焼き芋を作るとき、さつま芋を塩水に浸けると良いって聞いたことありませんか?
何故焼き芋は、作るとき塩水に浸けると良いと言われているのかについて、紹介していきます。
本当に塩水に浸けると良いのか
結論から、焼き芋を作るときは塩水に浸けると良いとされます。
何故なら、塩水に浸けることで「味の対比効果」により甘みが強くなるからです。
味の対比効果とは
「2種類以上の違った味を混ぜ合わせた時に、どちらか一つあるいは両方の味が強く感じる現象の事を言います。一般にはどちらか一つの味が強く、それに対して他方の味が弱いときに起こりやすい現象です。」
引用元:【基本の味】味の相互作用 - 東京の調理師学校・調理師専門学校|日本調理アカデミーで調理師免許取得
味の対比効果とは、二種類以上異なった味が混ざることで、より味が強く感じる現象のことを指します。
「塩キャラメル」などの塩スイーツを思い浮かべれば、より分かりやすいです。
塩スイーツは、甘いスイーツに塩を加えることでより甘みが引き立って美味しさを増しています。
さつま芋も同じ原理で、さつま芋の持つ甘さをより引き立てるためには、塩水に浸けることが良いことがわかります。
どれくらい塩水に浸ければいいのか
500ccの水に対して、7gの塩を入れて、最低1時間以上浸けておくと良いとされます。
早く食べたいのであれば1時間、より美味しく食べたいと考えるのであれば、一晩(半日)ほど浸けておくと良いです。
個人的には、3時間は最低でも浸けておくと甘さが引き立つ印象でした。
時間や甘みの調整は、各個人の好みもあるので、試してみてはいかがでしょうか?
美味しい焼き芋の作り方
材料
- さつま芋
- 1ℓの塩水(塩:大匙1杯または、水に対して濃度1%の量)
- キッチンペーパー(さつま芋を包める大きさ)
- ラップ(オーブンまたはトースターを使用する場合アルミホイルを使用)
①水洗いしたさつま芋を、塩水に浸けます。浸ける時間は最低1時間です。
可能であれば、一晩(半日)ほど浸けておきます。
②塩水から取り出したさつま芋を、キッチンペーパーでくるみその上からラップ(アルミホイル)をまきます。
この時、キッチンペーパーを塩水に浸けると、より塩分をさつま芋にしみこませることができます。
③電子レンジ/トースター/オーブンで焼きます。
機種などによって変わるため、以下に記載した時間は目安です。
電子レンジ:600W10分
トースター:250度30分
オーブン:150度で25〜35分
まとめ
美味しく糖度の高いさつま芋を買わなくても、美味しく甘みのある焼き芋を作る方法がわかりました。
美味しい焼き芋を作りたいと思ったときに試してみてはいかがでしょうか?