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たい焼きの天然と養殖の違いとは?鳴門鯛焼本舗に行って来ました

突然ですが、天然養殖というと何を思い浮かべますか?

ほとんど方がお魚の事を思い浮かべると思いますが、天然と養殖ならやっぱり天然の方がいいですよね。

魚屋さんでも普通は養殖より天然の方が値段が高く価値があるように感じます。

しかし、今回は本物の魚ではなくて、和菓子の鯛焼きの話なんですが、

実は鯛焼きにも天然と養殖がありまして、私的にはやはり天然の方が美味しいと思うのですね。

鯛焼きの天然と養殖ってどういう事なのでしょう?

その違いを解説したいと思います。

【たい焼き】天然と養殖の違いとは?

たい焼きの天然、養殖?

ちょっと意味が分かりませんが、どういう事なんでしょう?

天然物の鯛焼きを売っているお店があるというので行って確かめてみたいと思います!

【たい焼き】天然物を買ってみた

西池袋の鳴門鯛焼本舗

今回は池袋にある鳴門鯛焼本舗に行って、天然鯛焼きなるものをゲットしました。

なかなかクールでカッコいい箱に入れてもらいました!
薄い皮が特徴、すごくもちもちしています

鳴門鯛焼本舗では一丁焼きというそうです。

当然、尻尾の先まであんこが入っております!

皮が薄く、もちもちしていますが、昔からある今川焼きみたいな鯛焼きとは全然ちがいますね。

皮が薄くて中身がぎっしり、これが天然鯛焼きなのです。

天然のたい焼きは職人が1つ1つ丁寧に焼き上げる

天然のたい焼きは1つの焼き型で1つしか焼けない手間のかかる作り方をしています。

許可を頂き撮影させていただきました!職人さんの仕事は見ていて飽きないですね

これはやはり職人さんの細かい技が行き届きやすく、絶妙な皮の厚さと中身のあんこの量、焼き加減を調整しやすいのだと思われます。

1度に沢山焼くのではなく、1つ1つ丁寧に焼き上げる(天然である)ということです。

養殖のたい焼きは1度に沢山焼く量産型

養殖のたい焼きは連結された専用の焼き型で同時に沢山焼く事ができます。

皮は厚めの場合が多く、その為、具材のバリエーションが多いのが特徴ですね。(薄皮だと具がはみ出しやすく、使えるバリエーションが少ない)

連結の鯛焼きの型:神戸経済新聞

職人さんの腕もあると思いますが、1つ1つ焼き上げる天然のたい焼きと比べ、皮の厚さや焼き加減の妙など、どうしても量産型(養殖)になりがちなのでしょう、沢山焼けるので職人さんの負担軽減の意味もありそうです。

肝心なのは職人の技術

たい焼き専用店といえども職人のレベルの差が存在するでしょうから、よりレベルの高い技術を要求される量産型(見る範囲が広い)より、1つずつ焼き上げる天然物(見る範囲が狭い)の方が、誰が焼いてもたい焼きその物のレベルの底上げになるのだと思います。

とはいえ、実際のお店では複数の型を使って同時に焼き上げるので、やはり職人さんは大変ですね。

天然と養殖、どちらも職人技が必要であり、どちらが簡単に焼けるかということではないと思います。

厚い鯛焼きの皮が好きな方もおられると思うので量産型の方が好みという場合もありそうですね。

https://twitter.com/99KfI69rSZTDOes/status/1435207847134961671?t=Nm-I-FL2qwD-JT0WcFCeng&s=19

まとめ

たい焼きの天然と養殖の違いについて解説しました。

  • 天然は1つずつ焼き上げるたい焼き(皮が薄い)
  • 養殖は1度に沢山焼くたい焼き(皮が厚い)

養殖タイプでも薄皮の鯛焼きがあると思いますが、天然タイプで皮が厚い鯛焼きは無いように思います。

いづれのタイプも職人技が必要であり人の好みもそれぞれですが、現在は炭水化物に対する抵抗感から鯛焼きにおいても皮の薄い天然の方が人気が優勢なのかなと思いました。

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藤原 敏夫

1974年生まれ。ポール・ボキューズ、ノブTOKYOで製菓製パン、ペストリーを学び、日本人唯一MOF取得者の美ノ谷靖夫氏に師事。独立してベッカーフジワラを15年経営して廃業。現在はブーランジェリー職人として勤務しながら、経験を活かした記事を執筆中。

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