身近なスーパーやコンビニでも買うことができる、ひんやりと甘くて美味しいアイス。
手軽にいただけるスイーツとして欠かせないですね!
そんなアイスたち、アイスクリームやソフトクリームというように異なる呼び方を耳にしますが、実は明確な違いがあるんです。
今回はアイスクリームとソフトクリームの違いや、アイスに関する知っとくとトク?な情報をご紹介します!
アイスクリームとは
アイスクリームは牛乳や乳製品を原料として、冷やしながら空気を撹拌してクリーム状になったものを凍らせたもの。
製造後はやわらかいクリーム状のまま容器に詰めて、-30℃以下で急速冷凍されます。
そして運搬や保管時には-25℃~-30℃とし、販売時には-18℃以下で売られているんです。
だいぶ温度を下げ、カチンコチンになってから私たちの手元に届くんですね~。
ソフトクリームとは
ソフトクリームの製品温度は-5℃~-7℃で、あまり極端な低温では冷やされていないんです。
そのため、含まれる氷の結晶が少量かつ小さく、なめなからな口当たりのよさ、できたてのフレッシュ感が特徴。
本当のソフトクリームは、できたてをその場で食べるのがイチバンなのかもしれません(笑)
ソフトクリームは「soft」と「cream」をかけ合わせた造語で、英語では「soft serve ice cream」と表現されます。
アイスクリームとソフトクリームの違い
アイスクリームとソフトクリームの違うところは一体なんでしょうか?
その答えはというと…、これまでにも記載していますが、ズバリ温度なんですよ。
アイスクリームは-18℃、ソフトクリームは-5℃~-7℃でちょうど良い味に作られています。
それぞれ原料の配合や作り方も違いますが、ソフトクリームはできたてのアイスクリームといったところですね。
また、アイスの美味しさの鍵を握る「オーバーラン」の設定にも違いが。
ソフトクリームは低い温度なので、比率を下げて空気を少なくし、冷えやすい状態で形も保つ感じですね!
アイスの分類
アイスクリームとソフトクリームについて確認しましたが、この2つはモノによってさらに細かく分かれます。
表の通りアイスクリーム類と氷菓に分類、さらにアイスクリーム類はアイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイスに分けられます。
乳固形分や乳脂肪分によってアイスクリーム類に分類され、それ以外は氷菓になるんですね。
アイスクリーム
- 乳固形分、乳脂肪分が多く含まれ、風味が豊か
- 乳脂肪分が高いためコクがある
- 比較的高価
アイスミルク
- 乳固形分、乳脂肪分はアイスクリームより少なめであっさり
- 牛乳と同程度の乳成分、栄養価
- 商品によって植物性油脂を使用
ラクトアイス
- 乳脂肪分の成分規格はない
- ミルク感を補い、植物性油脂が多く使用されることがある
- 比較的リーズナブル
氷菓
- 乳固形分はほとんどない
- 果汁などを凍らせたシャーベット、かき氷、アイスキャンディーなど
- 比較的低カロリー
ただ、厳密な分類は別として、私たちは普段アイス全般を総称してアイスクリームと呼ぶことが多いですね。
自家製ソフトクリームもあり?
程よく凍らせて作ったソフトクリーム、なんだか食べたくなってしまいます。
いっそのこと自分で作ってしまおうか、いやその前に作ることって可能?
NHK Eテレの番組「すイエんサー」では、以前手作りのソフトクリームにチャレンジしたようです。
材料を冷やして混ぜ合わせる時に、塩氷を使うのがポイントとのこと。
塩氷を使い、なんと-17℃まで冷やすことができたそうですよ。
ソフトクリームを越えて、アイスクリームまでできてしまいそうですね(笑)
詳細が気になる方は、ぜひこちらから見てみてください。
まとめ
アイスの世界も、色々な種類のものがあってなかなか奥が深いですね。
私は普段、安価なものがたくさんあるラクトアイスを食べることが多いです。
ですが、たまには「本物」のアイスクリームやできたてのソフトクリームを求めて食べるのもいいかも、と思いました!
皆さんも食べたいなーと思ったアイスを食べて、美味しく癒されてみてはどうでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!