マクドナルドにはどんな歴史がある?
アメリカで生まれ、世界中で展開する一大ファストフード店といえば、マクドナルド。
実はマクドナルドの歴史は、マクドナルド兄弟が店をスタートさせた1940年から数えるとすでに80年以上続いています!
この記事では、本場アメリカのマクドナルドの歴史、そして日本のマクドナルドの歴史をサクッとまとめてみました。
この記事を読めば、マクドナルドにまつわるちょっとした小話ができるようになるかも。
マクドナルドの歴史:本場アメリカ編!
マクドナルドアメリカのサクッと年表
まずはマクドナルド誕生の地、アメリカの歴史をサクッと年表で見てみましょう。
1940年 | マクドナルド兄弟がドライブインレストランを開店 |
1948年 | マクドナルド兄弟のレストランがハンバーガー店として繁盛 |
1955年 | レイ・クロックがマクドナルドのフランチャイズ権を獲得、直営一号店を開店 |
1961年 | レイ・クロックがマクドナルドを買収、ハンバーガー大学を設立 |
1963年 | ロナルド・マクドナルドをCMに起用 |
1990年 | 共産圏初・モスクワでマクドナルドを開店 |
1999年 | スピードと食品ロス対策の新調理システム(MADE FOR YOU)導入 |
2009年 | アイスランドからマクドナルド撤退 |
マクドナルドの歴史を一番最初から数えたら、もうすでに80年が経過しているんですね!
アメリカでファストフードの歴史が始まったのは1920年代と言われているので、決して開店は早い方ではないですが、着実に成長・成功してきたのがマクドナルドです。
創業者:マクドナルド兄弟
マクドナルドの創業者は、モーリス・マック・マクドナルドとリチャード・ディック・J・マクドナルドという兄弟です。
家族の名前がそのままお店の名前になっていたんですね!
1940年当初はドライブインレストランとして創業し、いろんなメニューを提供しましたが、結果ハンバーガー店として成功しました。
早さと安さが売りのハンバーガー店は繁盛、それに目をつけたのがレイ・クロックというセールスマン。
最終的にマクドナルドはレイ・クロックの手にわたり、彼の手でアメリカ中で有名なお店にまで発展しました。
実はこのあたりのストーリーがかわいそうと言われているので、気になる方は下の記事を見てみてくださいね。
一号店:カリフォルニア
マクドナルド兄弟がハンバーガー店を開店させたのはカリフォルニア州の田舎町でした。
マクドナルドのシステムにチャンスを感じたレイ・クロックが開店させたフランチャイズ一号店は、イリノイ州。
残念ながらマクドナルド兄弟のお店は閉店していますが、カリフォルニア・サンバーナーディノには当時の店舗の雰囲気がそのままマクドナルドミュージアムとして残されています。
当初、ハンバーガーの値段は1つ15セント!
物価の変動もありますが、日本円で考えると大体15円くらいなので、当時でもかなりお手頃だったのではないでしょうか。
キャラクター:スピーディとロナルド
マクドナルド兄弟が売りにしていた「スピード」をそのまま表していたのが、「スピーディ」というキャラクター。
その後彼が歴史の表舞台に登場することはほとんどありませんでしたが、2021年には日本のマクドナルドで50周年記念としてスピーディデザインのパッケージが復活しました。
スピードを表しているのにゆるーいイラストで、なんだかホッとした気分になります(笑)
ピエロのキャラクター「ロナルド・マクドナルド」が登場したのは1960年代になってから。
1963年にロナルドはCMデビューし、マクドナルドを代表する有名キャラクターになりました。
ちなみに、ロナルドは日本語名はドナルド。
そういえば最近彼を見かけないなあ...と思った人は、下の記事も見てみてくださいね。
ロゴ:Mマークと赤と黄色
マクドナルドといえば、黄色いMのロゴマークと、赤と黄色のビビットなカラーのイメージが定着しています。
このカラー展開とマークはフランチャイズ一号店から採用されているもの。
実は今ではマクドナルドのMとして認識されているロゴマークですが、その昔はMではなくてゴールデンアーチをイメージしアーチを2重に重ねたマークでした。
今ではロゴはシンプルに黄色いMだけで統一されています。
基本的に赤と黄色のカラーを崩さないマクドナルドですが、世界には景観を守るために建物の色彩が制限されている場所もあるため、場所によっては違うカラーのマクドナルドもあるんですよ。
カラーの違うマクドナルドはレア感があるので、しっかり写真におさめちゃいましょう!
