- 福砂屋のカステラを買おうとしたら、値段が予想以上に高くてびっくりした。
- 何か高い理由があるの?
長崎土産や手土産としてよく名前があがる『福砂屋』。
『買ってきて』と頼まれたのでデパートに買いに行ったら、予想以上に高くてびっくり!
高いとは思ってたけれど、スーパーで買うカステラとは雲泥の差。
この差って何だろう?
今回は、そう思った方に向けて、カステラのブランド『福砂屋』さんについて調べてみました。
読んだ後には、福砂屋のカステラを納得して購入することが出来ると思いますし、福砂屋のカステラについて少し詳しくなれると思います。
なので、お渡しした相手との会話も弾むかもしれませんよ!
簡単に結論だけ書いておきますね。
福砂屋のカステラが高い理由は。
です。
それでは、詳しく述べていきますね!
福砂屋のカステラが高い理由は?
最初に述べましたが、福砂屋のカステラが高い理由は、材料と製法に深いこだわりがあるから、です。
公式サイトにギュッと凝縮されています。
ひとつずつピックアップしていきますね!
こだわりその1、ミキサーを使わない
生地作りの動画です。
見てのとおり、ミキサーを全くつかっていません。
滑らかなカステラのタネに仕上がるまで、丁寧に混ぜ続けます。
『ミキサーを使わずに、手わざにこだわったカステラ作り』と公式サイトでも謳っています。
ずっと混ぜ続ける、職人さんのこだわりには脱帽です!
こだわりその2、素材への思い
素材というと、原材料のことですよね!
なので、原材料を調べてみました。
- 卵
- 小麦粉
- 砂糖(上白糖)
- 砂糖(双目<ザラメ>糖)
- 水飴(米飴)
はちみつでお菓子を作ることで、しっとりさせたり、はちみつ独特の風味を加えたりすることができます。また、冷めても硬くなりにくく、焼き色もキレイに出ます。
しっとり感を出したり風味付け、あとは冷めても硬くなりにくくさせる、という役割ですね!
蜂蜜が入っていなくてあのしっとり感とは、すごい技術なのだと実感しました!
双目糖はハードシュガーとも呼ばれ、さらさらしていることが特徴で、グラニュー糖、中双(ちゅうざら)糖、白双(しろざら)糖のことを言います。
「ざらめ」の由来には、(1)上白糖などに比べて結晶が大きく感触がザラザラしている、(2)「さらさら」が物事の滞りない様子を表す副詞であり、結晶が手のひらからこぼれ落ちる様子、などがあります。
引用元・色々な砂糖の名前と由来
やはり、カステラの底についている美味しい砂糖の事でしたね!
材料の中の『卵』には、さらに深いこだわりがあるらしく、保管方法や、季節ごとの卵の状態にあった技術に英知を注いでいるとのことです。
毎年、卵供養の法要をするらしいですよ!
こだわりその3、職人の手作業のみで行われる『別立法』
最初にも述べましたが福砂屋のカステラは、職人によってミキサーを使わずに生地を作ります。
生地を手で混ぜる方法には、材料を全部混ぜて一気に混ぜる方法と、分けて混ぜる方法があります。
『別立法』とは、材料を分けて混ぜる手法です。
卵を手で割り、黄身と白身を分け、白身を混ぜてから、ほかの材料を足していくそうです。
手間のかかる作業ですね!
こだわりその4、ザラメを残す巧みな技術
福砂屋の特徴と言えば、カステラの底に残る美味しいザラメですよね!
底のザラメは、あとからつけるものだと思っていましたが、実は。
古くからの長崎カステラの特長のひとつに、カステラの底の方に感じる、かすかに歯にあたるシャリッとした口当たりがあります。これは、生地の底に残る角の取れたザラメ糖の感触です。
材料を撹拌するときに、ザラメ糖の角をすり減らしながら、生地になじませるという技術によるもので、その一部を沈殿させて残すという手作りならではの方法だといえます。季節や温度の具合によって、ザラメ糖がカステラに溶け込んでしまう場合もありますので熟練を要する技術です。
引用元・福砂屋公式サイト
職人の技術のたまものというわけです。
まとめ
福砂屋のカステラが高い理由は、こだわった素材と製法によるものでした。
- その1、ミキサーを使わない
- その2、素材への思い
- その3、職人の手作業のみで行われる『別立法』
- その4、ザラメを残す巧みな技術
ここまでこだわり抜いて作られているので、福砂屋のカステラは美味しいし、高いという訳です。
これだけ手間をかけて作られている福砂屋のカステラなので、お値段は高いですが、それもブランド力となっている事ですし、胸を張って『手土産です』と持参できると思います。
参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。