみてください。
カロリーメイトの一日の適量は?何本までOK?
カロリーメイトは一日4本まで(一箱400kcal)が適量です。
栄養補助食ということもあって、脂質と糖質も多く含まれており、間食で食べるなら一日2本(200kcal)が良いでしょう。
運動や年齢で個人差はありますが、一日の摂取目安カロリーは1,500~2,000kcalなので、一箱食べてしまうと1食分のカロリーを摂ることになります。
カロリーメイトは棒状のクッキー型のイメージが強いですが、ゼリータイプやドリンクタイプのものも販売されています。
ゼリータイプもドリンクタイプも1商品で200kcalあるので、一日2袋(缶)までが適量になります。
カロリーメイトを食べすぎると体に悪い?
私たちの体に必要なエネルギーを美味しくチャージできるカロリーメイトですが、食べすぎてしまうと以下のようなリスクが懸念されます。
カロリーメイトを食べすぎたときのリスク
- 肌荒れ・肥満
- 糖尿病・動脈硬化
- 便秘・腹痛
肌荒れ・肥満
脂質を摂りすぎると、顔にぶつぶつが出来るなど肌荒れを引き起こしたり、肥満や高血圧などの生活習慣病になる可能性があります。
カロリーメイトにはどれくらいの脂質があるの?
カロリーメイトにはどのフレーバーでも、4本食べると脂質を22g摂取することになります。
成人の一日の摂取目安カロリーが1400~2400kcalで、脂質はその20~30%が目安とされており、およそ40~60gです。
運動量が少ない人がカロリーメイトを一日に一箱食べてしまうと、一日の半分の脂質を摂ってしまい、勿論他の食事や間食にも脂質はあるので気づかぬうちに摂りすぎになってしまうことがあり注意が必要です。
糖尿病・動脈硬化
カロリーメイトは食べやすくするために甘い味付けがされており、栄養補給食ということもあって糖質が多いです。
- ビスケット型(一箱)約40g
- ゼリータイプ(一袋)約31g
- ドリンクタイプ(一缶)約28g
お茶碗に軽く一杯の白米が約42gなので、ゼリーやドリンクタイプの糖質はかなり多いです。
特に糖質が多いカロリーメイトを空腹時に食べてしまうと、血糖値のジェットコースターとよばれる血糖スパイクが起きて、糖尿病や動脈硬化になってしまう可能性があります。
病気にならなくても、血糖値の急上昇&急降下で倦怠感やイライラ、強い眠気を引き起こすのでカロリーメイトを空腹時に食べたり、量を食べすぎないように注意しましょう。
便秘・腹痛
カロリーメイトには食物繊維はあまり含まれておらず、どのシリーズでも1~2g程度です。
これはリンゴ1/4の量で、一日の食物繊維の摂取目標は成人女性で18g以上、成人男性は20g以上とされているのを考えてもかな~り少ないですね。
食事とカロリーメイトを置き換えてダイエットしている人や、カロリーメイトだけで食事を済ませている人は他で食物繊維を意識して摂らないと不足してしまう可能性があります。
食物繊維が不足するとどうなるの?
食物繊維が不足すると、腸内環境が悪くなり便秘や下痢、腹痛や肌荒れなどの症状が現れます。
代謝が悪くなることから、太ってしまう可能性もあるので、カロリーメイトを食べるなら、食物繊維を多く含んでいる食品も一緒に食べることをおすすめしますよ。
カロリーメイトのおすすめの食べ方
カロリーメイトを食べすぎると体に良くないことがわかりましたが、栄養補助食品として適量を食べれば、とても万能です!
こちらでは、カロリーメイトのおすすめの食べ方をいくつか紹介していきますので参考にしてみてください♪
カロリーメイトを食べるおすすめの時間
カロリーメイトを食べるおすすめの時間帯は以下の通りです。
おすすめの時間
- 朝食時
- 14時~15時
- 運動の1時間前
カロリーメイトを食事と置き換えて食べるなら、糖質がしっかり摂れて目が覚め頭が回転しやすくなるので、朝食時がおすすめです。
間食で食べるなら14時~15時の『ゴールデンタイム』が良いでしょう。
この時間は体内へのカロリーの吸収がおさえられるため、ダイエット中もゴールデンタイムを狙って間食を取り入れると長続きしますよ♪
カロリーメイトにはたんぱく質があまり含まれていないので、運動後に食べて筋肉を作る…というのは難しいですが、運動の1時間に食べれば、エネルギーになり力を発揮しやすくなります。
自転車や山登りなど、すぐにエネルギーを補給したい場合は、ゼリーやドリンクタイプのカロリーメイトもおすすめですね。
カロリーメイトと一緒に食べるとおすすめの食材
カロリーメイトだけでは足りない栄養素を、一緒に食べると補給できるおすすめの食材は以下の通りです。
ポイント
- バナナ
- リンゴ
- 牛乳
バナナやリンゴには食物繊維が多く含まれており、特にバナナは血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。
血糖スパイクを起こすと食べてもすぐに空腹になってしまいますが、カロリーメイトと一緒に牛乳を飲めば血糖値の上昇を緩やかにして、腹持ちを良くしてくれるでしょう。
そのほか、よく噛んで満腹中枢を刺激したり、ビスケットタイプのカロリーメイトなら、少々パサついているためお茶やお水一緒に食べれば水分で満腹になるのでおおすすめですよ。
まとめ
カロリーメイトを食べすぎると、さまざまな体の不調を引き起こすことがわかりました。
カロリーメイトの1日の適量は食事の代わりなら4本、間食なら2本がおすすめです。
ドリンクやゼリータイプのカロリーメイトは体が吸収してからエネルギーに変換するのが早いので、朝から仕事で会議があるとか、運動の時は1時間前に食べると良いですよ。
食べすぎると太ったりあまりよくないですが、カロリーメイトを食べる時間やタイミングが合えば、私たちの健康の手助けをしてくれるので、是非意識してみてくださいね♪