サクサクした食感やすぐに食べられる手軽さから、多くの人に愛されているコーンフレーク。
砂糖などで甘く味付けされているものが多いため、子どもにも人気の食べ物です♪
「おいしいし簡単に食べられるから、パクパク食べれちゃう!」
チョコ味やストロベリー味など様々なフレーバーが楽しめるコーンフレークもあるので、ついつい食べすぎてしまいますよね。
しかし、おいしいからと言って大量に食べてしまうと、どのような影響が及ぶのでしょうか。
ここでは、コーンフレークを食べすぎるとどうなるかについて調べていきたいと思います。
そもそもコーンフレークとは?
コーンフレークとは、「コーンミール」と呼ばれる乾燥させたトウモロコシを挽いて粉にしたものを、加圧して圧搾し、薄い破片(フレーク状)に成形したシリアル食品です。
器に入れて、牛乳をかけることですぐに食べられる手軽な食品の為、時間のない朝やちょっとしたおやつとして食べるにはぴったりですよね!
コーンフレークは元々は健康食品としてアメリカで開発されたものなので「健康にいいならどれだけ食べても大丈夫!」と考える人もいるかもしれません。
果たして本当にそうなのでしょうか?
食べ過ぎてしまうとどうなるの?考えられるリスクは?
結論から言えば、食べすぎはよくありません!(コーンフレークに限ったことではありませんが…)
なぜなら、コーンフレークを食べすぎると様々な健康トラブルを引き起こしてしまうからです。
その原因は、コーンフレークに含まれる大量の「砂糖」や「甘味料」にあります。
コーンフレークはトウモロコシから作られていますが、甘くて食べやすい味付けにするため、原材料の中には多くの砂糖や甘味料が使用されています。
砂糖や甘味料を摂りすぎてしまうと、エネルギーとして活用されなかった分が脂肪として蓄積されてしまい、当然ながら体脂肪が増えて肥満体形になってしまいます。
それだけでなく、イライラや肌荒れ、動脈硬化や糖尿病など様々な症状があらわれ、健康を損なう恐れがあるのです。
さらに、牛乳と共に流し込んで食べることができてしまうコーンフレークは、白米などに比べて噛む回数が少なく、満腹感を得られにくい食品といえます。
腹持ちが悪いとすぐにお腹が空くため、「もっとたくさん食べて満足したい!」「足りない!おかわり!」と、食べすぎに繋がってしまうのです。
筆者自身も、朝食でコーンフレークを食べたときには1杯では物足りず、おかわりを求めて何度かキッチンへ足を運んだ経験があります…
たくさん食べたい人にとっては、少し物足りないかもしれませんね。
コーンフレークのカロリーは高いの?低いの?
ちなみに、コーンフレークのカロリーがどのくらいかご存知ですか?
「え?太りやすいなら当然カロリーも高いんじゃないの?」と思われがちですが、実はコーンフレーク1食分のカロリーはそれほど高くありません。
代表的な主食である白米や食パンの100gあたりのカロリーと、一般的なコーンフレークのカロリーを比較してました。
- 白米:168kcal
- 食パン:264kcal
- コーンフレーク:381kcal
100gあたりではコーンフレークが一番カロリーが高いですね。
しかし、コーンフレークは1食あたり40gを標準的な量としているので、カロリーとしては152kcal。
牛乳(200ml)をかけて食べた場合は285kcal程度となります。
コーンフレーク1食分の40gというのは、200ml(cc)の計量カップ1杯分程度になります。
個人の活動量にもよりますが、一般的な成人男性なら1日で2,300kcal、成人女性なら1,700kcal程度のカロリーを摂取する必要があります。
1食分のカロリーを単純計算すると、成人男性なら800kcal程度、成人女性なら600kcal程度が目安なので、カロリーだけで見れば問題はないのです。
だからといって、コーンフレークの量を増やすだけではお腹も満足しませんし、食べすぎてしまうと上述したように様々な健康トラブルを招きかねません。
それに、コーンフレークのみの食事は、カロリーが足りないのに砂糖や甘味料が大量に使われており、栄養バランスも偏ってしまうので、おすすめできません。
コーンフレークのヘルシーな食べ方3選!
「それでも私はコーンフレークが食べたい!」
「コーンフレークの太らない食べ方はないの?」
そんな人達におすすめの食べ方を3つご紹介します。
①牛乳の代わりに豆乳や低脂肪牛乳、無脂肪牛乳をかける。
ヨーグルトと食べる際にはプレーン味や低脂肪などを選ぶ。
定番の食べ方ではありますが、牛乳やヨーグルトをかけて食べることで、おいしいだけでなくカルシウムや乳酸菌もとることができるのでおすすめ!
しかし、脂肪分の高い牛乳や甘いヨーグルトを選ぶと、コーンフレークと一緒に食べたときのカロリーが高くなってしまうので注意してください。
②イチゴやバナナ、キウイなどの果物と一緒に食べる
コーンフレークに好きな果物を混ぜて食べれば、ビタミンや食物繊維が摂取できるだけでなく、食べ応えもあり腹持ち度もアップ!
コーンフレーク1食分の物足りなさを補ってくれるはずです。
③糖質を抑えたヘルシーなシリアルを選ぶ
トウモロコシや小麦などの「穀物を原料にして作られたもの」を総称してシリアルと呼びます。
つまり、トウモロコシから作られているコーンフレークはシリアルの一種なのです。
シリアルにはコーンフレークの他にも、グラノーラやミューズリー、ブランなどが存在します。
近年の健康ブームに乗って、各社から様々な種類のシリアルが発売されており、最近では甘いものだけでなくダイエット向きのものや糖質オフの商品もたくさんあります。
中にはビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれていたり、プロテインが摂取できるものもあるので、自分の好みやライフスタイルに合わせて選んでみてください。
まとめ
今回はコーンフレークの食べすぎによる身体への影響と、ヘルシーな食べ方についてまとめました。
ぜひ、コーンフレークの「食べる量」と「食べ合わせ」に気を付けて食べるようにしてみてください。
健康な身体を維持するためにも、砂糖やシロップなどで甘く仕上げられたコーンフレークばかりを大量に食べることは控えてくださいね。
食べすぎて後悔してしまう前に、自分に合った食べ方を見付けてみてはいかがでしょうか。