マクドナルドの歴史:本場直轄日本編!
マクドナルド日本のサクッと年表
本場でマクドナルドが誕生してから30年ほどで、日本にもマクドナルドが誕生します。
ここで、日本のマクドナルドの歴史を年表で見てみましょう。
1971年 | 最初の店舗が銀座に開店 |
1973年 | テレビCMスタート |
1977年 | ドライブスルーを導入 |
1990年 | すべての都道府県で店舗を展開 |
2004年 | アメリカに続き新調理システムを導入 |
2010年 | マックデリバリーを開始 |
2017年 | UberEatsが使えるように |
2019年 | サービス向上のため未来型店舗体験スタート |
2020年 | すべての店舗でモバイルオーダーを導入 |
ここ数年はデリバリーやモバイルオーダーなどシステムの充実がすごかったようですね。
2021年には日本マクドナルドは創業50周年!
押しも押されもしないファストフード店に成長してきました。
創業者:藤田田
日本マクドナルドの創業者は、藤田田さん。
まだまだ日本では洋食が一般的でない時代にファストフードを日本でスタートさせた、ファストフード業界のパイオニアともいえるビジネスマンです。
日本でかなり成功しているマクドナルドですが、実は日本マクドナルドはあくまでアメリカのフランチャイズ。
アメリカの直轄なのでマニュアルはほぼ同じですが、日本のマクドナルドのサービスは素晴らしいと定評があるようですよ。
一号店:銀座
日本で初めてマクドナルドがオープンしたのは1971年、銀座三越の中でした。
今でいうポップアップショップのような感覚で、テイクアウトの専門店としてオープンします。
その後銀座晴海通りに店内で飲食できる店舗がオープンしましたが、現在はその店舗も閉店してしまいました。
日本のマクドナルド発祥の地は銀座、と知るとなんだかマクドナルドが高級に感じるかも(笑)
銀座三越に開店したワケ・開店裏話を知りたい人は、下の記事も読んでみてくださいね。
キャラクター:ドナルドと仲間たち
アメリカで生まれたキャラクター・ロナルドは、Rの発音が日本人には難しいということで、「ドナルド」として日本に輸入されました。
まあ、ロナルドでもドナルドでもどちらでもいいみたいですが(笑)
ちなみにその昔、ドナルド以外にもマクドナルドにはキャラクターが複数いたのを知っていますか?
バーディ、グリマス、フライガイ、フライキッズ、そしてビッグマックポリス。
全てアメリカから来たポップなキャラクターたちですが、今ではみんな消えてしまいました。
そのため、今ではキャラクターグッズがレアな商品として高値で取引されているようですよ。
消えたキャラクターが気になる人はこちらもどうぞ☆
日本の独自メニュー
日本のマクドナルドはアメリカのフランチャイズですが、それでも日本人の好みに合わせた独自メニューをたくさん発売してきました。
てりやきマックバーガー、月見バーガー、えびフィレオなどはそのいい例です。
特にてりやきマックバーガーは海外でも好評で、海外で販売されていた時期もあったようですよ。
確かにあのあまじょっぱい感じ、なんとなくバーベキュー味に似ている感じもあり、海外でもウケそう。
他にもその時代を反映した独特なメニューもたくさん出しているマクドナルド、日本のメニューの歴史は別の記事でまとめています↓
マクドナルドの歴史は長かった!
マクドナルドは、アメリカで創業し、日本はもちろん世界中で成功したハンバーガーチェーン。
時代を先取りするシステムや、時代に合わせたキャラクターやメニューでいつの時代も人気を獲得してきました。
世界中で変わらないクオリティと味を再現しているので、どこへ行ってもマクドナルドを見るだけでホッとしてしまうのは私だけでしょうか(笑)
日本独自のメニューなどオリジナル要素は出しながらも、基本的なマニュアルを変えない姿勢は世界中でうまく展開する秘訣なのかもしれないですね。